キュアリズムさんのレビュー一覧
投稿者:キュアリズム
2026/01/30 11:29
中高生にも読ませたい、希望を感じさせる短編集
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思春期を迎える子供たちの葛藤や努力や行動力が
瑞々しく描かれている青春小説。
同じく青春小説と紹介される『島はぼくらと』のように
社会問題を感じさせるほどでもなく
純粋に子供たちの姿が描かれている。
「サクラ咲く」「世界で一番美しい宝石」は真骨頂。
爽やかになりたければ読んでみてください。
2026/01/30 11:10
高校生を通して描く社会問題
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高校生を描いた青春小説という触れ込みをよく見るが
実際には高校生を通して見る、
Iターン、Uターンという島の生態と
その問題点について考える社会派小説だ。
最後にヒロインが選んだ自分の将来は
前向きで素敵だ。
読後感が心地よい。
夏に読みたくなる一冊。
私が辻村深月にハマるきっかけになった一冊。
2026/01/30 11:06
設定としてはSFなんだろうが、泣ける。
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死者と生者を繋ぐ者、それが使者(ツナグ)。
はたらきかけたいと願うのは生きている人間だけ。
死者はその求めに応じるか否かを決めるだけの受け身の存在。
生きている人は、何かを確認したり、許しを乞うたり、
そうしなければ残りの生を生きていくのは辛いのだろう。
「待ち人の心得」は泣ける。
2026/01/30 11:01
女性の生きづらさから生じる悲劇
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冒頭を見るだけでは何が起こったのか全然わからない。
読み進めるにつれて話の全貌が見えてくる。
辻村深月の作品の作りは基本的には全部そういう構成だ。
主人公の自分や友人への評価、
地域社会に生きる窮屈さ、
こういったことはこの作家の好むテーマだ。
この主人公を救おうとするもう1人のヒロインも
主人公について、何か勘違いをしている。
とかく、人の理解というものは独りよがりだ。
ヘヴィな話ではあるが、読み応えのある一品。
2026/01/30 10:39
現代人の身近ある恐怖
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ネット社会で私たちの身近でも起こりうるようなトラブルが描かれている。
当事者となればこれは恐怖だろう。
最後の話が一番設定がとっぴではあるが
嘘に嘘を重ねて築き上げた楼閣が崩壊する恐怖はスリルがある。
2026/01/30 10:33
およそ30年の時を経て向かい合う過去の思い出
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カルト集団に関わる事件を担当することになった弁護士は
昔、その団体の主催する合宿に参加したことがあった。
一つの事件をきっかけに、主人公は自分と友人の過去に向き合っていく。
過去の自分、今の自分、
過去の友人、今の友人
に視点を移動させつつ事件の核心に突き進んでいく
作者らしい立体的構成のサスペンス。
2024/08/21 01:37
大人が見ても楽しい
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子供が選んだ本ですが、
日本の各社の飛行機、
海外の航空会社の飛行機などが
紹介されていて、
大人が見ていても楽しい絵本です。
飛行機が好きなお子さんなら
まだ文字が読めなくても
楽しめると思います。
2024/08/20 00:46
すごい世界観
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乱歩は作品作りの苦労話をよく書いているが、
それにしてもこの独自の世界観や設定は圧巻だ。
「闇に蠢く」はまさかそんな話とは思わず
後半びっくり。
「湖畔亭事件」はトリックが面白い。
そのほかにも読み応えがある短編が収められているが
「パノラマ島綺譚」はやっぱり面白い。
ところで電子書籍だけなのか、
カバー、装丁が変わってますね。
紙の本の全集の方の装丁の方が
私は好きです。
2024/08/20 00:01
謎解きだけでは終わらない事件の連続
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一部ネタバレ。
本巻冒頭でまずびっくりさせられる。
前巻で提示された暗号は
本巻の途中で解読されはするものの、
それだけで物語は終わらない。
話は思いがけない方向に展開してゆく。
全てを知った上で『813』を読み直すと
改めて作品を楽しめそうだ。
それにしても、
本作に限らないが、
初期のルパンものは
物語に連続性があるだけでなく、
けっこう悲惨な目に遭う話があるものだ。
思えば『奇岩城』もハッピーエンドではなかった。
第一次世界大戦中に発表された作品だけに
フランスとドイツをまたぐ
スケールの大きな話だが、
単なる推理ものを超えて
人間ドラマとして見ても
ルパンの辛さや苦しさが伝わってくる。
後半から結末にかけては
本当に驚きの連続だ。
2024/08/19 00:04
歴史もかかわる壮大なストーリー
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ネタバレ含みます。
いろんな役者が登場しますが
なんといっても
イジドール・ボートルレの活躍に目が止まります。
彼の活躍が作品のほとんどなので
その他の役者は
そんなにたくさん登場させなくても
よかったのではないかと思うほど。
ルパンの作品は
1話1話完全に独立しているとはいえず、
以前の作品での事件や登場人物にも
時折触れられています。
本作も次に続く『813』と無関係ではないので
できればルパンは順番に読んでいくほうがいいですね。
本作の最後はなかなかの見もの。
2024/08/18 23:19
続813まで一気に読もう!
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ちょっとネタバレ。
謎のキーワードは出てくるものの、
本作ではもっぱら
次々と事件が起こ理、
ルパンと彼に敵対する一味の存在、
そして警察との戦いが描かれている。
物語の展開は速い。
そして続編では
いきなり「あっ!」と思わされてしまう。
何が起こるかわからないまま
前半の本作を楽しんでください。
事件の本格的な謎解きは
続編をお楽しみに。
アリババと40人のとうぞく
2024/08/03 21:46
かわいらしい絵のアリババ
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ちょっと前に
ベッドで子供達にアラビアンナイトを
話してやろうと思ったら…
知っている話なのに
内容をほとんど忘れていて
まともに話してやれませんでした。
子供向きには
とりあえずわかりやすい絵本でいいので
本書を選びました。
アリババのうちの
機転を効かせた女性の活躍のほうが
アリババ自身よりも主役を張っている感じです。
ピアノ
2024/08/03 21:29
大人向きの絵本ですね。
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子供が読んでももちろんいいけど
大人向きの絵本といったほうがいいかも。
のんちゃんの赤いピアノの秘密、
ピアノを弾いてくれるお爺さんの秘密など、
言葉で明確に答えを描いているわけではないけれど
そういう行間を味わう読み方は
大人にこそ向いているかもしれない。
子供と一緒に読んで
「どうしてだろう」と
意見交換するのも楽しいと思う。
トラトラトラクター
2024/05/08 23:08
再発されて嬉しい!
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この本は図書館で借りて
子供に読んでやっていました。
子供向きの絵柄ではないような
わりとリアルな描き方ですが、
読んでいるうちに気に入ってしまったのは
読んであげていた私でした。
トラクターの働く一日が描かれています。
会社に戻る夕刻の描写は
ああ、1日の仕事が終わったんだなと
ある種の黄昏を感じられるし、
最後の1ページもお気に入りです。
ずっとネットで探していましたが
見つからなかったので、
もう絶版になったんだなと
数年前に諦めていました。
ところが今年店頭で見かけてビックリ!
再発されたとしり
嬉しくなりました。
私用に購入したい一冊です。
江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者
2024/05/08 16:34
初期の作品から順に読んでいく面白さ。
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好きな話が入っている本から読んでもいいんですが、
私の場合は、できるだけ順に読んでいきたいと思い
第1巻から始めました。
明智小五郎がどんなふうに生まれ、
徐々に作品に姿を現していくか、
明智ものの片鱗が伺えます。
子供のころポプラ社の
少年探偵シリーズは好んで読んでいましたので、
明智小五郎誕生秘話?みたいなものも
ちょっと感じられるかも。
それにしても本書に収録されている短編の中では
「屋根裏の散歩者」も面白いですが、
やはり「人間椅子」は傑作ですね。
