サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. 電子書籍ストア hontoトップ
  2. レビュー
  3. さとこさんのレビュー一覧

さとこさんのレビュー一覧

投稿者:さとこ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

詩人白石 寄る辺なく気高くさみしく

2023/07/03 23:01

文学と歴史の両方をたのしめた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者であるアン・ドヒョンの名前をドラマの「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で聞いたことがあったので手に取ってみました。帯の白石の顔にも繊細そうでとてもひかれました。

白石は近代朝鮮で活躍し、青山学院にも留学したことがあるという詩人。韓国でとても人気があるそうです。その白石の一生について、これまた韓国で人気の詩人アン・ドヒョンが書いたものですが、満州にも行ったり、激動の歴史の中で生きた人なので、1945年より前の朝鮮半島の状況も、朝鮮戦争の後のことも知らないことばかりで、とても興味をもって読むことができました。女性関係については理解しがたい部分もあったけれど、日本語では詩を書こうとしなかったこととか、北朝鮮に残ってからも体制に反抗して自分の書きたい詩だけを書こうとしたところなどは共感できました。
引用されている白石の詩や随筆も読みやすく、内容を頭に浮かべながら味わえました。北朝鮮で書いた児童向けの詩も童心にかえれる和やかなものでよかったです。

とても分厚く壮大な本なので読むのに時間がかかりましたが(翻訳された方、すごいなと思いました)、詳しい人物紹介があり、装丁もきれいなので、大切に持ち続けたい本になると思います。韓国の文学も歴史もたのしみたい人にお勧めできる作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。