貝絲さんのレビュー一覧
投稿者:貝絲
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アジアにおける近代思想の先駆 佐久間象山と魏源
2024/02/07 22:09
魏源と佐久間象山
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素晴らしい一書発見です!幕末時代の歴史や地理に関心がある方は必見です。清末の中国に魏源あり。彼は思想家だけでなく現実政治に積極的に参加して改革、更に歴史や地理の研究もし、『海国図志』を著した方。その著を洋学者佐久間象山や吉田松陰が読まれて、諸外国の情勢を知ることが出来たのだから魏源の存在は偉大です!日本では余り馴染みがないので、改めて社会科教科書や「岩波新書」で書き下ろしてはいかがかと思っております。中国人である著者の文章Styleは、詳細過ぎて理解が困難であると思いますが、一読すると「なるほど!解りやすい」読み応えがある内容でした。感謝いたします
近現代中国の儒教
2024/01/28 19:10
現代中国の気風
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幼少の時から中国文化への憧れは、儒教思想にありました。 中国文化には「尚武」よりも「尚文」の気風がある。「仁者愛人」こそ儒教文化である。しかしながら近現代は悠久の国5000年の歴史を持つ中国に西洋思想である社会主義思想を導入したことで、西洋の悪弊、格差、搾取、競争に侵され、本来の儒教思想の『仁』の徳が薄れ、更に文化大革命によって破壊され、改革開放政策で市場経済を導入したことで『公』『利』のバランスを失い、『中庸』と『調和』の尊重を失って 本来の中国の『包容性』をも薄れてしまったように思います。世界グローバル化の中で"自由""平等""人権"に目覚めた中国だからこそ本来の「君子」の育成に力を注ぐ教育の復活、東洋思想としての儒教ヒューマニズムが必要とされる時。中国国家の政治も経済も根底に儒教の存在が必要だと思っております。仁義を尊び、道徳の備わった人を育むことで中国の平和国家を築くことが出来ると思っております。この一書は現代中国の中に儒教思想を様々な角度から導きだす書として、さらに解りやすい文体で愉しめました。感謝致します。
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