やとちんさんのレビュー一覧
投稿者:やとちん
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詳解労働法 第2版
2021/10/12 09:20
労働法の全てがわかる
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現在の働き方に関する法律、労働者を守るルールはどうなっているのか、大きな関心があるだろう。
現実問題、雇われている僕たちの実質賃金が10年前からほとんど増えていない、非正規で働く人たちが38%にも達している事実、そして、コロナ禍での「雇用調整助成金」や様々な支援金や給付金が乱立している状況を前に、僕たち労働者の多くは不安だろう。
本書は、2019年に初版が出てから2年で2版が出た。それだけ、労働法や働くルールはめまぐるしく変更している。
とても分厚い本であり、学者が書いたものだから、とっつきにくいと思うかもしれない。
しかし、今の制度がどうなっているのかをしっかり知るならば必須の本だと思う。
男性の育児休業も充実されるし、他方、定年後70歳まで就業希望している人には企業が雇用などの努力義務を負っている。
いかに労働法や働くルールが身近なもので、それが年金とも絡み、僕たちの将来設計に大きな影響を与えるか。
専門書の部類に入る本だが、難解な学説は抜きに、多様な裁判例なども含めてさらっとでも目を通して、今後の働き方を自分自身のこととして考える上で、最適なものと思う。
残念なのは、若者の雇用、フリーランスの記述がまだ少ない点だ。
アフター・アベノミクス 異形の経済政策はいかに変質したのか
2023/01/10 08:28
アベノミクスの後に何があるのか
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著者の軽部氏によるアベノミクス三部作の最後になる。まさかの安倍元首相急逝があったが、アベノミクス自体を検証する必要性は変わらない。著者曰く、検証を放棄することはジャーナリズムの存在意義が問われるのである。
これまでの前2書でも幅広い関係者への取材を通じて、この異形の経済政策がどのように行われてきたのか、まるで政治小説を読むかのようにワクワクしながら読んだ。
安倍氏が退陣後も精力的に自民党会合で経済・財政に関して発言していたこと、その詳細も書かれており、とても興味深かった。
今後、本書に続き、アベノミクスについての百家争鳴の議論が続くことを願う。
社会保障法 第3版
2022/07/14 17:57
待望の最新版
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コロナ禍は社会保障制度にも大きな影響を及ぼしている。
国民年金保険料が支払えずに減免を受けざるを得ない人もいるだろうし、それが将来の給付額にどう影響するか、失業に伴う基本手当の受給中に再就職できるか、生活保護受給者の増加も懸念される。他方で人手不足も言われている。
国民生活全般にコロナが影響しているとも言い換えることができよう。
本書はそうした国民生活に関わる「社会保障法」の制度を網羅したものだ。難解な学術書という書きぶりではなく、字体も大きいと思う。お薦めな一冊。
近代を彫刻/超克する
2021/12/10 07:40
彫刻の意味を考えよう
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通勤や通学時、また観光で銅像や石碑を見かけたことはあるだろう。ただ、近づいていって誰なのか、どのような業績があったのか、そして、なぜこの場所に在るのかを確認する人はどのくらいいるのだろうか。
公共の空間に置かれている彫刻を思索するにはうってつけの一冊。2020年米国でのBLM運動と銅像との関連にもしっかりとフォローしている。
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