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dakaraさんのレビュー一覧

投稿者:dakara

253 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

紙の本楽しみの社会学 改題新装版

2001/01/06 01:21

「楽しみ」の本質とは何か?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 大変独創的で、かつおもしろい本です。
 本書は、スポーツや遊び、また外科手術までも「フロー体験」というキーコンセプトで分析しています。フロー体験をひとことで説明するのは困難ですが、一種のエクスタシーのようなものでしょうか(本書を熟読してみてください)。
 本書によれば、外科医は、盲腸のような日常的に起こり得る手術よりも、心臓手術のような高度な知識や熟練を要求する手術の方を「おもしろさ(言葉は悪いですが)」を感じるのだそうです。その楽しさの本質がフロー体験と呼ばれるものです。
 そのフロー体験はどのようなときに生じるか、またどのようなモデルなのか、本書を読めば明らかになります。組織、職場での内発的動機づけを考える上でも有用なヒントを提供してくれる1冊です。

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紙の本

「社会学する」ためのテキスト

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「社会学する」にはいったいどのような方法があるのかについて、豊富な具体例を交えながらわかりやすく説明している本です。
 本書によれば、社会学においてリアリティを明らかにする方法として、意味解釈法、統計帰納法、数理演繹法の3つを挙げています。そして、それぞれの立場の方法論について議論しています。参考文献も充実しており、大変助かります。
 本書を読むにあたっては、ある程度自分が「何を研究したいのか」を考えながら読むといいと思います。自分のテーマを社会学する上で、最適な方法論が、本書の中できっと見つかるはずです。

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紙の本

紙の本メディアとしての電話

2000/12/15 08:04

電話の社会学的研究

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 電話はもはやわれわれの生活にとって欠かせないコミュニケーション・ツールのひとつとなっています。
 そのような電話(本書で論考の対象とされているのは、一般家庭に置かれている加入電話のことです)が、どのようなプロセスで進化してきたのかについて、技術的背景や社会的背景を踏まえながら、非常に興味深く論じています。
 非常に示唆に富む本ですが、出版からすでに8年が経過しており、やや古さを感じてしまう箇所があります(仕方のないことですが)。本書が出版された当時は、また携帯電話が出始めたときでした(本書でもそのことについて触れています)。いまや、電話が1人1台の時代になりつつありますし、電話も技術的にどんどん進歩しつつあります。そのような社会・技術情勢の変化を踏まえた上で、新しい版の刊行を期待したいものです。

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紙の本

紙の本現代広告論

2000/10/26 12:43

日本には数少ない、広告論のテキスト

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 有斐閣アルマシリーズというのは、本当によい本がそろっています。この本も、非常にわかりやすい素晴らしい教科書です。検索してみるとわかりますが、日本語で読める広告論のテキストはあまりありません。マーケティング活動において、これだけ広告が重要なのにも関わらず、そうなんです。マーケティングの教科書に少し記述があるくらいでしょうか。本書は、最新の議論も含めて、広告に関する理論を体系的に、かつ初心者にもわかりやすく解説してくれます。広告とは何か、というそもそも論から、広告会社の意義、広告はどうつくられるかという議論、さらに最近特に注目されているブランドとの関係、またグローバルな広告戦略まで、非常に読み応えがあります。さらに、コラムというかたちで、いろいろな会社の優れた広告の事例が取り上げられているのも、興味深いです。

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紙の本

紙の本聞きとりの作法

2000/10/18 22:16

インタビューのコツを伝授する

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 本書の著者である小池和男さんは『仕事の経済学』という大変すばらしい本を書いています。『仕事の経済学』は、高度な数学を利用した経済学ではなく、現場発の経済理論という点で異色であり、非常におもしろい本であります。その著者がこれまで国内外のさまざまな企業において行ってきたインタビュー調査のコツを伝授してくれます。聞きとり(著者はインタビューをこのように呼ぶ)をするための調査計画の立て方や聞きとり調査そのもののやり方、さらには聞きとりで得たデータが社会科学的にどのような意味を持ち得るかという点まで、著者の体験に基づいてわかりやすく述べられています。企業への聞きとり調査を想定した本ですので(たとえば、インタビューを行っている間は、インタビュイーは企業での活動に参加できないので、コストがかかっていることに留意しなければならない、など)、社会科学を専攻している学生はもちろん、営業や企画のために他企業を訪れるのことのある社会人にも非常に役に立つ本です。

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紙の本

紙の本経営戦略論 新版

2000/10/13 16:32

経営戦略論の教科書

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 経営戦略という言葉をよく耳にする。しかし、では経営戦略って一体なに?と聞かれると答えに窮してしまうのではないだろうか。本書は、現在の経営学でも注目されている経営戦略論の体系的でわかりやすいテキストである。そもそも経営戦略論自体にわかりやすい本が少ないし、かつ戦略関係の本はアメリカの学者の著作の翻訳本が多いので、訳文が難しかったり、日本ではさっぱりなじみのない企業の事例が取り上げられているなど、一般社会人が読むにはちょっと抵抗を覚えるものが多かった。確かに本書も、経営戦略ではなく、経営戦略「論」であるので、アカデミックな文献であるが、取り上げられているNECや花王の事例は面白いし、最近の経営トピックも最後の章でカバーされている。学生だけでなく、社会人にもおすすめできる優れた本です。

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紙の本

紙の本現代社会心理学

2000/10/10 20:06

社会心理学の一番の教科書

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 社会心理学を学ぶ上で、一番わかりやすく、しかもすべての領域を網羅しているテキストだと思います。はじめの1冊として、辞書代わりにも使える本です。内容は自己、援助、コミュニケーション、集団、同調など社会心理学ではおなじみのものが出てきます。社会心理学とはどのような学問なのか、何を目的にしているのかということが本を読むうちに明らかになってきます。われわれのふだんの日常生活を意識した記述もわかりやすいですし、図や表も多用されていて、読みやすいです。ただ、これは仕方のないことなのでしょうが、複数の著者による分担執筆なので、「一貫性」という点は少しうすいかもしれません。しかし、それはこの本の欠点ではなく、それぞれの第一線のエキスパートが書いているわけですから、長所と捉えるべきなんでしょう。

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紙の本

大変わかりやすい社会学入門

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 社会学って、本当に難しいと思う。身近な社会現象はすべて社会学の対象になるはずなのに、社会学の教科書はふつうに使われている言葉を何故あえて難しく使うのだろう、と漠然と考えてきた(たとえば、行為)。わたしは社会学の専門家ではないから、見当はずれのことをいっているかもしれないが、身近な学問を標榜するのなら、難しい術語を使わないで、社会現象の説明をしてくれる社会学の本があってもいいはずだ。本書はまさにそのような本だ。ドラマトゥルギーやアイデンティティ、コミュニケーションなど社会学ではおなじみのコンセプトをわかりやすい事例を通して、説明してくれる。大変わかりやすい入門書である。しかも、巻末にはキーターム集がついているため、非常に便利である。各章末には詳しい参考文献リストも添えられているので、さらに社会学の研究を深めたい人はそちらを参考にすることもできる。

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紙の本

状況論っておもしろい

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 状況論に関する初の概説書ということですが、状況論と一口に言ってもいろいろな主張があるようで、僕もはっきりと理解したわけではありませんが、本書の特徴はとにかく知的におもしろいというところにあります。読んでいてわくわくする本は久しぶりでした。旋盤加工や冷凍倉庫などのフィールド・スタディを通じて、そこで人間がいかに知的に振舞っているのかが記述されています。おもしろいのは、本書の著者が採用した「状況論的アプローチ」という考え方にあります。これによれば、学習とは頭の中に何かができるようなことではなく、他者や道具との相互構成の中に見られるものであるということになるそうです。これは、学習や発達が頭の中に知識構造のようなものができると暗黙のうちに仮定してきた認知心理学や認知科学に対して、問いなおしを迫っている野心的な研究でもあります。一度よんだだけでは、なかなか本質が伝わってこないかもしれません。ただ、「うーん、なるほど」と唸れるところがたくさんあります。

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紙の本

紙の本ブランド 価値の創造

2000/10/08 22:58

ブランド論への入門書

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 最近、ブランド・マネジメントとかブランド戦略、ブランド・エクイティといった言葉をよく耳にします。しかし、それらに関する本は、アメリカの翻訳が多いので、そこに載っている事例もアメリカやヨーロッパの企業ばかりで、日本人としてはあまり面白くありません。本書は、新書版というコンパクトなものででありながら、ブランドがどうして価値を生むのか、というにブランドに関する本質を学ぶことができます。また、本書をさらにおもしろくしているのは、なんといっても取り上げられている事例です。グリコのポッキ−や日清のカップヌードルなどわれわれが普段コンビニやスーパーで見ているものが事例として出てきます。「えっ、そんな商品がブランドと呼べるの?」と思ったあなた、ぜひ本書を読んでみてください。おもしろいです。

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紙の本

紙の本外科室・海城発電 他五篇

2000/09/30 15:26

20ページのすごさ

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 泉鏡花の短編小説を集めた文庫本。特にはじめて鏡花を読まれる方には、「外科室」をおすすめします。外科室(手術室)という場で再会した外科医と貴婦人との愛を描いた小説。長い年月を超えて偶然外科室で再会した二人は、愛を貫くためにどうするのか。無駄な描写はまったくなく、わずか20ページのなかに、純愛を描く鏡花の才能は驚くべきものがあると感じます。100年以上前に書かれた小説ですが、いまもその感動は伝わってきます。

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紙の本

解説が丁寧な問題集

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 TOEFL-CBT用の文法問題集です。非常に薄いので、はじめの一冊としてお勧めできます。実際に問題を解くことを通じて、TOEFLに必要とされる基礎的な文法事項の習得と見直しができます。本書自体は非常に薄いですが、文法問題を攻略するためのポイントが明快にまとめられているほか、問題への解説も非常に充実している点も評価できます。また、「問題」と「解説」が別冊になっているので、答えあわせや復習にも便利です。文法の問題集はどれも途中で放り出してしまった、というひとに推薦の一冊です(著者によれば、本書は目標スコア210点前後想定しているそうなので、250点を目指そうというひとには、やや物足りないかもしれません)。

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紙の本

これからの工学および技術開発のビジョンを提示

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 本書は、東京大学工学部の教官らが、21世紀を視野に入れて、工学のこれからのビジョンを提示するために書かれた本です。これからの工学、さらには技術開発、イノベーションのあるべき姿を考える上でも、貴重な示唆を提供してくれる1冊です。
 これまでは、欧米の科学技術に「追いつけ追い越せ」というスローガンをもとに、ひたすら走っていればいい時代でした。到達すべきゴールが明確になっているならば、不用な試行錯誤を経る必要のない、そのようなビジョンは非常に魅力的だったといえます。しかし、日本が科学技術の領域で(「遺伝子工学」などのように、いまだにアメリカなどに大きく水をあけられている分野もあるものの)、自らがリーダーとなったこれからの時代には、自らの手によって新しい技術開発なりイノベーションの方向性を決めなくてはならない、というのが本書の大まかな主張です。
 そのようなキーメッセージをもとに、では具体的に科学技術、環境問題といったサブの問題をどのように考えていけばよいのか、ということについて、さらに詳細な議論が展開されています。
 一般読者をかなり意識しているせいか、文章は平易ですので、読みやすいです(かといって、レベルが低いのではないと思われます)。またところどころに挿入されているコラムも楽しめます。「工学」と銘打っていますが、文系の方にも読んでもらいたい本です。

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紙の本

紙の本産業組織の経済学 基礎と応用

2001/04/29 23:41

産業組織論のスタンダード・テキスト

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 規制緩和や企業間競争の激化など、産業組織論の知識を増やしておくことはビジネスの世界にいる人間にとって非常に重要なことであると思われます。しかし、どのテキストも抽象的な議論に終始していて、わかりにくかったり、はじめから「ミクロ経済学の基礎知識を必要とする」ものがほとんどだったと思います。しかし、経済学はわからなくても、とにかく産業組織論の知識を身につけたいと考える人もいると思います。本書は、そのような人に最適の産業組織論の教科書です。
 文章は平易ですし、また著者が冒頭に「数式に依存した説明はできるだけ避けた」というように、数学の知識がなくても十分理解できます。さらに、ところどころに「ボックス」というコラム風のものがあり、そこでは具体的な実際の企業行動の事例などが紹介されており、理論を理解するための手がかりになってくれます。さらに親切なことには、数式の案内や関連文献の紹介なども充実しているので、初学者にはもってこいの構成となっています。

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紙の本

紙の本英語論文に使う表現文例集

2001/03/13 19:05

初心者に最適

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 英語で文章を書くのは苦手。まして英語で論文なんて逆立ちしても書けないと考えがちです。確かに高度な論文はそうでしょうが、最低レベルの英語論文(外に出すのに恥ずかしくない程度の)を書くための文例を豊富に示したのが本書です。
 そもそも英語論文はどのような構成・体裁でまとめたらよいのか、という話から、具体的にどのように文章を書けばよいのか。そして論文には不可欠の参考文献リストをどのように作成すればよいのかといったことまで、英語論文を書くために必要な内容を網羅しています。
 同じような意味をもついいまわしでも、さまざまな表現例が紹介されていますので、初心者には大変役に立ちました。

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