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根拠探索者さんのレビュー一覧

投稿者:根拠探索者

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あなたは自分の繭に閉じこもっていませんか

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机が、椅子が、そこにあるように、ものはそこにただある。それらの意味付けをして、言語を使いながら、ぼくたちは自分の世界を創っている。そこは居心地がいい。ぼくたちは、自分の世界という繭に入り、外からからくるものを弾き飛ばして生きている。しかし、ときどき、その繭を破ろうと、どこからか、わたしたちに襲いかかってくるものがある。それに身を晒す時、自分の存在全体を、それに向かって披くとき、繭は破れる。爽やかな風に触れ、わたしたちは今ここにいるということの意味を知る。新しい自分になっている。
ギリシア哲学の研究家でもある井上忠は、つねに生きる現場を大事にしてきた哲学者であり、「根拠」を追いつづけた哲学者です。その彼の重要な著作の一つ。この本では、井上は「彼方」からの呼び声を聞こうとする古代の知恵を踏まえながら、いまここを生きるわたしたちに、いまここを生きる方法を語っている。生きている意味が見える方法を語っている。それも、わたしたちが使う言語を分析しながら、言語が宿している彼方の影をしっかりと抉り出す方法を著者は、この本で思索している。そこから、いまわたしたちが生きること意味が明確に見えてくる。読み終えると、世界が変わって見えてくる本です。
難しく、頭ががんがんするけれど、読み出したら、手から離せない。本物の哲学に触れたい人向きです。

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