かめ子さんのレビュー一覧
投稿者:かめ子
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2023/09/19 17:29
記者の良心と熱意に頭が下がります。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
素晴らしい本でした。酒井氏の記者魂と良心と熱意にただただ敬服するとともに、遺骨収集の現在の状況も知ることができ、大変勉強になりました。「遺骨収集はこれから益々世間の関心事ではなくなる」という記載もありましたが、少なくも私個人は、先の大戦で沢山の方たちがどのように戦って、どのようにお亡くなりになったのか、知る義務があると考えているので、常に読書を通して勉強していきたいと思っています。この本は、ルポタージュにとどまらず、著者をはじめ、関係者すべての方たちの真摯な人柄、戦後に向き合った人生も伝わり、胸を打ちました。酒井記者の取材をこれからも応援しています。
基本文法から学ぶ英語リーディング教本
2023/02/25 15:31
外国語を理解するということ
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英語を学ぶとき、外国語の文の成り立ちを、日本語で理解する、読み解くという過程が必要と本当に思える人が取り組めば、最終的に原書を読めるまでの頭の働かせ方(技術)をつけてくれる教科書です。多読すればいずれはフィーリングで英文を読めるようになるという考えを徹底的に否定するアプローチです。
長い道
2023/09/20 12:38
心に残り続ける本
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
辰巳芳子先生のご著書から、この本にたどり着きました。本当に素晴らしい本でした。病、故郷と家族との別離、戦争、朋輩の死、人生の苦難そのものを引き受けてなお、著者の人柄と人生の輝きに言葉を失います。多くの人に読んで欲しい本です。
実家じまい終わらせました! 大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方
2023/04/28 09:56
大変参考になりました
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親も高齢になり、実家の片付けをしていた頃に手に取り、片付けそのものから、お墓のことにいたるまで、とても参考になりました。また、文章も大変読みやすく、松本さんの飾らない、気持ちの良いお人柄が伝わってきて、読み物としても大変面白く読みました。
アフガニスタンを知るための70章
2023/09/20 12:33
まるごとアフガニスタン
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中村哲先生のご著書にはまり、先生の驚異的な活動の背景をより深く知りたく思い、本書を手に取りました。アフガニスタンの古代の歴史から、文化、習俗、現代の政治状況まで幅広く、シンプルに紹介されており、理解が進みました。分厚い本のなので、hontoさんで電子書籍版を買えるとよいなぁと思います。
2023/07/31 23:31
黄リー教の後の腕試しに
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黄リー教でヒットを飛ばしている薬袋先生の、パズル形式とはいえ中身はがっつり英文解釈を学べる教本です。解けて嬉しい、解けなくて悔しい、しかし、どちらにせよ解説を読めば英文の理解が深まります。黄リー教の勉強がひと段落ついた方にもおすすめです。
2023/07/03 19:58
日本をとりまく脅威
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日本人がウクライナ戦争から考えるべきこと、そして中国の軍事の強大化、台湾有事の高い可能性など、今知らなければいけない、知らなかったではすまされない話が、各専門家の対談によって、素人にもわかりやすく述べられています。今、読んでよかった本です。
英語リーディングの奥義
2023/06/30 09:00
大ヒット中の黄リー教の理解をさらに深めたい方に
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薬袋先生の「基本文法から学ぶ英語リーディング教本」(通称黄リー教)シリーズが大ヒット中です。この本は、黄リー教で薬袋先生の教えに魅了された人におすすめです。まるで著者から語り掛けられるように、著者の教えの根本が述べられているとても内容の濃い本です。
英語リーディング教本ドリル 基本から鍛える
2023/06/15 16:59
黄リー教の総仕上げ
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薬袋先生の通称、緑リー教。話題の黄リー教と徹底反復練習を周回終えた方に、総仕上げとして、こちら緑リー教をおすすめします。書かれたのは黄リー教よりだいぶ前の著作ですが、根本的な教えが一貫しているところがすごいです(細かい変更点はあります)
最後はパズル的な問題もあって飽きません。東大の過去問もあります。
冷い夏、熱い夏 改版
2023/01/30 15:22
死にのぞむということ
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吉村昭は主に史実を題材に、冷静な文体をもって、しかしながら、伝える内容は非常に熱を帯びた作品という印象がある。この本でも、あくまでも冷静冷徹な文章でありながら、人が死に臨むということ、また肉親の死を看取るということの冷厳さが圧倒的に迫ってくる。
吉村自身の最期を書ききった、夫人津村節子氏の「紅梅」もあわせて読むことをおすすめする。
2023/06/15 17:10
報道を見る視点
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ニュースで日々流れるウクライナ戦争ですが、どう受け止めるべきなのかと、この本を読みました。戦争開始の流れから、各指導者の振る舞いなどわかりやくく述べられており、一定の視点を与えてくれました。
2023/02/27 09:10
天才と秀才
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芸術の天才の創作の苦しみというのは凡人には計り知れないと思うが、そばに居て、同じ道を志す秀才の域を出れない者にとって、常にそれをいやという程思い知らされることの苦悩も深いだろう。そこに貧が情け容赦なく襲い掛かる。智恵子が病んでから、少々急ぎ足の展開のようにも思いましたが、小説としてとても面白く読みました。
小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~
2023/01/04 18:37
陰と陽
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クロネコヤマトという日本が誇る大企業の、伝説の名経営者ということで名高い小倉氏の人生について知りたく、本書を読みました。私生活がある意味極めて赤裸々に綴られており、読んでいてたじろぐ思いでした。読後は、人生の陰と陽について考えさせられ、大変感慨深いものがありました。
破船 改版
2023/06/15 17:05
救いはありません
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吉村昭の本のなかでも物語性があるほうで、グイグイ引き込まれますが、話そのもに全く救いがありませんので、体調の良いときに読むことをおすすめします。舞台となっている村の風習が本当にあったのでしょうか・・?1度読んで結末がわかってしまうと、2度3度と読もうと思う本であるかは疑問です。
2023/04/28 22:37
とても気分が落ち込みました
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昔は、遠藤周作氏の小説が大好きで、手に入りやすいものは夢中になって読みました。新刊が出たということで、とても楽しみにしておりましたが、いざ読み始めると大変重苦しく、心の澱ををずっと読まされているような感覚になり、とても気分が落ち込みました。一読者として生意気ですが、小説として昇華されきっているのかしらん、と思います。お父さんのことを卑小と断罪していますが、同情しかありません。お母さんですが義兄と不倫、キリスト教入信の経緯も、最初に出会った神父が男前だったからというようにしかとれません。つまりそのような浅い感想しか持てないのです。他作品のように、人間の弱さへの究極的な救いが、私は感じとれませんでした。
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