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バードマンさんのレビュー一覧

投稿者:バードマン

4 件中 1 件~ 4 件を表示

オブジェクト指向学習の最初の1冊

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 本書は、オブジェクト指向の学習をこれから始めようという人や、難解な言葉で書かれた入門書を読んで一度挫折した人がもう一度初めから学習したい、という場合の最初の1冊として最適ではないかと思う。

 「オブジェクト指向って結局どういうことなの?」といった概念的な話から、それをどうやって実現するのか、という具体的なアルゴリズムまでを平易な文章で読みやすく、しかも重要なポイントをしっかりと押さえながら書かれている。

 ソースはC++で記述されていることが多いが、必要とあればJavaを用いたり、同じ例題を解くのに普通にC++で記述した場合、STLを使った場合、MFCを使った場合など複数の記述がある個所などもあり、理解に役立つ。最初の1冊でこういう本に巡り会えるか否かは、その後の理解の速度、深度を左右するとても大きな要素だと思う。

 また、本書は『ドクター・ドブズ・ジャーナル日本版』の連載をまとめたものだが、本書に収録しきれなかった部分を含む連載の全てをPDF化して付録のCD−ROMに収録してくれているのも非常に嬉しい。

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紙の本泥の家族

2001/02/09 20:03

東野幸治のルーツ(?)

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 いま、この書評を読んでくださっている方は少なからずタレントの東野幸治氏に興味がおありなのだと思います。そうでなければ東野圭吾氏の本を探そうとして「東野」で検索をかけて辿り着いたのだろうと思います。お客さん、間違ってますよ。この本は芸人・東野幸治氏が書いた自伝(も少し入った)小説です。「少し入った」というのは、東野氏本人が、この本は「本当の事が3割、作り話が7割」と述べているからで、実際の割合が本当はどのくらいなのかは解りませんが、内容はいつの時代、どこにでもいそうな普通の大阪の家族のお話です。(どこにでもいそうな大阪の家族、ってのは変な言い方ですが)

 私は芸人としての東野氏を高く評価していますが、その最も大きな魅力は冷徹なまでの観察眼で、普通の人が目を伏せたり、気づかないふりをしてやり過ごそうとするような事柄をあえてほじくり出して笑いにしてしまう、出来てしまうセンスだと思っています。

 そんな東野氏が書いた小説ですので、普通の大阪の家族の話、とは言っても、ちょっと「普通」の意味が普通の「普通」とは違いまして(ややこしい)、普通に起こりうる話ではあるものの、実際に起きても、普通ならみっともなかったり情けなかったりして人に話さないだろうな、というような内容の、短いエピソードが長男、次男、長女の視点から語られるという形式で物語が進みます。これは、人が触れないこと、隠しておこうとすることに興味を示し、じっくりと観察している東野氏の芸風に通じるもので、東野氏のファンならニヤリと笑わされ、また、こういう芸人だからこういう小説がかけるのだろうか、あるいはこういう環境で育ったからこういう芸人になれたのだろうか、と考えさせられるのではないでしょうか

 最後に、小説としては荒削りな部分が多いながらもエンタテインメントとして「読ませる」工夫も随所に見られ、今後もこういう方面の創作活動を続けてもらいたいという一ファンからの願いを込め、評価は★4つとさせていただきました。

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自信を持って煙草を吸っている理由を言えますか?

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 「読むだけで禁煙」「90%の成功率」という謳い文句にやや眉唾なモノを感じながらも興味を持ち、本当に効くものかどうか、喫煙者である弟に読ませてみた。結論から言うと、1日1箱以上のペースで毎日飽きることなく煙草を吸い続けていた弟は、この本のおかげで禁煙に成功してしまった。今では近くで煙草を吸われると「臭い」などと言い、露骨にイヤな顔をするようになった。

 この本は煙草の代替物を提案したり、どのように気分を紛らわすかといった「(本来は大好きな)煙草を我慢させる」というアプローチの仕方ではなく、逆に「あなたは本当に煙草を好きなのか?」といった疑問を投げかけ、喫煙者が煙草を吸い続ける心理を分析して、煙草を吸う理由は肉体的な禁断症状などよりむしろ精神的な理由に因る部分が大きいこと、そしてその理由がいかに曖昧で脆弱なものかということを丁寧に、繰り返し、繰り返して説明している。これが著者自身が30年以上、1日100本のペースで煙草を吸い続けていたヘビースモーカーであったということを冒頭で述べていることもあり、読者の共感・理解を得やすくなっているのだろう。

 具体的な内容は本書の詳細に立ち入ってしまうので控えるが、日本でも喫煙者に対する風当たりが欧米並に厳しくなっている昨今、本当に煙草をやめたいと思っている人ならば、読んでみる価値はあると思う。

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紙の本ニッポンの猫

2000/07/27 13:43

猫好きな人にも、そうでない人にも

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 日本全国、何処にでも居そうな猫たち(主にノラ猫)の、演出無しの日常感あふれる姿を楽しめる写真集。
 寒い朝に何匹もおしくらまんじゅうの様にして身を寄せ合っていたり、風に揺れる稲穂に飛びかかっていたりする猫たちの活き活きとした姿に、猫好きなら思わずニヤけてしまうことは間違いない。
 また、写真家の岩合光昭氏自身によって写真に添えられた文章は短いながらも深い愛情を感じさせ、共感できる。写真と併せて読むことで、北海道から沖縄まで、様々な地域ならではの猫の生活習慣が感じられるのと同時に、どんな環境にも適応してしまうたくましさや、猫好きな人間に取り入って快適な生活を手に入れるしたたかさなど、全国共通と思われる習性が見てとれて微笑ましい。
 猫が特に好きでない人にも、この写真集を見てもらえれば、自分の家の近所のノラ猫も彼らと同じようにたくましく生きているということを実感してもらえるのではないだろうか。
 最後に、★4つの評価なのは、どれだけ見ても「もっと見たい」という不満が残るため(笑)で、実際には最高の評価です。

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