kyobeiさんのレビュー一覧
投稿者:kyobei
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書いてはいけない 日本経済墜落の真相
2024/03/30 11:16
書いてはいけない
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2023年12月に膵臓がんステージ4の告知を受けた森永卓郎さんが、「命あるうち、この本を完成させ世に問いたい」と執筆された本。
力強い「まえがき」の後、以下の4章が記され、「あとがき」へと続く。
第1章 ジャニーズ事務所
第2章 ザイム真理教
第3章 日航123便はなぜ墜落したのか
第4章 日本経済墜落の真相
森永さんが近くで内緒話をしてくださっているようで、読みやすい文体。
経済のしくみに疎い私には、第4章が最も興味深かった。
君が戦争を欲しないならば
2024/03/30 12:03
平和を繕う
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高畑勲さんが、2015年6月29日、79歳時に岡山市戦没者追悼式の平和講演会で語られた講演録に大幅に加筆され収録されたブックレット。
高畑さんがこれまで誰にも詳しく語ったことのない、9歳時に経験した岡山空襲の恐ろしさと九死に一生を得た奇跡が「語ってこなかった戦争体験」として記され、「民主主義教育一期生としての戦後体験」、「戦争を欲しないならば、何をなすべきか」の2篇が続く。空襲体験、新憲法として日本国憲法を示された経験を持つ人だからこそ語ることができる内容。
最後から2番目の小見出し「『平和を繕う』ために」の段落に記された、ジャック・プレベールの呼びかけを無視することはしたくない。
荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 新版
2024/03/30 07:53
過去に目を閉ざさず、心に刻み、判断基準を自らの力で見出そう
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ドイツ敗戦40周年にあたる1985年5月8日にドイツ連邦議会で記念演説として行われたヴァイツゼッカー大統領の演説全文。5月8日は心に刻むための日として、暴力支配や虐殺の史実、良心を麻痺させ目を背け沈黙した者、良心を曲げずに死を選んだ者もいたこと等、誠実かつ純粋に思い浮かべ、真実を直視しようと語る。
38年前の演説、僅か30頁の文章だが、現在、日本で暮らす自分にも、「目を閉ざすな」と促し、「だれもが過去からの帰結に関わり合っており、過去に対する責任を負わされている」事実を思い起こさせてくれる。
「心に刻むことなしに和解はない」「他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい」という言葉が心に沁みる。
訳者の永井清彦氏の「若い君への手紙」と題する解説によって、現在を生きる者に託されたものを考えやすくなっている。
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