塵芥さんのレビュー一覧
投稿者:塵芥
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満月と近鉄
2021/09/20 23:11
不思議な小説
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奈良は京都ほど注目されない土地です。でも、奈良は魅力的な土地です。科学の時代にあっても、奈良に行くと不思議な話や伝説が生きているのではないかと思わせてくれます。この小説はそんな気持ちを後押ししてくれます。4つの短編集から構成されます。特に印象に残ったのはナラビアン・ナイトと満月と近鉄、前者の話は一人の女性大学院生が生駒に住む老人に、奈良町の鬼伝説と融合させた奈良風の「千一夜物語」を語ります。異世界に誘ってくれます。後者は小説家を目指す浪人生が勉強を中断し、突然、生駒山の麓のアパートを借り、数ヶ月間、小説の執筆に没頭します。その最中に出会った佐伯さんという女性に出会い、不思議な体験をします。読んで 絶対、損はしないと思います。
仏教発見!
2021/09/20 22:18
誰かに話したくなる
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奈良や仏教の魅力がつまった本だと思う。大仏や仏像、お寺や僧侶に関するエピソードなど友達や家族に話したくなる内容です。この本を片手に奈良の観光をすれば、より深く仏教の理解が深まるでしょう。著者によれば 仏教のキーワードは縁起と慈悲だという。縁起は科学の因果律に似ていると思った。慈悲は生きとし生きるものを愛おしむ心だという。鑑真や叡尊、法然、最澄などお馴染みの僧侶が登場し、著者の思いを通して語られます。著者の仏教観が色濃く出た本だと思います。その意味で読者も本を通じて色々な仏教に対する思い、発見があるかもしれません。
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