たっくんさんのレビュー一覧
投稿者:たっくん
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介護保険と住民運動
2001/05/10 00:42
介護保険の背景・現状・問題点まで幅広く学ぶことができます!!
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介護保険関連の著書は数多く存在するが、唯一住民運動という視点から介護保険制度を検証した著書である。
著書は主に「住民運動」「地方自治体」「介護保険制定までの背景」の3部で構成されており、3人の著者がそれぞれの立場から介護保険の解説をしている。
私が特に注目するのは、石川満氏による地方自治体による介護保険行政である。著者は、矛盾を抱えたままスタートした介護保険は破綻の道に進むことを予測しながらも、保険者である市町村と地域住民とが協力してゆくことによって、より良い制度に変えていくことを展望している。介護保険制度が抱える問題を抽出し、解決をするための方法を具体的に提言している。
社会福祉キーワード
2001/02/04 03:02
かなりためになります!!
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今日の社会福祉を考える上での基礎概念を学ぶことができます。
例えば「住民参加」「地域福祉」「福祉の町作り」など、その言葉を目にした事はあっても、その意図する内容については曖昧なまま理解している人は多いのではないでしょうか。
この「社会福祉のキーワード」で取り上げられている各種の概念には、その概念が形成された歴史的プロセスや、今日の社会福祉の理念・政策に大きなえ影響を与えているものが多くありす。
社会福祉を学ぶ学生だけでなく、広く一般の方々が読んでもためになる1冊であると思います。
どうする日本の福祉 新自由主義に対抗する社会保障運動
2001/05/16 03:42
福祉国家から新福祉国家へ
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介護保険制度実施から一年が経過し、介護保険制度が抱える問題が見える形となって現れてきている。要介護認定の問題、介護報酬の問題、低所得者に対する問題など、矛盾を抱えた制度はなぜできてしまったのか。
本書では「新自由主義的改革」が社会保障基礎構造改革の源流となっており、その延長線上に介護保険制度が存在することに問題の根幹があるとする。新自由主義的改革が社会福祉に与えている影響を、介護保険制度に現れてる諸問題から再検討すことにより、21世紀の社会福祉のあり方を検証する。
介護保険と医療保険改革
2001/05/10 01:07
新自由主義的福祉改革の行くへとは
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本書は、介護保険と医療保険改革の全体的評価と将来予測を医療経済学・医療政策研究の視点から行ったものである。著者はリハビリテーション医・日本福祉大教授・医療経済学者という肩書きをもち、医療・福祉・経済の視点から介護保険と医療保険の検証を行っている。
著書は「介護保険」「医療保険」「外科・眼科・リハビリテーション医学」の3部で構成されている。第一部の介護保険では、介護保険を「医療保険改革の実験」「老人長期ケア保険」「中所得者を中心につくられた」「二階建て制度」「医療保険の介護版ではない」と、さまざまなキーワードで評価をしている。そして、いずれは「高齢者医療・介護保険」に再編されることを予測しつつ、最終的には措置制度を改善する形で「租税方式」による介護保障を主張している。
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