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lilaさんのレビュー一覧

投稿者:lila

8 件中 1 件~ 8 件を表示

エンブロイダリー よしおか作品集

2023/01/18 17:00

アート的な暖かさのあるイラスト集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

デジタルなのに水彩のような、「アート」と呼べるような、アナログタッチの柔らかさのある絵がたくさんあります。
著者は物語性を大事にしているようなので、そうした「何か」を感じるものが多くあり、ダイナミックさや深みを感じられます。
レイアウトも見やすく、B5サイズですが1ページに1作品まるまる使われており、絵全体をじっくり眺めることができます。
ただ横長作品も1ページなので、そうした作品は見づらいです。
画集のメイキングは他の本だとかなりざっくりしていることが多いですが、こちらのメイキングは結構詳細です。
ペンの種類やどのようなタッチで塗っているのかといったことや、解説や着彩の段階が割と細めで、技法書ほどではないけど丁寧に書かれている印象です。

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テーマからつくる物語創作再入門 ストーリーの「まとまり」が共感を生み出す

2022/04/14 10:47

テーマの「考え方」「描き方」を順を追って解説している

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者の本は『アウトラインから書く~』からすべて読んでおり、どれもどの技法書よりわかりやすく、悪く言えば型に当てはめようとし過ぎている部分もありますが、最も参考になっています(また翻訳も分かりやすいです)。
本書では、曖昧な解説がされたり書く事を否定されるテーマに関して、「そもそもテーマとは具体的に何か?」というテーマに対する認識の仕方や、「プロットとキャラクターと関連付けてどう描けばいいのか?」という技法が段階的に書かれています。
私自身、今まで何冊も技法書を読んできて、プロット、キャラクター、テーマはどれも相互に作用すると考えているので、本書で著者がこれらを「三位一体」を表現した事がとてもしっくり感じました。
「教訓を説く」のではなく「プロットとキャラクターを使って、暗喩でテーマを"描写する"」という考えから、テーマそのものから考えるというよりは、テーマを主観にしてプロットとキャラクターを行ったり来たりして考える内容になっています。そのため、著者の今までの技法書を読んだりしてプロットとキャラクターの知識を持っていないとイメージがわきづらい部分がありますが、「テーマとは何か?」という認識の仕方から始まって、「どのようにキャラクターからテーマを生み出すか」「敵対者や脇役はどのように生み出すか」という事が、段階を追いながら論理的に書かれていて理解しやすいです。また箇条書きや質問形式で書かれている事で、整理しながら理解しやすくなっています。
引用作品も邦訳されている小説や映画ばかりですし、「マーベル・シネマティック・ユニバース」など最近のエンタメ色の強い作品も多く引用されていて、現代人向けの内容になっています(ただ著者の考えとしてはエンタメ色の強い作品には否定的な模様)。
一方、あらゆる要素を細かく定義付けしているため、柔軟に考えづらいです。『キャラクターアークからつくる~』から、一般的に正しい事や大義名分を「真実」や「NEED」、それと反対の事を「嘘」や「WANT」と表現している事も腑に落ちないし、この通りに作ったらキャラクターひいては作品独自の声は作れないと思います。「真実チャート」の例も大義を元にしているように見えるため独自の声が感じられず、テーマ視点で見た時に「?」が浮かぶ点も多く、説得力に欠けます。「1つのテーマについて立証or反証する」と書かれていたり、「WANT」が悪いものでない場合も、「NEED」が良いものでない場合もあるとは書かれていますが、それならもう少し柔軟に考えられる解説の仕方があるはずです。
引用作品の解説に関しても、今までの本でもそうでしたが、著者の技法に合わせようとこじつけているように感じられる部分があり、一般人のように何も考えずに見た時に感じる事と乖離しているように感じます。
付録のアークの構成は三幕構成とほぼ同じであるものの、解説はやはり実際の映画などに当てはまりづらく、机上の空論という感じがします。こうした点は冒頭にも書いたように、技法の型に当てはめようとする悪い部分が出ていると思います。

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FRAME lack画集&超速作画術

2023/02/04 01:23

画集としては良いが、超速作画術といえるかは謎

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

画集パートは重厚な厚塗りによる鮮やかな絵がたくさんあり、見応えがあります。
個人的なファンアートと思われる絵も多数あります。
メイキングパートは線画あり・なしの厚塗りとグリザイユの3つがあり、他の画集のメイキングよりはスクリーンショットなどが充実しています。
しかし、いわゆるキャラ塗りのように明確に影などを分ける塗り方ではなく、厚塗りで「とにかく描き込む」内容なので手順がイメージしづらく、パーツを複製して流用するといった手法以外の点では、手数としては速いのか謎です。
「(企業にイメージを伝えるためにも)色ラフで80%は完成させておく」とあるので、「残り20%の間違いが少なくなる=時短」という感じなのでしょうか。

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初心者向けに幅広く解説している印象

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙の絵や他の方のメイキングが載っているのかと思いきや、それぞれ作業過程程度に少しだけ載っているだけで、表紙の絵と内容にはあまり関連がありません。
内容の大半は初心者向けとして、身体の描き方や髪の描き方、パースの捉え方など、線画で形を捉える基本部分の解説になっていますが、1冊の中でたくさん解説されているわりにそれぞれの解説がボリューミーで、どのように考えるかといった詳細がわかりやすいものが多くあります。
イラストレーターさんのメイキング目当てに購入しましたが、初心者さんが「広く浅く」知る1冊としてはそこそこ良い方だと感じました。

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今の絵柄とかなり違う

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近になってみわべさくらさんの絵を見るようになり購入しました。
今の絵は「繊細さ2:萌え1」という印象ですが、こちらの画集の絵は今と比べると描き込み度は少なく、まさに「萌え」という絵柄がほとんどです。
色味の鮮やかさも、今と比べると表紙の絵以外は少なめで少々平べったい印象も感じられます。
2年ぐらい前の発売から、かなり変化がありますね。
メイキングにも期待したのですが、メイキングというよりは作業過程という感じであまり詳しくは書かれていません。
今の絵柄の画集とメイキングが発売されるのを期待したいです。

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tomato先生と楽しく学ぶ背景の描き方講座

2023/01/17 23:58

描き方ではなく構想方法の技法書

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表紙の絵をpixivで見かけて惹かれ、背景を描くのがが苦手なこともあって購入しました。
しかし1枚の絵を完成させる中での細かなメイキングはなく、どちらかというと背景のアイデアや構図の考え方、著者が背景を考える時(作例を制作した時)に意識したことなど、描画技術ではなく構想の仕方に全体の重きが置かれています。
pixivなどで見つかりそうな内容も多く、特殊なことは特段書いていないかなと思います。
著者は背景グラフィッカーで主にアニメやゲームの背景を担当されているようで、アートとして背景画を描くイラストレーターさんのような繊細な背景というよりは、フリー素材にありそうな印象のものが多いですし、失礼ながら人物の絵はあまりお上手ではなく、内容も初心者向けという印象なので、他の本で繊細な絵のメイキングをよく見る人や、描くのに慣れている人には参考になるか微妙です。

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たのしいつまみ細工 2022年 11/1号 [雑誌]

2022/12/27 02:04

2号以降の価格が不相応な印象

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今まで和の花のつまみ細工はキットで何個か作っていますが、バラのつまみ細工は見た事あるものの、他の西洋の花も写真を見た感じ剣つまみと丸つまみの組み合わせで表現できるのは驚きました。
ただ基本の剣つまみと丸つまみの組み合わせによるものだけで、特殊な作り方というのはパッケージの写真を見た感じだとなさそうなので、慣れている人なら写真を見ただけで「なんだ、そういうことか」と思うと思います。
またキットの内容は毎号、リースに使う花1,2輪の材料と、その応用となる小物の材料が入っているだけのようで、公式サイトを見たところそれが100号まで(2026年の半ばまで?)続くようです。
その上どちらも完成まで2~3号ほどかけるようで、1号分の値段でボリューミーな作品をキットで作ってきた身としては、分割しているのにこれで2号以降1,400円弱は高いのでは?と感じます。デザイン料なのでしょうか…。
リースは綺麗ですが、完成させるために残りの99号を各1,400円弱で購入し続けると14万円ほどになるので、よほど余裕があって気長に続けられる人でないと難しいのではないでしょうか…。
あと外箱が結構邪魔だし、冊子を外すのも大変なので、材料を個包装にして小振りにしてもよかったのでは(こういう定期購読系を買った事がないので何ですが…)。
この創刊号で強いて挙げる点があるとすれば、価格の割にピンセットが思ったよりしっかりしていて軽く、私物より扱いやすそうだと感じました。

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「書き出し」で釣りあげろ 1ページ目から読者の心を摑み、決して逃さない小説の書き方

2022/03/06 20:44

技法という名目で書き殴った著者の感想文のような内容

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

私は同出版社のアメリカの技法書から得た技法を基準に、こうした本を読んでいます。
その視点から見ると、この本は文学小説寄りであり、著者の感覚的な説明を書き殴っているだけという印象で、具体的手法も論理的・客観的視点もありません。また大半が引用作品の分析や称賛の感想で占められています。
まず原書出版年(コピーライト)は2007年と古く、書き出し表現の否定の基準が「昔々あるところに…」という一昔前の始まり方になっています。またこの本で言う書き出しは、小説の最初の一文または複数段落だけを指しているようで、その辺りの「文章表現の仕方」ばかりです。
書き出しの構成要素は10個提示され、うち4つがどの物語にも必要なもの、残り6つが二次的なものとしていますが、4つは構成上の出来事、6つのほとんどは4つを描くための設定に当たるものと言え、4つの出来事の中で6つの要素を描くと言う方が適切です。しかし「どう描くのか」という具体的な解説はないですし、これらは書き出しに「含むべき要素」という扱いで、どれだけ描くかは書き手次第としています。
共感を呼ぶための主人公の問題の考え方についても客観性に欠けますし、「依存症は多くの読者を共感させる」とありますが、一般人に通じるでしょうか。またそれを物語としてどう発展させていくのかという手法もありません。
全体の構成に関しては、「多くの作家が構成の組み方すら知らない」「古典文学は参考にならない」と言いながら「アリストテレスから変わらない」と言うだけです。アウトラインとして短く箇条書きされてはいますが、「アクションを起こすたびに新たな表層の問題が発生し、核心の問題が明確になっていく」と繰り返しているだけですし、物語の結末の在り方やシーンなどの、物語における他の要素の説明も大雑把です。
メロドラマも誇張表現される事全般を指していて、銃撃やカーチェイスなどの表面的な描写も含むとしており、適切でないです。それに関連して「銃を持っている見知らぬ男より、ヘアアイロンを持って近づいてくる母親の方が怖い」という例を出して、あくまで主人公にとって恐怖となる問題を扱うように書かれており、また多くの引用で出来事に対する主人公の内面の描写が長々と書かれている事から、この本は文学寄りだと分かります。しかしいざドラマ的なシーンの考え方になると「コミュニケーションという形が存在するあらゆるものに目を向けましょう」という雑な説明だけです。
引用作品の多くは、私見では私小説のようなものばかりで、「見せて」おらず「語っている」だけで発展性がありません。そうした引用に対する著者の分析と称賛が長々と書かれている部分が多く、解説がこじつけくさく論理性がない上に、著者自身は使うなと言っている「素晴らしい」といった言葉を自分で繰り返していて、辟易します。
また『テルマ&ルイーズ』の銃殺のシーンを、多くで「きっかけとなる出来事」とされるのは誤りだと著者は言いますが、脚本技法上ではプロット・ポイントとして扱われるもので、そもそも映画を文学小説の視点で分析するのが誤りです。その違いが書かれていない事から著者に脚本技法の知識がない事が窺えますし、作品の解釈の仕方も違っています。しかも銃殺シーンをメロドラマだと言い、「まあ映画ですしね」と映画の表現を見下すような言い回しもあります。
既存作品の分析が多く流し読みしたため見落としている事があるかもしれませんが、全体の構成を踏まえた上で解説されるべき事ばかりですし、結局この本が言いたい事は「既存作品をお手本にしろ」という事に集約されると思います。

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