ぜんちゃんずさんのレビュー一覧
投稿者:ぜんちゃんず
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廃用身
2005/08/25 13:37
リアルとノベルの境界が惚けてくる
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ある医師が行なった奇異な治療。それは麻痺などにより廃用した四肢を切断し、残存した機能を改善させるものだった。これが「画期的な治療法」か、はたまた「独善的な医師による老人虐待」なのか。
物語は治療法を考案した医師の遺稿とそれに続く編集者の補筆によって展開する。
この巧みな構成の前に、我々は読了まで息もつけない。
2002年、神戸のと異人坂診療所に勤務する36歳の医師はデイケアである患者の異状に疑念を抱く。
「家族に虐待されているのではないだろうか。」
家族など身近な者による虐待は増加の件数をたどっているが、明らかになるはほんの氷山の一角である。
どのくらいの虐待が行われているのかを把握するのは容易ではない。
老人は自らの障害に苦しむ以上に、「家族のお荷物」になったわが身を恨み悩む。
「こんなに長生きしてしまって申し訳ない。」現場の医師は、老人から同じような話を毎日聞かされている。
安易な励ましはその場しのぎに過ぎないことは分かっている。
更衣や食事はおろか、排泄までもひとの世話になって生きることがどれほど屈辱的か。
年寄りだから仕方がないんだよ、と言われて諦めることがどれほど辛いことか。
心身ともに傷つけられ、「死ぬことも生きることも叶わない人生」をただ生きていく。
良心的な医師はこころを痛め、考える。
家族の介護負担を減らし、高齢者に生きる希望を与えられないものか—
そして、ついに禁断の治療を決行した。
治療は成功し、患者は失った廃用肢と引き換えに新たな人生を得るのだが....。
次第にリアルとノベルの境界が惚けてくる。
読後にふと我に返ると、鳥肌の立つような後味の悪さからはまってしまったまま動けない自分に気づく。
こんな感覚は小学生のときの江戸川乱歩”人間椅子”以来だ。
しばらく興奮から醒められそうに無い。
ホメオパシー入門 オールカラービジュアルガイド 安全で効果的なレメディーの使い方
2005/05/24 04:28
ホメオパス必携!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
約50種類のレメディの特徴を写真やイラストを用いて過不足なく、非常に簡潔かつビジュアル、コンパクトにまとめてあります。
著者はロンドン在住のクラシカルホメオパスなので、実際の診療や処方のしかたについても丁寧に記載されています。
HOMEOPATHYの起源や歴史、世界の現状、、原理と実践、レメディ-の基本(trituration、succucion、potency、repartoty、et)などについてももちろん記載されています。
巻末にレパートリーindex(rubrics)がついていて、セルフケアにも対応できます。
これで1900円ですか? 140ページですか? 全編オールカラーですよ?
とってもお買い得です。絶対に損はしないでしょう!
HOMEOPATHYをこれから学ぶひと、あるいは基本レメディを学んだひと全てにとって必携の一冊です
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