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EDAさんのレビュー一覧

投稿者:EDA

8 件中 1 件~ 8 件を表示

精神分析における話と言語活動の機能と領野 ローマ大学心理学研究所において行われたローマ会議での報告1953年9月26日・27日

2022/10/01 04:54

はじめの一歩

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『エクリ』の邦訳が悪文だと言われて久しいなか、「ローマ講演」の新訳が出ているのは大変ありがたいです。何と言っても読みやすい!
 50年代前半におけるラカン理論のパラダイムは、象徴界の優位・パロールを通じた真理の発現、と言えるかと思いますが、この点が端的に表明されているのが、本書「精神分析における話と言語活動の機能と領野」であります。
 巷ではセミネール11巻をラカンの入門書だと言う人がいますが(ジジェクのことですが…)、ノンノン、初学者には難しすぎます。私がそうでした。まずはこの本書から出発しましょう。いや、したかった…

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ラカン初学者の味方

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書『ラカンの哲学』は、ジャック・ラカンを学びたいと志す初学者にとって、心強い味方となってくれる一冊だと思います。
 特に良かったと感じる点は、欲望のグラフやサントームなど、ラカン初学者がつまずきやすい箇所をフォローしてくれている点です。特に、ラカンのトポロジー論を平明に説明している文献は日本語のものでは少ないため、本書の優れた特徴と言えると思います。
 また、現在の日本におけるラカン研究が、もっぱらジャック=アラン・ミレールの路線に依拠したものになっていることに警鐘を鳴らしている点も、本書の(隠れた)意義かと思います。この部分について、日本のラカン研究者から積極的な反応は起こっていない(等閑視されている?)ように思われます。今後、ミレールとの距離感という論点が深まっていけば、より豊穣なラカン研究を見ることができるのではないかと期待しています。

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メンタルヘルス時代の精神医学入門 こころの病の理解と支援

2022/10/01 05:30

人文系にも嬉しい精神医学入門書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

精神医学について全く無知だった私でもスイスイ読めました。しかも、標準的・教科書的な説明をしつつ、精神病理学的な視点も盛り込まれた充実の内容で、これは広くお勧めされるべき本だと思います。

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精神分析の再発明 フロイトの神話、ラカンの闘争

2022/04/22 19:11

フロイトの原父殺害/ラカンの現実界

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

フロイトが見出した、症状の原因としてのエディプス・コンプレックス、そしてその究極の原因としての原父殺害神話。当時すでにトンデモ科学とされていたラマルクを持ち出してまでフロイトが拘泥した原父殺害とは何だったのか。こうした、起源たる原因の不可能性・裂け目こそが、本書を貫くテーマであります。
結論的には、それは現実界への防衛、幻想なのであり、そうした幻想を問い直すことは、ラカンがEFP(フロイト大義派)を創設し、IPAの論理——フロイトを知を想定された主体に置く転移——に異議を申し立てていくという、ラカンの精神分析運動とオーバーラップするものなのです。
刊行記念イベントにて、松本卓也先生は「書かれるべくして書かれた本」と仰っていました。全てのラカン好きに読まれるべき、素晴らしい研究書だと思います。

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内的体験 無神学大全

2022/04/19 20:20

ラカン的〈他の享楽〉へ向けた「企て」

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文庫末の「訳者あとがき」において指摘もされているように、バタイユが目指した「内的体験」とは、同時代の精神分析の雄、ジャック・ラカンの術語でいう現実界に属するものであり、評者の見立てでは、〈他の享楽〉のことに他ならない。〈他の享楽〉へ至る道について、あまり多くを語らなかったラカンに対して、バタイユはまさに、そこへ向けた「企て」の内実を、本書『内的体験』において語っているのだと言えよう。そしてバタイユの白眉は、単に〈他の享楽〉のことを語ったのみならず、共同体の構想へと連動させている点であろう。

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公式TOEIC Listening & Readingプラクティス リスニング編

2022/04/20 12:33

オーストラリア音声が多くて嬉しい

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〈良かった点〉
・公式によるリスニング教材のため、本番さながらの音声を聞くことができます。それだけで評価できます。
・オーストラリア発音の問題が多く収録されているのが嬉しかったです。

〈強いて言えば良くなかった点〉
・問題数はもう少し欲しかった、というのが正直なところ。
・付属の単語集は、あくまでおまけという感じでした。

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生の有意味性の哲学 第三の価値を追求する

2022/04/19 20:37

万人に開かれた人生の意味論へ

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ウルフやメッツに端を発する人生の意味論(Meaning In Life)に関する、本邦では数少ない研究書の一つである。
本書で提示される「生実現形成説」は、MIL研究における客観説をより洗練させた学説である。本説のポイントは、評者の見立てでは、万人に開かれた人生の意味論であると・平等性の要件を特に重視している点だ。マザー・テレサやネルソン・マンデラの人生にだけ意味があるのではない、私たちの全てに、人生の意味という価値は開かれているのだという本書のメッセ―ジは、少なくない人に勇気を与えるのではないだろうか。

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ナルシシズムとその不満

2022/10/01 05:11

ナルシシズム、その居心地の悪さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「あ、ここには私のことが書かれている」。書店でパラパラ立ち読みした時の第一の感想がこれでした。
 本書は、ナルシシズムの様相を帯びた患者と接する治療者に向けて書かれています。精神分析の知見だけでなく、愛着理論による研究成果も記述されており、ナルシシズム、NPDについて広い視野をもって学ぶことが出来ます。
 あくまで治療者向けの研究書なので、自分のナルシシズムに悩みを抱えている患者(予備軍)の方には、大した助けにはならないかも知れません。それでも、第3章をはじめ各章で記述されているナルシスティックな患者の振る舞いの在り方を読んで、自分にも思い当たる節があるな…と感じる読者は少なくないと思います。そのため、直接的な助けにはならずとも、自分のナルシシズムと向き合いたいと願う人にヒントをくれる一冊であることは間違いないと思うのです。

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