ねずみ学者さんのレビュー一覧
投稿者:ねずみ学者
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黄昏の岸暁の天 上
2001/06/02 19:48
新展開への布石
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五年ぶりに発表されたシリーズ第六作である。これまでの作品は、それぞれが独立した作品として鑑賞できたが、本作に関しては、過去の作品に目を通しておくことが好ましい。またシリーズ番外編である「魔性の子」と表裏の関係にあるので、こちらも読んでおかないと、特に後半の展開が唐突に感じられるだろう。
物語には大きな進展は無い。紙数が費やされるのは、世界観をめぐってのディベートで、これまでの辻褄合わせと、これからの布石のための一冊であるようだ。前作からの長いブランクは、クライマックスへと駒を進める用意のための準備期間であったのかもしれない。
物語は、今後の急展開を期待させつつ途中で断ち切られ、多くのキャラクターが再登場しているものの、姿を見せない重要人物もおり、まるで上下巻の上巻のみを読まされたようなもどかしさを感じる。
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