ゆうたろうさんのレビュー一覧
投稿者:ゆうたろう
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孟嘗君 2
2022/10/17 09:20
自分では、なれないからこそ憧れる
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第1巻に続き、2巻も風洪が主人公となって話が進む。剣の腕前もそうだけど、人としての器の大きさとか、ものの考え方とか、やはり歴史に名を残すような人は、描かれ方も魅力的。こんな人、周りにいたら、やっぱり応援したくなっちゃうし、ついて行きたくなっちゃうな。土救や僕延の気持ちがわかる。
孟嘗君 5
2022/11/02 12:57
中庸の人
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欲に溺れ、保身に走りがちな人間・時代の中で、本当に大切にするべきものを理解し、「足るを知る」ことができていたのが孟嘗君だと思った。
国を富ますためには、争ってただ単に領土を広げるのではなく、その国の与えられた条件の中で様々に工夫していくことが大切なのだと思う。
人の上に立つ者は、広く人々の暮らしに目が行き届く人でなければならない。これは、今の時代にも言えること。
ただ、こんなに名君と言われた孟嘗君でも、その子供たちが争って後継が絶えた、となると仕事もプライベートも充実…というのは今も昔も難しいのかね、と思ってしまった。
孟嘗君 4
2022/10/26 11:04
田文の好青年ぶりが際立つ!
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一芸に秀でた食客たちを適材適所でうまく使う田文の姿に将来の活躍が予見できる。
幼かった田文、夏侯章、公孫ジュそれぞれが大人になっていって考え方もしっかりしてくるところが頼もしい限り。
「天下を主宰する器である」といろいろな人から思われているのに、本人は恋する洛ハに夢中で「国も大切だけど、1番大切なのは愛する人を幸せにすること!!」みたいな感じが、青春ドラマの主人公みたいで、微笑ましい。
最終巻はどうなっていくのか、読む前から楽しみです。
毎日脳トレ!計算ドリル366日 1日3分でもの忘れ予防
2022/10/24 13:03
程よい刺激がイイ!
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難しすぎても簡単すぎても、こういう本ってつまらない。スイスイできる問題の中に「なんじゃこれ!」っていうのがたまにあって、刺激になる(笑)。
子供が宿題をやっている隣で、自分も本気で脳トレしている。
孟嘗君 3
2022/10/24 10:58
話の主軸は白圭から孫ぴんへ…
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第3巻で、いよいよ田文が主人公となっていく感じ(とはいえ、この巻はまだ孫ぴんとホウケンを巡る話が主だけど)。養父の白圭、翠媛らと別れるシーンは思わず涙…。「いずれ、また会える」の言葉がなければ、切なすぎて前に進めないなぁ。
たとえ肉親ではなくても、たくさんの人に助けられ、愛されながら育てられた記憶が田文を前向きで素直な性格にしたのだろうと思う。我慢すべき所でちゃんと我慢できるところも素晴らしい。このまま強くやさしく育っていってほしい。
ホウケンは、最初の印象とだいぶ違ってしまったな。「権力という蠱毒をのんだ者は、人格さえかわってしまう」と孫ぴんが話していたけれど、これほどまで?!…という感じ。
魅力的な人物が次々登場して、ページをめくる手が止まらない。続きがとても楽しみ。
2022/10/18 11:17
読みだしたら止まらない!
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コンスタントに視点が変わりながら話が展開していくので、どんどん読み進めてしまいます。
杏ちゃんを巡って少し距離を取っていた三雲家と桜庭家ですが、運動会という場でまた一緒に集まるシーンがとても好き。
今回は香ちゃんの登場もしばしばあって、楽しかった。
唯一、玲さんだけは、登場するとサッと場が冷えるというか暗くなる感じがして、違和感というか、「そこ、玲さんと無理やり繋げなくてもいいのになぁ…」と思ってしまいます。
どっちの家族も好きだけど、個人的にはルパン派なので、いつも三雲家に少しだけ勝って(優位で?)いてほしいと思ってます。
2022/10/13 14:19
歴史の勉強がニガテなら…
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「孟嘗君」―この名前、世界史のどこかで聞いたことがあるような…という方は、この作品から学び直すのが、オススメかと。
私自身も中国史に全く知識がないが、この作品は、そんな私でも楽しく読み進められた。
2022/10/09 09:26
一人ひとりの【意識】から、世界が変わっていくことを教えてくれる。
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「善と悪」「正と誤」は人によって、またその人の置かれた状況によって、見え方を変える。「悪」や「誤」を認める訳ではないけれど、自分もその立場に置かれたら「そちら側」へ流れていってしまうと思う。弱さと不安定さを持つ【人間】を巧みに、的確に描いている作品だと思う。
終盤については、あまりの急展開ぶりに、その世界に入り込むまで時間を要したけれど、ないとは言い切れない、と思えた。
私一人の意見なんて、国や世界という大きな存在に対して何の力も持たないと思う反面、その私一人がちゃんとした意志を示さないことで、誰もが望まない世界を創り出してしまうかもしれないという恐怖。
私達は自分一人の小さな意見について「意味ないかも〜」と思いながらも、知りながらも、やはり自分の心に正直に向き合いながら選択し、生きて行くべきなのだと思う。
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