おきらくさんのレビュー一覧
投稿者:おきらく
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2025/03/20 07:19
生活者としての詩人
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りんさんの生活の中で綴った散文集。この人の文章は読んでいて心地良い。
生活の香りがしてきて安心する。普通に存在したと感じることができる。
戦争時の死者の美談に滑稽さを感じることのできるのは、生活人として市井に根を下ろしていた人だからだろうか。
2024/12/22 09:41
キャッチーな言葉を疑う
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流行り言葉や人材系CMで語られる言葉を疑い、その背後にあるお偉いさんの都合を見抜く本書。
2024/01/26 15:12
危険な官能感
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登場人物たちの閉じた内心の世界に漂う「幸せ」の怖さ。フェチとは言い尽くせない気持ち悪さと不気味な感情。気味の悪さを感じるが、読んでいると文字を追うのが止められない。その表現の危うさと背徳感のようなエロチズムを感じる。面白いと一言では済まされない読書感。
2024/01/20 15:26
甘くなく苦いお話
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リディア・デイヴィスの初の短編集。小説、伝記、詩、寓話、回想録、エッセイとどの作品も作風が異なる。特に表題の「分解する」は、終わってしまった恋(それが恋なのかも疑問)にかかった費用を細かく説明するめんどくさい男の話。語学講座のテキストの裏で不穏な自体が進行していく「フランス語講座その1――Le Meutre」には、受講者たる読書を不穏な感情を抱かせる。夫の喉にひっかかった小骨をめぐるどこかほのぼのとした「骨」は、ギスギスとした空気は感じられなかったが、後半の「靴下」では前夫ポール・オースターが「なるほど。あの作家は面倒くさそうな人物だ」と。
すべての話が日常的で登場人物たちは、不幸ではないが幸福でもなさそう。半径1m内で起こる些細な出来事だが、心にいつまでも刺さる嫌な思い出と感情表現が上手すぎる。
2025/03/09 13:22
自己啓発本の流行から見るアメリカ文学及び出版史。
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「アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考」とあらゆる方法を確立させ、人々を鼓舞し、アメリカを繁栄さた。「金持ちになろう!成功しよう!」という柳の下のなんとやらな流行本が売れるようになったかがわかる。不景気になれば、会社が解雇する社員への餞として某本を送り、それがベストセラーになったと笑えそうで笑えない逸話も。
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