おち大阪狭山衆さんのレビュー一覧
投稿者:おち大阪狭山衆
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あかね噺 4 (ジャンプコミックス)
2022/12/08 20:04
あかね噺 4巻までの感想。
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久々に楽しみな漫画に出会った。
幸村誠さんの『プラネテス』、同『ヴィンランド・サガ』と同じように好きになった。
主人公が様々な困難にあいながら、成長していく姿は、どのような舞台でも共通して、気持ちが良い。
本作品は、少々乱暴な言い方ながら、阿良川志ん太(桜咲徹)を父に持つ桜咲あかねが、不当な理由(この4巻でキチンとした理由が示される)で落語家を破門された父の落語を継承、発展させる形で、破門にした阿良川一生に一矢報いる話だ。
落語の寄席が近所にないかグーグルマップで検索したり、作中で披露された噺をCDで聴いたり、ラジオの落語番組を聴いたり、にわかに落語熱が出てきて、今まで何気なく聞いていた落語をじっくり聴くようになった。
世界が少し広がってしかも楽しみが増えた。漫画を読んで久しぶりに心地好い体験ができた。
この作品に出会ってもう一つ、今まで漫画は単行本が出たら買って読む派だったのが、続きが読みたくて本誌の方も追いかけて読むようになった。今、5巻に相当する話を読んで、物語がどうなるか、先が判っているのに読めてしまう漫画は本作品が初めてになる。
引き続き、単行本と本誌を追いかけて行こうと思う。
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