岸谷さんのレビュー一覧
投稿者:岸谷
白夜行
2022/02/22 22:53
読み進めるのが苦しい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常にページ数が多く、数多くの女性が犯罪に巻き込まれるため、人によっては読む事が苦痛に感じるかもしれません。
また、2人の心理描写がほとんどなく、淡々とした文章なので本当は何を考えていたのかは全て読者の想像に任せられています。
その中でも私が特に思ったことを連ねると、
・亮司が高校の時に売春商売をしていたこと
=幼少期に売春させられていた雪穂のミラーリング(男女性別転換+売る側と売られる側の転換)なんでしょうね。
ここの描写こんなにいるか?と正直思ってましたが、複線だったとは…
・亮司が一番隠したかったことは、雪穂が幼少期に犯されていたことなんだろうなぁ、ということ
作中で繰り返し語られますが、魂を奪うと表現されるほど傷を残す行為であり、このことから彼は雪穂の魂を守りたかったのだろうなと強く感じましたら。
表題の通り、白夜の中を歩くような人生でしたが、私はどちらかというと極夜(日中でも太陽が沈んでしまっている状態)に亮司はいて、雪穂こそ白夜(夜なのに太陽があり明るいように見える)にいる状態なのでは?と感じました。
似て異なる対極なイメージです。
かがみの孤城
2022/02/22 22:55
感動の大作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本屋大賞に選ばれていたのを見て、ずっと読んでみたいと思っていた作品。
電車の中でラストを読んでいたのですが、涙が止まらず大変でした…
あちらこちらに伏線が張り巡らされ、2回読んでも楽しめそうな話でした。
オーダーメイド殺人クラブ
2022/02/22 22:04
ぜひ読んで欲しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
自分が中学生だった頃、「カーストの上位層は毎日キラキラ輝いていて楽しそう」としか思っていませんでした。
だけど、この本を読んで彼女達の生きる世界も窮屈で、大変な学校生活を送っていたのかもしれないな…と考えるきっかけになって良かったです。
驚くほど中学生の感情がリアルで、自分の学生生活を思い出しながらグイグイ読み進められ、非常に好みの小説でした。
52ヘルツのクジラたち
2022/02/22 19:30
52ヘルツのくじら
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本屋大賞を受賞し、何かと話題になったこの小説。
虐待されている子供の話と帯を見て知って、買う勇気がなかったのですが、ついに購入したところものの数日で読み終わってしまいました。
悲惨な描写も多くあり、こんな体験をした人間がどうやったら強く生きていけるのだろうと考えながら読み進めましたが、やはり一筋縄に幸せは掴めず、もがきながら生きていく様に胸が打たれます。
52ヘルツで鳴く全てのクジラ達が、きちんと仲間に出会えて幸せになれることを願ってやみません。
チェンソーマン バディ・ストーリーズ
2022/02/16 22:37
チェンソーマン最高!!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
チェンソーマン初の小説作品。
正直なところ、原作が映画のようなコマ割りを使って「絵で見せる」場面が多いため、文字情報だけでチェンソーマンが成り立つのか不安でしたが、そんな杞憂を吹き飛ばしてくれました。
まず、デンジやパワーのキャラクター性を作者の方がしっかり理解して、彼らのセリフに違和感がないよう落とし込んでくれています。また、合間に出てくる原作者の挿絵も読み手の想像力を掻き立ててくれます。
そのおかげでチェンソーマンのファンとして、ストレスなく読むことができました。
特に最後に収録されている江ノ島編は、ファンにとって非常に喜ばしくもあるのではないでしょうか。
個人的には、この江ノ島の話が最も原作の雰囲気と似ていて楽しめました。
2022/02/22 22:50
沖縄に行きたくなる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ただの沖縄観光案内本かと思いきや、過去と現在が交錯して物語が進み、最後にはあっと言わせるどんでん返しが待ち受けていました。
3日目の章からは涙が止まらず、グズグズと読み進めていました…笑
作中に何度も出てくる綺麗な沖縄の海を大切な人と見に行きたくなる、そんな本です。
鎌倉うずまき案内所
2022/02/22 19:32
鎌倉に行きたくなります
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
題名通り鎌倉を舞台にしたオムニバス形式の小説。
初めて青山さんの作品を読みましたが、爽やかな読了感はまさしく鎌倉の海のよう。そして何より、鎌倉に行って私もこんな体験をしたい!!と強く思いました。
この方の別の作品も、読んでみたいです。
家族シアター
2022/02/22 22:49
多様な価値観の家族群像劇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
様々な価値観を持った家族が、ぶつかり合ったり絆を深めるお話で構成されている短編集。
特に好きだったのが「私のディアマンテ」
自分自身が可愛げのない勉強に偏った女だったので、感情移入してしまいました…笑
読み終わった後に実家に帰りたくなるような一冊です。
2022/02/22 22:48
複雑な母心
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
婚約者の母がこの本の「かか」と似ており、他人事ではないと一気に読み進められました。
会話だけでなく地の文も独特な方言口調で語られており、少し読みにくくはありますが、だからこそうーちゃんの苦しいという思いに寄り添えるのではないかと思います。
非常に個人的な解釈ですが、この本自体がみっくんに向けた遺書のような気がしており、うーちゃんは自殺してしまったのではないのかなぁ…とも考えてしまいました…
桜庭一樹短編集
2022/02/22 22:03
桜庭作品の真骨頂
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
無性に桜庭さんの作品が読みたくなり、読了。
この方が書く言い回しは独特なリズムを持っているようで、そこがまた癖になります。その癖が最大限に発揮されている短編集だと思います。
特にモコの話が最高に素敵でどこかおどろおどろしい雰囲気で、大好きでした。
2022/02/22 22:01
情景描写が美しい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
台湾にルーツを持つ女性と、台湾に嫁いだ日本人女性のお話がメイン。会話よりも情景描写が豊かな小説で、所々漢文が出てくるのが今までにない小説だと感じました。自分が何者なのかわからなくなり、溶けていくような感覚と焦燥感を覚えるお話でした。
図書室で暮らしたい
2022/02/22 21:57
私も図書館で暮らしたい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
辻村さんの原点が何作も書かれているエッセイ集。
沢山悩んで嫌な経験も数え切れないほどしたからこそ、辻村さんが描く世界には優しい人が多く出てくるのだなぁ、と思えました。読み終えたら「私も辻村さんのような作家になりたい!」と感じる方もいるのでは?
金色の野辺に唄う
2022/02/22 22:52
読者に委ねられる解釈
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
老女の独白から始まる、家族の形を描いた物語。
多くは語らず、「読者がそれぞれの登場人物のバックグラウンドを想像してくださいね」という雰囲気です。
生き抜くとは何なのか、人は死ぬ時に何を思って何を遺すのかといったことを考えさせられました。
読書の秋にぴったりな本です。
2022/02/22 21:59
蜂蜜が食べたい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『だれも知らない小さな国』を基にした小説ですが、原点を知らずとも楽しむことができました!
何よりはち屋という珍しい職業を知ることができて良かったです。
2022/02/22 22:47
にゃんにゃんにゃん
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
数年前に流行ったけど読んだことがなかったな、と思い読了。
小説というよりも、文体がサラサラと軽く、台本を読んでいるようでした。川村さんが専業作家ではないからかもしれません。
所々に「なんでそうなるんだろう…」という主人公の行動があり、少し首を捻りながらの読書体験になりました。
猫ちゃんの描写は可愛くて素敵でした。
