ヤスフミさんのレビュー一覧
投稿者:ヤスフミ
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クレヨン王国月のたまご Part1
2001/10/02 00:35
壮大なものがたり
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クレヨン王国シリーズの中でも随一の長さをもつ『月のたまご』シリーズ。その最初に当たるのが本書である。もともとはこの一冊で完結の予定だったのが、読者からの反響が大きく、その後も続いていくことになったという物語。
登場人物は魅力的な人(など)たちばかり。主人公の星村まゆみ、クレヨン王国の第三王子サード(三郎)、鶏のアラエッサ、豚のストンストンという四人は当然のことながら、その他続々と魅力的な登場人物が出てきます。
内容も、明るく楽しいことばかりではありませんが、幾多の困難を乗り越えたその先にある喜びは本当に素晴らしいものだと思わせてくれます。三郎とまゆみの恋の行方はもちろんのこと、アラエッサ&ストンストンの漫才のようなやりとりは面白いですし、三郎の命がけの緊迫した場面もあり、飽きるところがありません。
講談社青い鳥文庫ですが、大人が読んでも全くおかしくない内容ですので是非手にとってみてください。もちろん子供も。
どんどん橋、落ちた 欺かるるなかれ!
2001/11/18 00:54
フーダニットとはこういうものである
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『暗黒館の殺人』にいたるまでの綾辻行人の苦悩が読める作品集で、全篇作中にも自身が登場する。収録されている五篇はともにフーダニットに奉仕している。シンプルな謎でありながら、それを解き明かすのは至難の業である。しかも、解けなかった読者を嘲笑うかのように、解答篇では小さな細かい伏線にまでわざわざ説明が加えられているのだ。
中でも「どんどん橋、落ちた」と「ぼうぼう森、燃えた」の二篇は歴史的な怪作だと思う。本格ミステリ独特のルールによって限界まで縛られた条件下で、ここまで読者を騙しとおすのは、やはり綾辻行人ならではの技である。騙されるのが好きな人、さらに綾辻行人が好きならば楽しめるはず。
有栖の乱読
2001/10/05 00:26
新本格で育った人へ
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新本格ミステリを先頭で引っ張っていっている有栖川有栖氏が、自らの読書体験や、お薦めミステリを100作も挙げてくれている。この100作が、新本格からミステリの世界に入ったにとって、非常にありがたいものなのだ。新本格しか読んでいない人もやはり、多かれ少なかれ、国内古典作品や海外作品を読んでみたいと思っているだろう。そんな人が、本を探すときの指針にするのが、この100冊なのだ。国内では江戸川乱歩や横溝正史から竹本健治や小栗虫太郎まで、海外はエラリー・クイーンやディクスン・カーなど綾辻行人の『十角館の殺人』を読んだ人なら興味を抱くであろう作家が並んでいる。中にはかなりマイナーな作品もあり、ミステリに詳しい人でも新たな発見があるだろう。
もちろん新本格しか読んだことがない人以外も十分に楽しめる要素はたっぷりある。著者が、それぞれの作品に「魅力ある謎」とか「結末の意外さ・美しさ」という項目ごとに5点満点で評価をしているのだ。それと自分の感想を重ねてみるのもいいかもしれない。
シャイニング 上
2001/10/03 00:16
心に響く怖さ
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本作は、スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』で有名だ。この映画は始まりから終わりまで独特の寒気を誘う恐怖映画で、エレベーターのドアから鮮血が溢れ出てくる様子や、少年が斧を持った父親に追われるところなんかは、見ていて思わず目を手でふさいでしまいそうな怖さがある。この怖さは、グロイのとは違って、心理的にぞわぞわくる怖さなのだ。
それで、映画も素晴らしいが原作のほうももちろん素晴らしい。舞台は真冬のコロラドのホテル。作家は、よりよい執筆環境を求めて冬の間誰も客のいないこのホテルを貸しきることにし、家族を伴ってやってきたのだ。しかし徐々に彼はおかしくなっていき、息子は、過去の様子などが見えてしまう「シャイニング」という特質をもっているために怖ろしい光景を目の当たりにする。
やはりキングは恐怖を演出するのが非常に巧いと感じさせてくれる作品であることは間違いない。
とりあえずは映画が先でも原作が先でもいいので、両方を味わってほしい。
未完成
2001/06/02 00:12
この国のかたち
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作者のデビュー作『UNKNOWN』で見事なコンビネーショんを見せた朝香二尉と野上三曹が今度は東シナ海に浮かぶ孤島にある自衛隊基地へと向かう。朝香二尉は防衛庁調査班なのだから行くには理由がある。その理由とは……小銃の紛失。
はっきり言って本格ミステリではなく社会派ミステリである。本格の要素もあるにはあるが、作者が伝えたいことはもっと深いことなのだと思う。未読の方の読書欲を殺ぐわけにはいかないので書けないが、本書を読めばいろいろなことを考えさせられる事は間違いないだろう。
本格の部分のことを言えば、これまたフーダニット・ハウダニット・ホワイダニットと三拍子揃ったもので、特に動機・ホワイダニットの面が最も納得するところだろうと思う。この動機が先ほどの作者が伝えたいだろうテーマに繋がっていくのだ。
『UNKNOWN』ではオートストアでコーヒーを17杯も飲んでいた朝香二尉だが、実は今回の舞台である孤島にはオートストアなるものは存在しない。あるのはインスタントだけ。カフェイン中毒の探偵はこの謎をどのように解くのか、というところを読むのも面白いかもしれない。
とにかく、本格好きも楽しめることは間違いないが、心構えとしては社会派として読んだほうがいいと思う。もちろん、読書中のBGMはシューベルト作曲、交響曲第七番『未完成』で……。
Unknown
2001/03/15 00:05
筆力は既知、作品は未知
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つい最近デビューしたばかりなのに、作品的には最前線にいる古処誠二氏。この短さ・この端正な文章で、どの長編にも引けを取らないその筆力は、これからも大いに活躍することを保証している。
本作は、自衛隊基地という空間で、盗聴器が仕掛けれるという、殺人もなけりゃ死体も出ないミステリだ。
それなのに、こんなに面白いのは何故か。一つは登場人物にある。野上三曹・朝香二尉のコンビの会話は、ほのぼのと読者を安心させてくれる。そして、朝香二尉が愛飲しているコーヒー。これも作品の中では重要なポイントであると思う。何かあるごとにオートストアでコーヒーを飲む姿は想像していて楽しい。読了後には是非、朝香二尉がコーヒーを飲んだ回数を数えてみてほしい。
この作品の素晴らしさ、もう一つは、やはり最初に書いた通り、作者の文章の上手さにあるだろう。幾たびも見直しをするという作者のスタイルがあってこその、この文章。薄い上に、さらに読みやすいので、ミステリ初心者も手を出してほしいと思う。ついでに言えば、自衛隊と外界の軋轢が扱われているので、社会派ミステリの要素もある。だから、社会派ばかり読んでいた人にとっての、本格ミステリへの導入部にもなり得る作品だと思う。
題名の『UNKNOWN』というのは、もちろん作品中に出る、あるものを示しているのだが、もう一つ、“自衛隊”という閉鎖された世界が、一般人にとって「UNKNOWN」である、ということも同時に示しているのだと思う。
四重奏 Quartet 妙なる狂気の調べ
2001/06/17 00:54
弦の調べ
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舞台は館。中澤家と天使や犬が住む館。
まず不親切。
初読は読みにくいことこの上ない。彼、彼女、僕、探偵など視点がころころ変わる上に、やはり作者が倉阪鬼一郎だけあってスプラッタ的場面も多々ある。
しかし、読者はそこで諦めてはいけない。ラストに待ち受ける衝撃的な真相を知ってしまったら、再読しないわけにはいかないのだ。そして再読のときは、初読とは一転してこの旋律を面白く感じることができる。2回読むのが普通の小説。薄いからといって油断してはいけない。それにラストの一文が利いている。作者の思いのままに。
カルテットのように四層の旋律を奏でるこの物語は、どこまでも読者を欺きつづけるだろう。
DOOMSDAY 審判の夜
2001/10/02 00:05
しょうもないか面白いか
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第22回メフィスト賞受賞作。今までのメフィスト賞にはなかったSF的作風。
アメリカのある町にやってきたエイリアンたち。エイリアンは6本の手に3本の銃をもち、レーザーで人間たちを殺しまくる。町全体に張られたバリアによって、町の内外は行き来できなくなってしまい軍隊も助けることが出来ない。町民は殺されていくのみ。といった話。
一見「しょうもない話」のように思える。読了後もそう感じる人はいるかもしれない。しかし、読んでいる最中に退屈さを感じることはないだろうと思う。理由は読みやすさと、あまりに現実離れした内容にあるのか、とにかく楽しくすらすらと読むことができる。結構グロイ表現もあったりするのだが、この流れの中では特に気にならないので、そういうのが苦手な人でも大丈夫だと思う。
ただ、これはミステリーではない。かといってSF……でもないような。なんだこれは。
赤後家の殺人
2001/08/25 23:31
魅力ある謎
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ミステリを読む上で『魅力的な謎』というのは欠かせない要素です。裏表紙に、とても魅力的な謎が書かれてあったとき、思わずその本を手にとってしまうこともあるでしょう。この『赤後家の殺人』はそれを満たしている作品です。この作品を紹介するとき、この「謎」以外のことは何も言わなくても、相手にこの作品を読みたいと思わせることができるのです。
その謎とは……「部屋が人を殺す」。
その部屋に独りで入った者は必ず死んでしまう。二人以上で入ったときには何も起こらないのに、独りで入ったときにだけ、その人を死に至らしめる部屋。これまでの歴史の中で何人の人を殺してきたか。そして今、その部屋に入ろうという者たちが現れた。彼らはトランプで、その部屋に独りで入る者を決める。その中に、カーター・ディクスンの創造した名探偵、ヘンリ・メリヴェル卿もいるのだ。
そして再び……謎の死。
超・殺人事件 推理作家の苦悩
2001/06/25 23:50
超推理小説
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『超税金対策殺人事件』は税金に苦しむ作家の姿を描いたもの。『超理系殺人事件』は作者からの「断り」が面白い。『超高齢化社会殺人事件』が個人的にはいちばんのお気に入り。もしかしたら何年後かは実際こうなってしまうのではないかと危惧してしまう。『超犯人当て小説殺人事件』は結構普通のミステリっぽく仕上がっている…と思いきや! 『超長編小説殺人事件』は、すでにある程度起こっている現象——小説の長大化について。原稿用紙換算1000枚、2000枚は当たり前のような流れができている今、この小説のようなことは深刻な問題になりつつあるのではなかろうか…。
帯には「日本推理作家協会除名覚悟」と書かれている。それほどまで東野圭吾氏が主張したかったこととは一体なんなのか。それは本書の一番最後に登場人物の心情を介して語られる。短編を面白おかしく書きながらも言いたいことはちゃんと言っているのだ。この作者は何を書かせても上手い。
ぶたぶた
2001/06/01 23:45
癒し系
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今流行りの「癒し系」とでも言えばいいのだろうか。小説で癒しなどできるのかと思われるかもしれないが、『ぶたぶた』を読めば心が安らぐことは間違いない。
ピンクのぶたのぬいぐるみが動くとか、ぬいぐるみが喋るとか、ぬいぐるみが食べるとか、飲むとか、本書では不思議なことがいろいろあるが、そんなことはひとまず置いておけばいい。読んでみれば面白さが分かるはず。短編集なので、本屋で一編だけ立ち読みしてから買うかどうか決めるのもいいかもしれない。だが、その一編を読んだ時点で、あなたはもう『ぶたぶた』の虜なのだ。もう逃れられない。
ミステリーズ 完全版
2001/02/12 00:42
自身を見つめる
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この『ミステリーズ』には、作者が自分自身を見つめなおしているような雰囲気があります(あくまで僕の考えですが)。詳しくは作者があとがきで語っている、この作品集のトータルコンセプトについて読んでもらえばいいのですが、各作品にこめられた「私」という存在についても言及しておく必要があると思います。
『密室症候群』は、密室トリックものばかりを書く小説家には、何か密室を書く原因があるのではないか、と小説家の心理を暴こうとする心理療法家の話ですが、最終的には「存在」で終わります。精神分析を行っているのも面白いです。
『解決ドミノ倒し』は、難しい話ではなくトリックとして、そのコンセプトに沿っています。雪に降り込められた山荘で起きた殺人事件を探偵が解くという、本格ではオーソドックスな舞台設定です。題名の通りで、ドミノのように一番最初が崩れたが最後、ラストまでそれを引きずります。
『私が犯人だ』は、目の前に死体があり、犯人である自分もすぐそばにいるにも関わらず、そこで働いている刑事達が、自分に気付いてくれない、というもの。「私が犯人だ!」と何度も叫んでも相手にしてもらえない孤独の悲しさがあります。
『不在のお茶会』。題名から分かる人もいると思いますが、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のパロディ(?)っぽいものです。作家・精神科医・植物学者という三人の登場人物たちは、そこに本来いるべき“主人公”がいないということに気付きます。しかし、“主人公”とは誰なのか、という疑問にぶち当たり、いつしか彼らは、自分たちは誰かの夢の中の人物なのかもしれない、などと考えるようになります。そしてラストまで続く「私」についてのメタ論理的な会話はかなり理解するのが難しいです。しかし、この作品集で作者が表現したかったことは、ほとんどがここに集約されているといってもいいと思います。
ジュリエットの悲鳴
2001/02/08 00:14
お得な21篇
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有栖川有栖氏といえば、『双頭の悪魔』のようなガチガチの本格ミステリや、「国名シリーズ」のようなユーモアも入った読みやすい本格ミステリ、それに『幽霊刑事』のような感動的な作品も書ける、非常に幅広いミステリ作家です。
しかし、この『ジュリエットの悲鳴』には、それらのどれにも引けを取らないほどの勾玉短編・超短編が21篇も入っているのです。笑える作品が多く、有栖川氏をよく読む人も、全く知らないような人でも楽しめる内容になっています。
中でも『多々良探偵の失策』と『世紀のアリバイ』の二つは、たった4ページしかないのに普通の短編以上の面白さを味わえます。捻りの効いたラストの落ちが、抜群の効果を上げています。
そして、なんといっても目玉は『登竜門が多すぎる』です。これは、作家志望の主人公の家に突如やってきたセールスマン。彼が売っているのは、ミステリを上手に書くための様々なグッズ。例えば、変換機能やルビ機能が充実しているペダンチック・ミステリ専用のワープロソフト、その名も「一太郎」ならぬ「虫太郎」。他にも、ミステリネーミング機「名付け親(ゴッドファーザー)」等等、ミステリファンなら思わず笑ってしまうような小ネタが散りばめられています。
他にも、「パテオ」のような作品もあります。夢の中にあるパテオ、そこに行くと、自分でもびっくりするような素晴らしいアイディアが浮かんでくる、という内容。この作品には、作家・有栖川有栖の、そんなことがあればいいなぁ、という願望がそのまま映し出されているかのように思えます。
恋霊館事件
2001/05/03 23:29
大震災を思い出して
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谺健二氏のデビュー作であり鮎川哲也賞受賞作である『未明の悪夢』にも言えることだが、この作者の震災への想いは限りなく大きい。
私はこの間、安芸灘地震の揺れにひどいショックを受けた。震度5でもあれくらい、神戸で起きた震度7とはどのようなものなのだろうか。『未明の悪夢』で、ミステリとしてよりも先にドキュメンタリー小説として作品の凄さを感じたように、この作品でも、本格ミステリという形をとってはいるが、それはただの枠でしかなく、作者が本当に伝えたいのは大震災のときに傷ついた神戸の街や人のことなのだということが強く感ぜられた。
ただ、この作品では連作短編という形をとっているため、それぞれの作品中で震災の酷さを語っているため、やや重過ぎの感は否めない。何度も何度も繰り返されると、どんどん気が重くなってしまう。こういうテーマの場合は長編にしたほうが良いと思う。
もちろん紙の密室・遠隔殺人機など魅力的な謎も提示され、『未明の悪夢』で探偵役を演じた雪御所圭子が鮮やかにそれを解き明かすところは良い。
1995年1月17日から、神戸の人々の心に焼きついて離れないあの震災を、直接被害を受けていない人々も、もっと身近に感じ、もし自分があのような震災を受けたらどうすべきかを真剣に考えるべきだと思う。作者が伝えたかったのはそういうことだと私は思った。
眼球綺譚
2000/12/30 23:56
幻想と恐怖に乾杯
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“由伊”という女性をテーマに書かれた怪奇・幻想譚が収録されているこの短編集。中でも特に幻想的な雰囲気を味わえるのが『バースデ・プレゼント』です。由伊の誕生日に、サークルの仲間たちが祝ってくれるのだが、彼らが送ってくれたプレゼントの中身は……、という作品。僕はこの作品の醍醐味は、そのプレゼントにあるのではなく、情景描写にあるのだと思います。随所に書かれている、踏み切りの“かぁん、かぁん”という音と、クリスマスならではの“ジングルベル”が自然と読者の耳に流れてきます。ドラマ性の強いこの作品は、真夜中に読むことをお薦めします。
『特別料理』は、心臓の弱い方や蟲に弱い方にはお薦めできません。同氏の『殺人鬼』並の恐怖感が味わえることだけは確かですが。
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