講談社さんのレビュー一覧
投稿者:講談社
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紙の本ハンカチ王子と老エース 奇跡を生んだ早実野球部100年物語
2006/11/06 15:22
「僕はあの日から、鬼になりました」
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「僕はあの日から、鬼になりました」
早稲田実業の斎藤佑樹が筆者に語った言葉である。
「ハンカチ王子」の呼び名で甲子園のアイドルとなった斎藤だが、感動の決勝戦に辿り着くまでには数々のドラマ、知られざるエピソードが隠されていた。
「僕はあの試合に負ける前と後で〝違う人間〟になったと思います。それくらい、自分にとって大きい敗戦でした」
斎藤佑樹にここまで言わせた「あの敗戦」とは何か——。
*
早実野球部の完全協力を得て、書籍として初めて成功した斎藤へのロングインタビュー。高校入学後の挫折、先輩エースから伝えられた感動の言葉、血の滲むような努力、都大会初戦の思わぬ苦戦、甲子園で出会った新たな難敵、永遠のライバル・田中将大との「運命の決戦」など、野球とともに駆け抜けた高校3年間を、斎藤本人の言葉で完全プレイバックする。
*
時空を超えた老エースとの因縁の糸
昭和6年8月13日の甲子園。斎藤が立ったその同じマウンドで、若き日の老エース・島津雅男は、がっくり膝をついた。愛知・中京商業に逆転サヨナラ負け。実はこの勝利こそ、昭和6〜8年に「夏の大会3連覇」の偉業を達成する中京商業の、最初の一勝だった。
——それから75年。
中京商業以来の「夏3連覇」の目標を引っ提げて甲子園に乗り込んできた「北の王者」駒大苫小牧高校。その最後の試合で立ちはだかったのが早稲田実業だった。驚くべきことに斎藤は、この「時空を超えた因縁」を知った上でマウンドに上っていた。
「僕は早実野球部の歴史を背負って投げていたんです」
これもまた、斎藤の言葉である。
齢92となった島津は、斎藤のピッチングを見届け、「75年前の敗戦」もすべて運命だったことを悟る。そして、ハンカチ王子にあるメッセージを伝える……。
本書には、斎藤佑樹と老エース、二人をつなぐ早実の歴史も描かれている。王貞治と荒木大輔が語った「甲子園の忘れ物」。夢半ばで逝った名将・和田明の秘話。それらはすべてどこかで、この夏の全国制覇、斎藤佑樹の成し遂げた偉業につながっていた。早実vs駒苫の球史に残る激闘と因縁を「75年前の壮烈な死闘」から解き起こした感動の甲子園ノンフィクション。読み終えた時、あの感動の全国制覇が、「運命」という言葉だけでは収まらない、凄絶な歴史のドラマでもあったことに気づかされる。
紙の本旅の極意、人生の極意
2006/06/09 19:14
本書で取り上げる15のプレミアムツアー(目次より)
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・アンティーブ 世界の黒澤も虜になった白亜の殿堂に一泊!
・アマルフィ海岸 死ぬのはまだ早い アマルフィを見てからだ!
・ホテル・ダニエリ 美術品のような内装に圧倒される名門ホテル
・ポンタヴェン&モン・サン・ミシェル 食いしん坊たちよ〝er〟の季節に集結せよ!
・シリヤライン 白夜に包まれて進む幻想的なバルト海船旅(クルージング)
・ドバイ 本気(マジ)か酔狂か ドバイの超・観光力
・アマンプリ 地上の楽園って、きっとこんなところだ
・カサ・デ・カンポ カリブ海で発見! 完璧・極上のパラダイス
・コナ・ヴィレッジ・リゾート 〝何もしない〟ことがここでは最高の美徳!
・パラオ 最初の出逢いで完全KO 一瞬でパラオの虜になる
・ノース・ストラッドブローク島 誰もが病みつき必至! 4WDで〝地球〟を疾走
・ウィスラー フレッシュトラックならオレは天才スキーヤー!?
・グレンイーグルズ 惨めさも極まれば快楽に これこそゴルフの真骨頂
・イグアスの滝 生命の危険も何のその! 地球の裏側の滝鑑賞
・プラハ 中欧を制す者がヨーロッパを制す!
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