緋色唯さんのレビュー一覧
投稿者:緋色唯
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決戦!太陽系戦域 下
2000/10/06 08:37
我が道を行く
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宇宙軍時代のシーフォートの活躍を描いた四部作の最終巻である。
本作では、いよいよシーフォートが傍目には狂ったとしか思えないような行動を取る。結果もその行動に相応しいもので、壮絶としか言えないラストを迎える。
これまでシーフォートの辿った道は、傍目にはとても幸せとは言えないものだし、本人も自らを責め苛み続けるだろう。
しかし、いま道の終点に立ち、その辿った道を振り返ったとき、数々の後悔や過ちの記憶を見ながらも、満足した気持ちも感じたのではないだろうか。
なぜならシーフォートは、自らの信念に従って道を歩くこと、「我が道を行く」ことができたからだ。
星のパイロット
2000/10/11 08:47
遙かな空とその上へ
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読み終わったとき、空を飛びたいと思った。できることなら、そのまま空の上まで行きたいと思った。
時は近未来、商業ベースの有人宇宙飛行が実用化されたころ。本当に「近」未来? やっと国際宇宙ステーションの建設が本格化してきた現代から見ると、遙か将来の出来事にも思える。
しかし、人類は空を征服するのに1世紀を必要としなかった。宇宙を征服するのに、それ以上かかる必要があるだろうか?
この本は、読者の心を頭上遙かに広がる空と、その上にある宇宙へと誘ってくれるだろう。
天使の非常手段RIO 1
2000/09/19 08:43
我々はどこから来たのか、どこへ行くのか
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主人公リオは人によって人に似せて作られたが、人以上の能力と「失われた過去」を与えられた。リオは自らの過去を求めるため、その能力を駆使する。
人が神に似せて作られたとしたなら、そして自己とは過去の積み重ねであるとするなら、リオの求める過去は、人の持つ根元的な問いの一つ「我々はどこから来たのか」と同じであると言えるだろう。
そして、もう一つの問い「どこへ行くのか」は、リオと人とに共通する問いではないだろうか。
われわれ人の行き先が分からない以上、リオの行き先もまたわからない。しかし、彼女の行き着く先には、平穏な日々があることを祈りたい。
それが儚い希望だとわかっていても。
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