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ジル・Nさんのレビュー一覧

投稿者:ジル・N

18 件中 1 件~ 15 件を表示

悲惨

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三つの物語が並行して進んでいく。
その三つのうちでも、各章で一番初めに語られる物語はとくに暗澹そのもの、暗い欲望、みっともない自意識過剰といった感じで、読んでいる方まで暗い思考が身に付いてしまいそうな気さえした。それでも読むのをやめられなかったのは、これらの物語が三つとも、それぞれの語り手の思考を忠実に追体験させるかのようなおもしろさを持っていたからかもしれない。
それにしても、してやられた。第七章に至るまで、完全に騙されていた。まさに『回答が与えられ、認識は逆転を起こ』した。
凄い小説だと思う。しかし、ではまた読み返したりしたいかといえば…。『主な参考資料・つい最近終わった自分の青春』、と書いてあることでもあるし、悪いものでないからといって繰り返したいものであるとは限らない。

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紙の本陰陽師 付喪神ノ巻

2002/11/20 14:38

平安の雰囲気

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平安時代。朝廷に仕える陰陽師安倍晴明が、「妖しのもの」絡みの数々のできごとを解き明かしていく。
全体にただよう雰囲気がとてもいい。人と人でないものの境が今よりも曖昧なような、人が土地や自然の中の一つであることを、人が皆あたりまえと考えているような…。晴明がよく口にする「呪」というものについても、その言葉や概念は知らなくとも、その本質みたいなものは世の中に普通に息づいていたのでは、と思わされる。
また晴明がよく共に酒を飲み、妖しのものに相対するときに行動を共にする、源博雅の存在がいい。晴明と博雅のやりとりや、様々なことに対して博雅がみせる反応が、博雅の好ましい人柄を感じさせて楽しい。
ゆっくりと平安時代の空気を想像しながら読みたい。

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紙の本玩具草子

2002/05/10 21:06

長野ワールドを好きな方にはおすすめ

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作者が子ども時代に蒐集していたものや、学校で友だちと交換するために文房具店で買ったものなど、少し懐かしい感じのするものについてのエッセイと、その間々に、大正から昭和にかけての子ども向けの図案の古裂が挿まれる。
エッセイも楽しめるが、古裂のデザインや、それぞれの古裂ついて作者がつけたキャプションがまた面白い。呉藍、硝子壜、万華鏡、金魚玉、木の葉石、吾亦紅、抽斗、花崗岩なんていう、作者の小説の世界でも見られそうな単語がよく出てくる。ファンは必見だろう。

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見やすいのが欲しい

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特集記事やコラム、旅日記などは、本の中のまとまった場所に載せてくれたほうが見やすいのではないだろうか。また、目次を見ても、必要な情報を見つけるのに苦労することがあった。関係なさそうなところを見ていて、前に探していた情報を発見したりした。
それからこれはこのガイドブックに限ったことではないのだが、旅行先ではガイドブックの中の行かない地域などのページはあまり開かない。それに対し頻繁に開きたいページもあるので、地域や項目などを印刷した付箋シールを付録につけるとか、ほかにも何か見やすく使いやすい工夫が欲しい。

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紙の本フィオナの海

2002/05/10 18:26

ケルトの伝説、あざらし、少女、美しい島

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十歳の少女フィオナ・マッコンヴィルは街暮しに向かず、むかし住んでいたロン・モル島のそばの、もうすこし大きな島の新しい家にいる祖父母と一緒に暮らすことになる。いい伝えによると、マッコンヴィル家の何代か前の先祖は、黒い瞳と髪の不思議な女を、海からつれてきて結婚したらしい。それ以来マッコンヴィル家に時折生まれる、黒い瞳と髪の持ち主は不思議な力で海と結びついていて、海のそばで一生を送るという。四年前、フィオナの一家が街へ引っ越すためロン・モル島を出るとき、彼女の弟ジェイミーはゆりかごごと波にさらわれ、行方不明になった。そのジェイミーも、不思議な黒い瞳と髪の持ち主だった…。
スコットランドの、落ちついた色彩の北の海と島、岩や海草、あざらしやかもめ、草花。決して華やかではないけれど美しい風景が、写しとられている。どこかからあざらしが、その黒い瞳で見ている。行ったこともないのに、フィオナやおじいさんのように、島に帰りたい、なんて思ってしまう。


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紙の本月魚

2002/05/10 13:21

呪縛からの解放、愛と執着

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古本業界を舞台にして、幼馴染みの二人の青年がある出来事から、その父親と一冊の古書にまつわる、触れないようにしてきた過去に向き合う。お互いを、そして自らを縛りつけてきたものから解き放たれ、自分の手にとり戻した人生に共に踏み出していく。
買い付けと卸専門の古本屋、瀬名垣太一。老舗の「古書無窮堂」三代目、二十四にして店主の本田真志喜。瀬名垣と真志喜の微妙な関係、罪の意識があるせいで屈折してしまうお互いへの思い。古書の世界、真志喜の父親の失踪、といった決して普通ではない題材が背景にある。しかし、罪の意識、苦悩、強すぎる自尊心ゆえの弱さ、人を求める心、再生、と普遍的ともいえる青春小説。瑞々しい雰囲気がよかった。

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紙の本クライム・ゼロ

2002/05/09 13:58

ノンストップ遺伝子スリラー

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ノンストップ・バイオ・サスペンス・ジェットコースター・ノベル?  冒頭から引き込まれる。一人の囚人の思わせぶりな描写、少女に迫るレイプ殺人の危機、過去に何かあったらしいFBI捜査官と遺伝学研究者の再会、イラク軍内部の処刑シーン、アメリカ次期大統領選。次々に移り変わる場面。いったい何がはじまるのか? 読みはじめたら止められなくなった。
主人公は2人。犯罪者も含め人間は育った環境によってつくられ、自分の意志で人生を決めていくと考える、FBI特別捜査官ルーク・デッカー。男性は遺伝的に女性よりも暴力傾向が強く、犯罪を起こしやすい遺伝子を持っている者もいて、それは遺伝子治療によって治療可能だとする研究者、キャシー・カー。その研究は彼女も知らないうちに、国家的、ついには全人類的なある計画に利用されつつあった…。
準主人公とでもいうべき女性たちが、暴力的なものと、その原因者である男性に抱く憎しみと嫌悪感を、強く感じた。ただ、この準主人公たちが「プロジェクト〈良心〉」のレベルにとどまらず、「プロジェクト〈犯罪ゼロ〉」を実行しなければならないと考えた理由が、いま一つ伝わってこない。また、登場人物の造形の中に、いかにもストーリーのために作りました、というような薄いものを感じることがあった。
それでも、毎日のように起きる暴力的犯罪や、21世紀になっても平和になどならない国際情勢のことも考えると、男性的原理よりも女性的原理が優勢な世界というのも、見てみたい気分になった。

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紙の本地名の魅力

2002/05/08 12:24

一つの地名にひそむ人々の思い

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自分の住んでいるところや、知っている場所の地名。普段何も考えずに口にするその地名が、どういう理由でできたのか、そこでどんな出来ごとがあったのかを知るのはおもしろいものだ。
「八重洲」がオランダ人「ヤン・ヨーステン」の名前からつけられたとか、「九十九里浜」は本当におおよそ九十九里近い長さがあるとか、「甲子園」は大正13年、おめでたい甲子(きのえね)の年にできたからそう名づけられ、当時は東洋一の大スタジアムだった、等々。
地名と地名にまつわる伝承には、それが史実であれ、後から創られたものであれ、それらを人々が伝えてきた歴史・背景がある。そういう、人々の思いを感じるところにも、地名の魅力がある。
たくさんの地名が取り上げられていて興味深いが、一つ一つの地名についてもう少し深く知りたい気がした。

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意外に動物的なヒト

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ヒトは五感を持っている。触覚、味覚、聴覚、視覚、嗅覚。これらのよく知られている感覚以外にも感覚があるとしたら…? その一つが、本書のテーマであるヤコブソン器官によってもたらされる、もう一つの嗅覚とでも言うべき感覚だ。
ヤコブソン器官はヒトの場合、鼻口から一センチ半ほど入ったところの鼻中隔の両側にひとつずつ、一対の穿孔として備わっている。私たちはとかく視覚や聴覚を重視しがちであるが、本書は数々の興味深い実験やエピソードを交えながら、ヒトが自分たちが思っているよりもずっと、ヤコブソン器官によるもう一つの嗅覚を含めた嗅覚に影響されているということを紹介する。
動物が行なう匂いによるコミュニケーション、ヒトもフェロモンに影響される、なぜヒトだけが自らの匂いを不快に感じるのか、人間関係における匂いに影響。匂いはほかの感覚よりも、ヒトの無意識的な部分への働きかけが強いようだ。ヒトは、知覚したことを意識できないほどの弱い匂いや、フェロモン様の物質にも、行動を左右されたりしてしまうらしい。
自分で意識できている感覚だけがすべてではないということ。ヒトも嗅覚によって、動物のような第六感のような感覚を使える可能性があること。とても刺激的な内容だ。

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紙の本私、ジョージア

2002/04/30 21:44

芸術家の孤高と幸福

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画面いっぱいの印象的な大きな花の絵などで有名な、アメリカの画家ジョージア・オキーフの、少女時代から晩年までの生き方を、様々なエピソードによって描いた絵本。
この絵本で、ジョージア・オキーフの画家としての軌跡をわずかながらも知ったが、芸術家というのはなろうとしてなるものではなく、なるべき人がなるのではないかと思わされた。自らの感覚に従い、世間の常識や価値観におもねることなく生きる。それ以外の選択肢は無いかのように。描くべきもの、描きたいものははっきりしていて、それをどこまでも追究する。その生き方は、孤高で厳しくも感じられるが、芸術家として素晴らしく幸福だったのかもしれない。

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紙の本ライオンハート

2002/04/29 02:09

出会う瞬間の、世界が金色に弾けるような喜び

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それはどうして始まったのか。「私たちは何度も出会っている。結ばれることはない。でも、離れた瞬間から、会う瞬間を待ちつづけている〜生まれる前も、死んだあとも」。一生に一回のほんの一瞬の逢瀬と、別の人生で出会うまでの別離。
なんてひどい運命。理由もわからずに。でもそのせつなさ故に、2人がその人生でお互いを見つけたときの喜びが、胸にせまってくる。過去へ未来へと歴史を渡り読み進むうちに、この運命の謎のようなものも明かされていく。ものすごいラブストーリーだ。

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紙の本アンジュール ある犬の物語

2002/04/26 00:31

鉛筆だけで

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スピード感のある線。モノクロのデッサンだけで、こんなに素晴らしい、たくさんのものがつまった絵になるのかと驚いた。文字はなく、絵だけの本である。
出だしからドキッとさせられる。一匹の犬がいきなり捨てられるのだ。そこからこの犬の物語が始まる。しかし、読後感は決してわるくない。
カラーではないこともあり大人向きかとも思われるが、幼いときにこの本に出会ったら、きっとずっと心に残るだろうと思う。

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紙の本インストール

2002/04/25 22:10

上手い

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高校三年生で文芸賞を受賞!ということで話題になっていたので、少し面白半分で読んでみた。確かに上手だ。地の文に全くつまずきが無いし、最初から最後まできちんと統一されている。
しかし、ストーリーもチャット風俗という題材も、どこかで見たような感じだし、特に新鮮味はない。ただ、主人公がふとしたはずみにとる行動や、周囲の人々の描写などに、時折リアルさのようなものを感じた。よく言われることだが、多分次の作品が勝負なのだろう。

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自分の好みにひたすら忠実

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軽妙な語り口と、しばしば挟まれる覚めたような、とぼけたようなギャグが妙におかしく、一息に読んでしまった。副題に「シュノーケル偏愛旅行記」とあるように、著者の宮田珠己氏の、日本や世界の海でのシュノーケリング紀行。
氏の偏愛ぶりは徹底している。まずはシュノーケル偏愛だが、スキューバダイビングは面倒くさいからしない。この面倒くさいという気持ちをとても大事にしている。シュノーケリング技術の向上についてもそのための努力は惜しみ、技術向上により、さらに努力することが増えることを心配する。
シュノーケリングで氏がすることは、「変なカタチ」の生きものを見ること。三大見たい生きものは、ウミウシ、イザリウオ、エイだそうだ。しかしここでも、好きなのは変なカタチの生きものを「見る」ことであって、その生態などには興味がないらしい。徹底している。
この旅行記で訪れた海については、氏が独自に、シュノーケリングスポットとしてお勧めかどうかを五段階で評価していて、またサンゴの死滅状況にも触れているので、シュノーケリングをする人にはガイドブックとしての面もある。シュノーケリングの知識がない人がただ読んでも面白いので、非常にお得な感じの本である。

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紙の本ボサノバ・ドッグ

2002/04/22 14:28

犬の存在感

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岩合光昭氏が、世界各地の犬を撮影した写真集。
氏の写真を見たことがある人にはいまさら言う間でもないことだが、犬の、ただ可愛い
だけの写真集ではない。風景、人が良い。そしてもちろん犬の表情がなんともいえない。
本当にいい。働く犬、ペットの犬、自由に歩きまわる犬、街の中の犬、自然の中の犬。そ
れぞれの出自や経歴、生活、考え、性格、嗜好なんかがある彼らが、ちゃんとそこにいる
のが感じられる。
もっとたくさん見たいので、続編を出していただけたらと思う。

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