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なるさんのレビュー一覧

投稿者:なる

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本王妃の館 上

2001/08/22 10:12

お笑いに転向

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 もしあなたが、浅田氏の作品のファンで、この本に興味を持っていたとしたら、表紙イメージだけでなく、是非、帯の言葉もご紹介したい。
 私は、こちらを利用して「王妃の館」上下巻を入手したが、その凝った装丁には驚かされた。上はピンク、下は水色の本体に、真っ白な上質なカバーがかかり、本の地色を見せるように窓が開いている。窓の金縁もうるわしく、そして、巻いた帯には
 「私 お笑いに 転向しました」の大書が…。
 もともと、浅田氏の人情泣き笑いモノがお好きな諸氏には、少々物足りない感じもあるかもしれない。しかし「鉄道員」から始めて、一連の歴史大作を読んできた方々には、浅田氏のこういう一面を知って欲しいし、更に「プリズンホテル」「きんぴか」へと手を伸ばしていただければ、こんなに嬉しい事はない。
 浅田氏お笑い系の入門書としては、大変におすすめである。

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紙の本黄昏の岸暁の天

2001/04/19 21:43

総ての物語が終結を始める

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「東亰異聞」にて、小野氏の著作に触れた人々の中には、同じく、新潮社刊の「魔性の子」を手に取られた方も多いと思う。そして、(あれ?これって一体どういう話だったの?)などとご感想をお持ちだったのではないだろうか。「魔性の子」は、実は、別ラインにて何巻と続く大作の外伝だったのである。十二国記シリーズは、もともと、少女小説というジャンルから出版され続けていた。そして、女子中高生に独占させておくには、あまりにも濃く、深い世界観に、一部成年読者は、ピンクや白の背表紙の棚の前に、若い子に混ざって手を伸ばしていたものである。
 しかし、ここにきて、状況は一変。
 出版社の企みか、一般の文庫での再刊行。しかも最新刊は、一般の文庫から先に出版の運びとなった。国別に、ささやかにリンクしながら進んできた、十二の国の物語が、いよいよつながりを持ち始める。そして、「魔性の子」の答も、今明かされる。
 さあ、本屋に走れ。売り切れていたら、刊行済みのシリーズを、総て購入して、予習を怠りなく。(笑)
 泰麒の失踪と、その間の痛ましい出来事が、キミの胸を打つ。

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誰を信じるか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 かつて、あのハグリッドをして、二度と行きたくないと言わしめたアズカバン刑務所。生きたまま、囚人の希望を食いつくし、彼らを生ける屍と化してしまう、そんな看守の目をかいくぐって、シリウス・ブラックが脱獄を果たした。目指すは、一路ホグワーツ。シリウスは、かつてヴォルデモートの片腕として、ハリーの両親が殺害された事件に関わっていた。
 さて、途中まで読んで、あれ、それなら、一巻にも出てるのかなと思い、一巻を引っ張り出してみると、ちゃんと名前が出ている。

やっと来たね。いったいどこからオートバイを手に入れたね
借りたんでさ、ダンブルドア先生様
ブラック家のシリウスっちゅう若者に借りたんで。 
<ハリー・ポッターと賢者の石26頁より抜粋>

 いやあ、すっかり忘れていました。シリウスは、当時とどめを差し損ねたハリーを狙っているのか、それとも他に目的があるのか。
 また、一巻以来、立て続けに教師に恵まれない闇の魔法術に対する防衛クラスに、ついに相応しい人物が登場。人となりは、清貧の一言。ところが、彼にもなにやら曰くありげな秘密がつきまとう。
 秘密といえば、ハーマイオニーも、殆ど一年を通して、ハリーやロンに対し、大きな秘密を抱えて過ごす。そして、その秘密のおかげで、最後に物語は一挙に急展開を見せるのだが、そこは、是非ご自分で楽しんで欲しい。
 自分の心の中の闇を克服して、クィディッチに臨むハリーの姿は感動的だし、それだけに、最後の最後、事件が全て解決しそうになり、はちきれんばかりのハリーの幸福感が、たった30分で終わってしまった時には、次回作、また、完結に至る過程が、遠く待ち遠しい物に感じられる事だろう。
 今回の登場人物、やはり、ハリーの父と、その友人達は、おそらくこれからこの物語に彩りと陰を添えることになると思う。
 新登場の曰くつき箒、ファイヤーボルトにも乞うご期待。

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