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Fontanaさんのレビュー一覧

投稿者:Fontana

3 件中 1 件~ 3 件を表示

鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか

2021/12/08 21:46

2022大河ドラマ「鎌倉殿の13人」予習

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2021年の大河ドラマは見なかったが、2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。源平合戦ー鎌倉幕府ー北条氏の覇権ー承久の乱、この間の流れは人物が錯綜していてわかりにくい。それを三谷幸喜が大河ドラマにするというのだから、かなり面白そうだ。ただし、登場人物が多く人間関係も複雑なので、深く楽しむためにはかなり予習が必要。というわけでドラマの時代考証を担当する坂井孝一氏の著書を読んでみることに。

まずはドラマの主役である北条義時(小栗旬)の視点を重視して書かれたのが本書。本書中に著者の大胆仮説として提示されている源頼朝の最初の妻・八重(新垣結衣)がのちに北条義時の妻になる(いわゆる〇兄弟)あたりは興味深い。ただし、この本だけではまさに北条義時の視点からしかわからないことが多すぎて・・・

結局、3冊読まされることになる・・・同じ時代を立場の違う三者の目線で描くという著者の戦略にまんまと乗せられることに。

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保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

2021/12/08 21:44

「進歩主義」の時代の終わりに

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「今日と同じでない明日」、そんな時代があった。そんな時代は大きな変革・革命・戦争で始まる。フランス革命、ロシア革命、日本で言えば明治維新や1945年の敗戦。そういうガラガラポンがあって過去を清算して新しい世界を作る、それが「進歩主義」。しかし、進歩主義の行きつく果ても結局は停滞であることは歴史が証明したし、今現在、われわれも停滞の時代にいる。

「保守主義」とはそういうガラガラポンを否定する。伝統と歴史を重視し不具合を修正しながら過去につながる明日を愛する、それが「保守主義」。「保守主義」の本家はガラガラポンなしに帝国となったイギリス。そしてアメリカ。

系譜をたどれば、エドマンド・バーク、T.S. エリオット、G.K. チェスタトン、ハイエク、オークショット。アメリカではヴィーヴァー、ラッセル・カーク。アメリカには反知性主義、リバタリアニズムと流れてフリードマン、ノージック。一方、別の保守ネオコン側からの保守革命(レーガン)となるが。このあたりまで来ると本来の「保守主義」と混淆して判然としなくなってくる。

判然としなくなってきたのは、「保守主義」のカウンターパートである「進歩主義」そのものが行き詰りを見せているからでもある。工業化・電子化・グローバル化の果てにもはや「進歩主義」では立ち行かないことがわかってきた、そういう世の中で若者たちがそもそも保守的だったりという現象がおこる。

そこで本著の「はじめに」にあるチャーチルの言葉「20歳のときにリベラルでないなら情熱が足りない。40歳の時に保守主義者でないなら分別がたりない」にもどる。私も含めて「進歩主義」の長い戦後を生きてきた世代は、今でも、60歳でも「進歩主義」を是としているのではないか、まさに分別が足りない。この本によって真の保守とは何かを考える。

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花粉症と人類

2021/12/08 21:50

あくまでも花粉症の文化人類学(医学的ではまったくありません)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本によれば、日本で花粉症がポピュラーになったのは1980年代とかなり新しい(今となってはそうでもないか!?)。1980年にはまだ20代だった私の認識でも大学あたりまで花粉症という言葉自体あまり聞いたことがない。その後、聞くようになっても「なんか、かっこつけてるんじゃないの、鼻水たらしてるくせに」みたいな反応が一般的だった。それから40年経って、若年層の半数以上が花粉症だというから驚き(推定有病率61.6%)。迫ってくる花粉症の蔓延の波をギリギリ逃れた世代なのだと実感。

世界三大花粉症はイングランドの「牧草花粉症」、アメリカの「ブタクサ花粉症」、そして日本の「スギ花粉症」。原因が花粉という解明にはダーウィンもからんでいた。そしてなぜか文明化と花粉症がリンクしていることから花粉症の国=文明国みたいな優性思想も出現。アメリカでは、花粉が来ない場所に避暑ならぬ避花粉リゾートができた、ブタクサの除草剤の開発と除草剤耐性ブタクサのいたちごっこ・・など花粉症の歴史と文化人類学的考察が丁寧に語られる。それはそれで大変におもしろい。

ただし花粉症の人が、花粉症が良くなるヒントが書かれているのかなと思って読むと、そこはまったく書かれていません。著者は植物学者で、人間を翻弄する花粉の味方かもしれません・・・

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