アカイさんのレビュー一覧
投稿者:アカイ
非色
2023/04/25 19:41
現代人必読
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
女の生きづらさ、多様性、格差などなど、最近よく聞くようになったキーワードに世界が無自覚だった時代の物語。こうしたワードを知らない主人公がその全てに正面から向き合う姿勢は、教科書的な知識では得られない苦しみの「感触」を読者に与えます。現代の私たちこそ読むべき一冊です。
2023/07/23 08:35
オタク滋養の宝庫
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
カレー沢先生の他連載での名言「何かに狂ってるオタクは滋養がある」を濃縮した一冊です。自分は創作もしないし、オタクとしてのレベルも低く、本書に登場する高次元なお悩み相談には正直あまり共感するところはありませんでした。しかし、だからこそプロスポーツを観戦のような、他者の熱に圧倒される快感を覚えることができました。創作者・オタクって大変そうだけど、楽しいんでしょうね。
2025/03/01 15:50
どれを作っても美味しい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
掲載作品を複数作りましたが、どれも非常に美味しいです。これホントに美味しくなる?と疑うような材料の使い方でも美味しくなるからビックリ!
さすがに10分で作れるメニューはほとんどないし、タイトル詐欺は否めませんが、日常的に料理する人なら簡単と思えるレシピばかりです。
2024/08/29 14:02
可愛くて、笑えて、ちゃんと怖い!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ギャグとホラー、そして青春胸キュン要素のバランスが素晴らしいです!それも、ホラーシーンにツッコミを入れるような、怖さ半減のギャグホラーではなく、ちゃんと怖いです。日常ループ的なギャグではなく、青春漫画としてのストーリーもしっかりしており、キャラクターの成長を応援したくなる要素もあります。1巻の時点では恋愛要素は0で、主人公2人の高校1年生らしからぬウブさが可愛くてホッコリします。
2022/10/27 14:29
これぞ踊ポン!
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評価と好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、ハマれば正しく「ポン中(=踊るリスポーン中毒)」になってしまう魅力がありました!あらゆる意味で強い女好きな方には刺さります。
ファンとしてはもっと掘り下げてほしいキャラやエピソードがあり、この最終巻は腹八分目といった印象でした。しかし彼らの日常がこれからも続きそうと思わせる終わりはギャグらしく、踊ポンにふさわしいハッピー具合で満足です。読了後、先生のSNSで上がっている小ネタを一気見すれば、きっと満腹になるでしょう。途中で止まってる方にも是非読んでいただきたい最終巻です。
2025/03/07 16:01
誰にでも勧めやすい3・11体験記
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震災の経験は風化させるべきではないと知りつつも、辛い体験や暗い話題はついつい目を背けたくなるもの。この作品は「他人事」だと思いたい津波経験談と、「我が事」に感じられる家族あるあるが絶妙なバランスで共存した怪作です。肩の力を抜いて、家族コメディエッセイとして読んでほしい。
2025/03/01 16:02
読む手が止まらない
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読み始めたら止まれない。続きが気になってもう何も手につかない。試し読み危険。セット買いしたら徹夜覚悟で楽しんで。
2025/03/01 15:58
松本大洋の最高傑作
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どれも素晴らしい松本大洋作品ですが、原作があることで、その芸術的な絵、心の機微の描き方、物語の語り様が存分に味わえる作品だと思います。漫“画家”松本大洋の最高傑作です。
2025/01/31 16:38
可愛くて可笑しいのに心かき乱される
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良くも悪くも心をかき乱されるシーンが多い巻です。1巻からずっと可愛いし、ギャグ要素もあるし、ヘビーな展開があるわけでもないのにね。全7巻のうち1番ヤコとポコらしい気がします。
2025/01/31 16:30
嫌悪感と愛のトラウマ作品
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ヒーローを応援する普通の人間たちを、その視線を一身に引き受けるヒーロー目線で描く異色作。応援と愛の不気味さと、守られる側でいる不遜な傲慢と、それでもなおヒーローに見捨てるという選択肢を与えない生物としての弱さが、目を覆いたくなるほどの丁寧さで描かれています。登場する人間たちへの嫌悪感と、ブーメランように突きつけられる問いに、本を閉じたくなりましたが、読むのをやめれず夢中のうちに一気読みしてしまいました。みんなを嫌いになっても人々を守るのは果たして愛なのか。ずっと記憶に残るトラウマ作品です。
2024/12/07 16:10
途方もなくグロテスク
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町が見えない壁で覆われたら…思考実験のようなエピソードが面白かったです。けれど、ありきたりなSFや密室ミステリの設定のはずなのに、状況を打開するヒーローや名探偵がいないと、文字通り袋小路。どこにも行けない、どこにも帰れない、途方もない虚無と諦念と怒りと絶望を、こうも生々しく描いた作品を、私は他に知りません。最終巻まで読んだけど、読み返したいようで怖くてまだ読み返せない。
2024/11/16 14:37
何度でも読みたい
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大きなギャグやドラマは(1巻時点では)ない作品ですが、だからこそいつでもどのページからでも読み返したくなる魅力がありますあ。この作品に出会えてよかった。
2024/09/20 14:03
ずっと同じずっと安心
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恋愛要素やシリアス展開が来そうで来ない。良くも悪くも安定してて、ずっとギャグです。でも新キャラや新情報も投入されて飽きません。
2024/08/29 13:53
全てが良い
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絵、台詞回し、設定、すべてが独特です。面白いや可愛いといった、普通の形容詞が似つかわしくない作品で「良い」としか言えません。ハマる人とそうでない人の差が激しいと思うので、試し読みをしてからの購入をおすすめします。あと絵がとても良いので、ぜひ大判の神コミックで買って欲しい。
