あささんのレビュー一覧
投稿者:あさ
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く(電子版特典付)
2024/03/13 09:33
RRRをめぐる対話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「RRR」は、テルグ後でアーラーラーと発音!
「RRR」を初めて観た時は、3時間があっという間で、まるでジェットコースターに乗った感じ。いつのまにか観終わっていて呆然。今の所10回観ているが、落ち着いて細部まで検討すればするほど、見えてくるものがある。
なぜ、この映画は、こんなに私の心を掴んで放さないのか?
その答えが、この本に詰まっていた。
茨城大人文社会科学部教授山田桂子、テルグ語専門、RRRなど字幕担当。
山田タポシ 茨城で映画上映イベント企画など。
この二人が、地理、時代、物語と登場人物、植民地支配、叙事詩、血、友情という、まことに全体を網羅する章立てで、対話を重ねていく。
色々なるほど発見で、読み応えあり。
例えば、なぜ、ラーマが白馬で登場し、火車をビームに投げつけるのかとか。
特にジェニーの存在。イギリス側の人間でありながら、ビームに加担し、兵舎の見取り図を渡し、実質スコット破滅に導いた人物。ビームに魅せられているとはいえ、まさかゴーンド族になれるはずもなく中途半端な存在だと思っていた。
しかし、ジェニーこそが最も女性として自立した存在なのだと。例えば、シータ。実力派アーリア・バットを起用しながら、ラームを信じ(それがラームの力にもなり、シータの尊厳にもなってはいるのだが)待つだけの存在。アーリア・バットを知らなかったので、ただ可愛いだけの女優と思っていたがとんでもない、ぶっ飛んだ演技もできる人なのだ。
女性の扱い方に言及している章は目からウロコだった。
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
