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あつぼんさんのレビュー一覧

投稿者:あつぼん

90 件中 31 件~ 45 件を表示

下の子も動くようになってもうハチャメチャ

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 シリーズ第3弾。ナギちゃんも動くようになり、ますます大騒ぎの優さん家。面白さはいささかも減じていないが、本作はいつもの連載マンガが2/3で、残りは育児相談コーナーっぽくなっている。これもマンガ入りなので楽しいのは楽しいのだが、やはり全編新作を読みたかったところ。それでも「買い」であることには変わらないが。
 いつも楽しみなのは、さりげなく描かれているおもちゃや子育てグッズ、そしてインテリア。カラフルなマンガの色使い同様、かわいくてセンスのいい物好きの感覚で統一された家はきっとすてきなことでしょう…子供たちの襲撃にあわない限り。

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紙の本スピリット・リング

2001/02/20 15:33

まごうことなきビジョルド作品

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 中世?イタリアをイメージした作品で、主人公は魔術師&芸術家(鍛冶)の16才の娘で、わずかながら父から手ほどきを受けている。
 彼女らの仕える君主が、他国の君主と邪悪な魔術師によってだましうちされ、父も、彼女が密かに好意を寄せていた大佐も殺されてしまう。そんなこととは知らず、紹介されて鍛冶見習い志願にやってきた大佐の弟と出合う主人公。二人はそれぞれ父と兄の霊を救うため、共同して戦わねばならなくなり…、というストーリー。
 最初は物語の前提になじめなくて読むのに時間がかかったが、大佐の弟が出てきたり、君主が殺されたりするあたりから、著者の持ち味のいつものワクワクモードに入ることができる。
 SFではないが、ファンタジーの佳作。

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紙の本竜は眠る

2000/12/27 21:35

悩み苦しむ超能力少年ものの原点

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 著者の好んで描く超能力ものの一つ。しかし、彼女の焦点は特殊な能力を持つヒーローを描くことにはなく、人と違うことからくる苦悩を描くことにある。このモチーフも他の作品に何度も登場する。
 今回は人の考えていることが読める少年と、そこそこやり手のジャーナリストでありながら、事情があって今は二流の雑誌の部門に身を置いている男がメインとなる。
 珍しく伏線の張り方が中途半端な印象を受けるが、魅力的な中心キャラクター設定と劇的な導入部により、読者の注意をそらさない。
 読んで損をすることはいっさいない保証付きの作品だが、敢えてあらさがしをするとすれば、周辺の(重要度の低い)登場人物の位置づけが、ストーリー中で果たす役割とアンバランスな気がすることぐらい。

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紙の本鉄道員

2000/12/27 21:33

ハンカチを用意して無心でのぞむべし

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 映画にもなったタイトル作を含む短編集。てっきり長編だと思っていたので最初拍子抜けしたが、それもつかの間、いずれ劣らぬ感動を与えてくれる作品揃い。どの話にも昭和40年代?ふうのちょっと懐かしい香りが漂う。
 タイトル作も捨てがたいが、「ラブ・レター」など思わず涙を誘う話、じーんと来て余韻を残す話ばかり。くさいと言えば言えなくもないが、今どき珍しいストレートに琴線に訴えてくる小品のオンパレード。てらいのなさに一票。

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紙の本奇跡の人

2000/12/27 21:32

人の心に踏み込んだ新境地

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 テレビドラマにもなった作品だが、テレビでは主人公の設定だけを残して表層をなぞったストーリーに終始していたのに対し、原作では主人公の今昔の対比がよりはっきりと描かれている。主人公の自分探しの苦悩も切実に伝わってくる。
 著者の作品はいつも、知識の披露がたまにきずだったのだが、本作ではそのような悪癖がまったくなく、新境地に達したかに思われる。次作では、従来の入念な下調べと、この新境地のブレンドされた作風への大いなる期待がもたれる。

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紙の本幻色江戸ごよみ

2000/11/24 16:34

各編独立、人情あふれる作品群

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 時代もの短編集だが、霊感ものではなく各編独立。
 相変わらず人情味あふれる作品群で、文句のつけようがないが、もし何か希望をいうとすれば、もう少し長い作品を読みたいな、と。あっという間に読み終わってしまった。

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紙の本遙かなる地球の歌

2000/11/01 13:50

ファンならわかる盛りだくさんな内容、でも情感たっぷり

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 滅亡する地球から遥か彼方の植民星を目指す宇宙船が立ち寄った星には、以前に地球から遺伝子の形で「播種」された人類が文化を築いていた。相手に与える影響を気遣いながらも友好的な遭遇を果たすが…、という話。
 さして分量のある作品ではない(長編ではあるが1冊)のに中身は盛りだくさんな印象。しかし書き込みが足りないということは全くない。
 著者のファンであればわかる色々なネタが盛り込んであるそうなのだが、そこまではフォローできなかった。とはいえいくつかの主要な作品は読んでいるので、あまり書き込まれていなくてもすんなり受け入れられたのかもしれない。
 血湧き肉踊ることは全くない淡々とした語り口(話は結構劇的に展開する)だが、ストーリー・情感(詩情)ともにたっぷりと魅力をたたえた作品。

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コンパクトかつインパクトのあるヒューマンファンタジー、ただしゃべり方の訳がどうも…

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 分冊にして出した試みにはあまり思うところはないが、キングのお得意の一つファンタジー(しかもヒューマンな味わいの)としてなかなか面白い作品であった。

 短いながら場面場面のインパクト・緊張感・構図の浮かぶ描写など、なかなか忘れることのできない思いを残す。各場面がうらぶれた暗い感じを常に感じさせるのが、今までの彼のファンタジー作品との違いか。

 一つ気になることは、コーフィの話し方(訳)。日本語訳ではずいぶんへりくだっているように読めるが、人物設定からして、もっと鈍重で、ぶっきらぼうではないが口の重いしゃべりに訳したいところだと思う。少なくとも相手が所長であっても丁寧語で話すのはおかしいと思うが、どうだろうか。その意味で、原文を読める人はそっちを読んだほうがよいかも。

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紙の本復讐の船

2000/08/17 15:43

マキャフリー「歌う船」シリーズ最終作か?

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 「戦う都市」で活躍したハッカー少女ジョートは、Brain City のシメオンとブローンのシャンナ・ハップの養女となり、若いながら一人前の船長となっている、という続編。
 「戦う都市」で叩きのめされたコルナー人の中央諸世界への生物兵器による復讐のために誘拐されたべセル人のリーダー、アモスを救出する任務を引き受けさせられたが…。
 今回はブレイン・シップは実際には出てこず、ジョートの作ったAIランドがその代わりをつとめるような展開。そのせいか、復讐と恋愛をからめた普通のストーリーになってしまっている感もある。もちろん舞台設定は劇的だし、登場人物は極端を行っているし、ストーリーテリングにも文句は全くないので、読んで面白いことは間違いない。
 ただ、そろそろネタ切れかなと思ったら本当にそのようで、これ以降このシリーズは書かれていないそうだ。シリーズ創始者のマキャフリーは、「戦う都市」での共著を経て、今回は原案のみ、というわけで著者欄から消えている。

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紙の本錦繡

2000/07/25 13:47

ストーリーよりもしっとりした味わいを楽しむ作品

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離婚した夫婦が偶然再開したことから始まる
手紙のやりとりで全てが構成されている書簡体の作品。
この人の作品の常でいろいろあっても淡々と綴られる。
最初はこんな手紙のやりとりのできる元夫婦なんているか、
と思って読み始めたが、
落ち着いた展開(回想して記述する、それも小出しで)に
次第に引き込まれる。
比較的あっさりした作品で、読み終わって強い心の動きを感じる話ではないが、
ストーリーを追うよりも(展開は当然気になるが)、
しっとりした味わいを楽しみたい。

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紙の本黒い家

2000/07/25 13:20

現実を彷彿とさせるストーリー、描写はかなり気持ち悪い…

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予言となってしまったかのような保険金殺人もの。
とはいっても話はちょっと違うし、ホラーの味つけなので、
例の和歌山カレー事件とはかなり感じが違うけれど。
化け物が出てくるホラーではなくて(ある種、化け物と言えなくもないが)、
事件ものでサイコスリラーと言った趣。
読み始めてしばらくしたところで、(特に描写が)あまりに気持ち悪いのでもうやめようか、
と思ったけれど、途中からストーリーに引き込まれて一気に読まされてしまった。
さすがホラー大賞だけのことはある。
こわがらせるだけでなく、
「金がすべて」の現代を問題としてとらえる著者の視点が明確に提示されている。
その典型である保険に関連する調査結果もいやみなく披露されており、
かつ、ストーリーの展開にうまくからんでいく。
それにしても、よく書けた話で面白かったが、読後、
これからの世の中はあまり希望は持てないのではないか、
という暗い気持ちも少し抱いてしまった。
作品そのものはおすすめ。

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外国へのコンプレックスとあこがれがある人に。

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映画がアメリカの配給会社に気に入られ、全米公開されることに。
で、監督がキャンペーンに飛んでまわる様子を書いた
軽いタッチの日記風ドキュメンタリー。
マイナーからメジャーまでその取材の数たるやすさまじく、
スケジュールも強行軍、インタビューアの理解・不理解はあれど、
観客を楽しませたいという監督としての信念を持って接する様子が伝わってくる。
でも書き方はあくまで軽く、インタビューアに対してブーたれてみたり、
観客が笑う様子を見て喜んだり、
素直な書き方のせいか特に何がどうという本でもないはずなのに、
一気に読めてしまった。不思議だ。でも面白かった。
映画が楽しめた人で、ちょっと理屈っぽいところのある人で、
「外国がなんだ!」とちょっとだけ思ってるけど
実は結構あこがれがあるという人は必読。

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紙の本クロスファイア 上

2000/07/25 11:26

ありがちな路線かと思いきや…

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主人公はパイロキネシス(念力放火)の能力を持つ女性と、
半ば進行役的な放火班女性刑事の二人。
その能力とそれによる殺人事件をめぐって話は展開していく。
最初は、ありがちな路線で進むのかなと思って読み進んでいたが、
そこはさすが、あれよあれよという間に新たな登場人物が現れ、
話が想像と違う方向に進み、そこからはノンストップで一気に読んでしまった。
いかにも作り話的ではあるけれども、とにかく予想を上回る展開に引き込まれる。
でありながら、いつもの「人間を見る優しい目」が随所に感じられる。
登場人物に託した表現だけでなく、設定そのものに著者の優しさがみられる。
今回の作者の問題意識は、青少年(残虐)犯罪とそれに対する罰則にあるようだ。
著者の意見については読んで判断のこと。
(まあしかしなかなか割り切れるものではないのだが。)

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紙の本長い長い殺人

2000/07/25 11:00

意表をついた語り手、しかし子供だましではない。

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一つの事件が展開していくのだが次々と語り手が入れ替わる。
必ず当事者のすぐそばにいる意外な存在だ。
子供だましだ、という意見もあろうが、うまいところをついたと思う。
完全に全てを見聞きすることはできないが、思わぬことを知る機会に恵まれたりもする。
しかし助言をすることができないもどかしさが、またいい味になっている。
この作品は、まっすぐに解決に向かう方向では進められておらず、
いろいろと何がしかの関係を持つ人の話が短編のように組み合わされているが、
それぞれの話がそれぞれの味を出しており、
かつ全体の(ストーリーというより)雰囲気にとって決して無駄になっていないところが素晴らしい。
敢えていうと、個人的にはオチがちょっと。

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紙の本夢にも思わない

2000/07/25 10:54

決してお子様向けにあらず。

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「今夜は眠れない」の雅男・島崎コンビのシリーズ第2弾。
というわけでお子様向けを想像して読み始めたら、
早々に同級生に関係する殺人事件に巻き込まれる、
というストーリーでびっくり。
子供を主人公にしてほんわり感をうまく使っているが、
著者の昨今の興味を反映してか、青少年犯罪にまつわる作品となっており、
前作とは違ってかなり問題意識が現れている。
しかしここでも著者は、むしろ青少年の側に視点をおく形で心理を理解しようと努めているのがうかがわれる。
話が重くならないのは、主人公の少年をいわゆる平凡なタイプに設定することで、
その心の素直な揺れ動きを小出し表現することで読者の共感を呼び、
事件解明のストーリーだけにのめりこみすぎないように配慮されているからか。
ストーリーが一段落したか、と思ったところでやっと半分、
そこからさらに話が展開するところは本領発揮。さすが宮部作品、一筋縄ではいかない。
重くはないけど軽くは終わらない。必読。

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