tomoさんのレビュー一覧
投稿者:tomo
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愛をください
2001/03/31 15:09
選ぶことを許されない「生」と「死」
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必死に生きている二人はどうなっていくのだろう。そう思っていた矢先の「基次郎」の真実。生きていればいつか出会えるよ。私は生きていることに意味を持たせることが出来た気がした。
二人とも必死に生きた末の「生」と「死」だった。どっちにしても必ず「悔い」が残るものである。必死であればあるほど、誰の胸にも強く息づくのだろう。
愛はプライドより強く
2001/03/31 15:37
見失った「愛」を取り戻すには
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誰にでもプライドは持っているはず。最後に残るものはプライドより愛であると、人はプライドで愛するのではないとこの小説では言っている。
「愛」を見失った二人は「愛」を見つけて帰ってくる。普通のカップルでは、一度見失った「愛」を取り戻すことは難しい。
でもこの小説の二人は、見失った愛を「二人」で探していた。一緒に探すということではなく、お互いに探していたのである。そして最後、見つけた「愛」で二人は再会する。
こんな素敵な物語は辻仁成以外ではまだ読んだことがありません。
音楽が終わった夜に
2001/03/31 15:23
アンコールは何をやろうか
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ロックミュージシャン辻仁成(じんせい)の自伝的エッセイ。夢をつかむには辛いことがあれば、楽しいこともある。だからこそ人の胸に響く「詩」が書けるのだろう。
バンドを終わりにすることを決めるのはあっけなかった。私から見ても「これから先はもうないの?」とつい思ってしまう。辻仁成自身も「歌いたいテーマの途中で終わってしまった。」と言っている。
ソロミュージシャン辻仁成も、小説家辻仁成(ひとなり)もその続きを書こうとしなかった。実は続きを隠しているんじゃないか?アンコールでそれをやろうとしているのかな?
辻仁成青春の譜 Zoo
2001/03/31 14:54
辻仁成の「詩」
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辻仁成(じんせい)は「愛」に「生きる」人なのだろう。ロックミュージシャンである辻は私に教えてくれた。「生きる」ことはぶつかること、「愛」とは与え与えられる「生きる」理由であることを。小説とは違い、ストレートに熱く歌い上げる「詩」は何年経っても色あせない「愛」の物語である。
千年旅人
2001/03/31 14:27
「旅」をしながら
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たまたまであるが、実際に旅をしながらこの本を読んでみました。3篇あり、それぞれが心に「女性」を残す男達が登場する。それぞれ「時」が経つことによる変化が丁寧に描かれている。男達が見るものは、みんな生きているものである。いくら「死」を考えても、目の前に見える「生」が素晴らしいものならきっと「生」の旅を続けられるのだろう。自分が死んだら?恋人が死んだら?存在するかどうか分からない人が自分の心にいたら?私も急がないで素直に生きていきたい。
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