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torichanさんのレビュー一覧

投稿者:torichan

24 件中 1 件~ 15 件を表示

このシリーズは知りませんでした。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中公文庫にこんな「まんが日本の古典シリーズ」があったとは、八重洲ブックセンターに行くまで知りませんでした。で、なにげなく見ていると、なんと土田よしこ先生のお名前が。ダッシュでゲットですね。「つる姫」から、「きみどり」「しじみ」「ぼんぼりぼんぼん」(これはいまだに単行本出ないなあ、待ってるのに)からのファンとしては、ひっさびさの単行本でした。「家庭の知恵」とか「怒っかーん」とかもありましたが。ほんと何年ぶりの単行本でしょうか。内容ですが、「あんのじょう」の講釈には笑いました。これは本編とはあまり関係ないですが、いや、あるのかな、性懲りもなく繰り返す失敗ですから。それにしても登場人物は、先々で女郎買いをしますね。昔はそうだったんだなあ…。後書きに「資料山積み、背景ここまで描いたのは初めて」というようなことが書いてありました。「つる姫」なんて背景なかったもんなあ。たいへんでしたねえ。是非、他の作品もお願いしたい! 嫌がっておられますが。思い切って、平家物語とか太平記とか。だめかしら。

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紙の本じゃりン子チエ 2 母の帰還

2002/05/09 23:37

この巻は賭け野球が圧巻でした。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

もう少し引っ張ると思っていた、ヨシ江はんの「帰宅」が意外に早く実現しました。あとこの巻では、「英語かぶれのボス」ひきいる野球チームとの賭け野球が面白かったです。しかしネコに打席に立たせるか? あとはアントニオJr.の登場かな。「コケザル」も出てきましたが、これはすぐにいなくなりました。ま、あんまり出てて楽しいキャラじゃなかったから、人気が出なかったのかな。

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行政の怠慢で、制度が危機に陥っています。がんばれ、清水市長(群馬県太田市)!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者は「国民健康保険(国保)徴収員」として、1年契約である市の職員となり、保険料徴収の仕事を12年勤めた方です。わたしのようなサラリーマンは、組合健保か政管健保なので、健康保険料は給料から天引きされていますから、支払いに対する「抵抗」は不可能なのですが、国保の場合は、払う人が口座振替にしない限り、窓口に出頭して払うか、徴収員の戸別訪問に対して払うか、となります。そうなると当然、「きちんと払わない」人が出てくるわけで、徴収員は主としてそういう方から徴収するのが仕事になります(給料が徴収額見合いの歩合制だそうです。歩合制の公務員て知りませんでした)。そうして著者は12年の経験で、様々な人たち、ケースを経験し、「国保制度の矛盾点」をいやというほど味わって、その全てをこの本に著したわけです。実態をみると、「これは、ひどい」「不公平」「ごね得の逃げ得」です。これでは「何も知らずにきちんと払っている人たち」が「いい面の皮」であります。けれどももちろん、国民として市民として、「きちんと払って当たり前」なのですが、「払わなくても、大丈夫(保険証がもらえて、払ったのと同じ待遇が受けられる)」のであれば、「払わずにすませよう」とするのが、悲しいですが、資本主義社会に生きるわたしたちの性向、性癖だと思います。つまり制度がいいかげんで、それを執行する市役所の方々の運営もいいかげん(これ、実にひどいです)だから、そうなってしまうのです。通常、税金など公租公課を滞納すれば、差し押さえがやって来るはずです。しかし、国保においては、市役所の職員は「できない理由、効率的でない理由」を並べ立てて、「差し押さえの前例はゼロ」だそうです。そこで期待の星は、群馬県太田市、清水市長です。この方はこの間3期目の当選をされましたが、「きちんと保険料を払わない人に、保険証を出す必要はない。弱者救済の話とは別。差し押さえもやっていく」と語っておられるそうです。差し押さえが2,3始まったら、効果は覿面で、皆競って払いにくるでしょう。給料とか差し押さえればいいんですよね。それから著者は「行政とは市民へのサービス業なんだから、土日にやってこそ意味がある」とも主張されます。全く同感です。私、サラリーマンですが、会社を休まずに、住民票取れません。おかしいですよね。わたしが払っている税金で運営されているのに。清水市長は太田市のHPで「土日開業に向けて進めて行く」と言っておられます。ああ、なんて頼もしい政治家でしょうか。こういう人についていきたい。最後に、著者は、「どうせみんなから集める(国民皆保険)だったら、いっそ保険料の支払いはゼロ、なしにして、消費税上げてまかなえばいいじゃないか。そうすれば社会保険事務所とか、徴収のための公務員は一切いらなくなる。今は、この制度の存在のおかげで多くのお金がかかっている。全部不要になる。これが行政改革だ」と主張されます。これまた全く同感です。給料天引き分が消費税にかわるだけです。そうすれば、「払わずに、逃げている人」も存在しなくなります。保険証すら不要になります(実際は支払い手続きなどで必要でしょうが)。今、わが国の制度は「国民皆保険」です。皆に関係のあることです。是非、この本が震源地となって、制度改革に向かうよう、期待しています。登場する市役所の職員の方の意識改革も期待したいですが、そっちはちょっと、無理かもなあ。

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紙の本東儀秀樹の雅楽

2002/04/30 23:54

音楽のお話だけでなく、雑学的なところが面白いです。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「打ち合わせ」ってことばは、各地の楽士が京の都に集まったとき、打楽器の音程を合わせたことに由来するんだそうです。なるほど、打ち合わせですね。この他にも雅楽関係が由来の言葉の語源の説明が面白いです。「Q&Aコーナー」には、「陰陽師」の進行役である源博雅作曲の曲が今に伝わっているとありました。舞楽などの「退出時」によく使われるそうです。どれがそうなのかわかりませんが。あと東儀楽士の「生い立ち」も載ってました。なんでもこれから小学校などで雅楽が取り入れられるそうです。筝(ショウ、字あってるかな?)とか、篳(ひちりき、合ってると思うんだけどな)とか先生も音が出せないんじゃないかな。しかも「音楽」にしようとするのは至難なのでは。しかし大事な文化でありますから、こうして注目されるのはたいへんよろしいかと。

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紙の本国宝阿呆 人類初の世界遺産?

2004/01/04 12:56

「アホの坂田」さんって、人生わかってる人だったのですね。

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昭和16年生まれですから、もう60歳を超えて、いまだに「アホ」を演じて、愛され続ける「アホの坂田」。その軌跡をインタビュアーとともに振り返ったものが、この本の内容です。転職歴17回の後に、たまたま見かけたTV−CM、いつもやるはずのないメモ、とんでもないオーディションの競争率になぜか勝ち残る、でもいやなことがあって吉本に足が遠のく、すると吉本のある人が声をかけてくれる、自分の得意な役柄を引き出してくれる相方に出会う、自然にウケるギャグが飛び出す、ご自分で言っておられるとおり、幸運と偶然の連続であり、「たまたまお笑いの神様が降りてきてくれはった」ことばかりです。うらやましいのは、「自然体」でここまで「成功」できたことです。本人は「いやなことは、やらない」「幸運は、薄目を開けて待て」の信条だそうですが、それで吉本の看板芸人のひとりとなり、60歳を過ぎても現役とは、ラッキーの塊ですよね。駆け出しの頃の苦労話も出てきますが、「その頃は、それが当たり前やったから」ということで、暗さは微塵もありません。西川きよしとヘレンさんと3人でひとつの部屋に住んでいたとか。「今の子は、みんな、ぼっちゃん嬢ちゃんだから」という彼のコメントには、実に納得です。私自身、自分の子供のハングリー精神のなさについて、手の打ちようがないと途方にくれているものですから。でも、役柄が「アホの坂田」ですから、それを実像と勘違いして、プライベートな時間に絡まれるのは、芸人の税金みたいなものだとしても、「もう少し勘弁してくれ」だそうです。それだけ親しみやすい役柄、人柄に見えますもの。かつて、男女混声合唱団で「アホ、アホ、アホの坂田」という歌を聞き、彼がその前を右往左往して踊っていました。たしか「アホの坂田」というフレーズが流行りすぎて、「全国の坂田君がいじめられる」とかでどこぞから指導が入り、本人がいるコメディNO.1の漫才で「坂田文部大臣!」と呼ぶように変更してました。覚えています。しかし、聞いてみないとわからないものです。TVで見る、あの「アホの坂田」さん、きっちり考えて、「偶然、幸運、人との出会いとその恩」に感謝しながら生きておられます。えらいなあ。いつまでも現役のアホで我々を笑わしてください。この本読んで、その思いを強くしました。

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紙の本戦国城塞伝 十二の城の物語

2003/07/27 13:05

軍事の天才達が築き上げた、戦国の名城を巡る物語です。

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日本人でも、外国人でも、魅了されて止まない、「お城」。多くは戦国期に築かれ、わずかのものしか現存していませんが、「城跡」であって、歴史ロマンを掻き立てること、ひとかたならぬものがあります。そうした全国の「名城」のなかから、その「ロマン度」の高い12を選りすぐって、著者がその物語を語った本です。大軍との攻防が行われた城もあれば、ついに敵軍が来ることのなかった(戦いの行われなかった)城も登場します。そういった場合は、その城主にポイントがあるわけです(おわかりでしょうが、上杉謙信の春日山城です)。信州真田の上田城といえば、徳川の大軍に痛打を浴びせた名城です。梟雄松永弾正が拠った信貴山城も登場します。これらの城や城主にまつわる物語のほか、豊富な写真や地形図もあわせて掲載されています(明治政府軍の砲弾跡が痛々しい、会津若松城の開城直後の写真もあります)。群雄入り乱れる戦国時代や激動の幕末時代など、「城」という軸でみる物語も新鮮です。そう、戦国の世の幕を開けた北条早雲の出自来歴など、これまであまり知られていなかった「世の研究の成果」の紹介も興味深かったです。歴史ファン、戦国ファンはこの本抑えておきましょう。

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紙の本はじめてわかる国語

2003/02/02 16:30

そう、「国語」って価値観や人生観押し付けますよね。そうだったんだ。

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清水ハカセとサイバラ画伯との「科目」シリーズも、この「国語」でめでたく「主要4科目制覇」となりました。「国語」といえば、「国語入試問題必勝法」などのヒット作で清水ハカセは「ご専門」なわけで、「最後にとっておいた」ということでしょうか。自ら「国語って何をやれば試験の点が上がるのか、漢字意外は勉強のしようがないですよね」とご指摘。さらに、「読み解く」とかなんとかいいながら、人生観とか価値観とか(場合によっては先生の個人的な印象とか)を押し付けてくる科目であると喝破されます。そう、そうなんですよね。文学作品に対する感想や印象は百人百様であるはずなのに、「こうあるべき」というところを押し付けてくるのですよね。ほんとけしからん科目だわ。などと国語を題材にした清水ハカセの作品が、逆に国語の問題に使われて、それはまあなかなかギャグとしてもおもしろいのですが、そこに出された問題に対して、作者である清水ハカセが「答えがわからない」というのが白眉ですね。そんなもんなんですね、国語って。最近の国語というか日本語ブームについて、サイバラ画伯は「あ、こっちは少し前から題材にしてるのに、おいしいとこさらわれてる」とちょっと残念そう。清水ハカセはもっと残念そう(なところが滲み出していると、サイバラ画伯に指摘されます)。「文章読本」についてのお話も面白かったです。私自身はそれ系のもの、まったく読んだことありませんが。ただ、こういった「対談」でページを埋められると、サイバラ画伯のマンガがその分減るのは、ちょっと残念です。さて、次は何が来るのでしょうか。楽しみであります。

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紙の本どうころんでも社会科

2002/08/27 22:40

「理科」シリーズに続く3発目の文庫化。サイバラ画伯の「挿絵マンガ」がどんどん、どんどん「離れて」いくのです。

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サイバラ画伯の出世作「恨ミシュラン」では、少なくともサイバラ画伯と、文章担当の神足氏は同じ店に行って、その経緯や感想を書いておられたわけですが、本書の挿絵マンガでは、「じぇんじぇん関係ない」ことばかり描かれておりまして、しまいにお互いで「近頃、文章に登場しないんですね」「近頃、マンガに出てきませんね」と言い合っておられます。文章の方は清水先生がいろいろな薀蓄のおもしろそうなところを見繕って、コンパクトにまとめてくださいますし、マンガの方は、ほとんど文章に関係ないながらも、サイバラ画伯のど迫力と申しますか、経験の厚みと申しますか、「想像じゃ描けねえぜ」と申しますか、とにかく面白いのであります。ほんとこれくらい文章と挿絵が「関係ない」というか「離れている」って珍しいのではないでしょうか。それでも面白い。こういうのミスマッチっていうのかな。言わないだろうな。続きの「もっとどうころんでも社会科」の文庫化もお待ちしております。単行本で読みましたが、また買っちゃうと思います。

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現在連載中の「猫バカ」マンガの中で、いっちばん面白いと思います。

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無邪気と言うか、ありのままというか、とにかく「普通に飼われている」ねこのちびとその飼い主一家やさらにその周囲のねこや人々のお話です。飼ってるちびをはじめとして、ねこに目がない主人公のケンヂくん。ケンヂ君にあこがれるものの報われない同級生の女の子。バイト先のペットショップのねこ。ねこ嫌いの盆栽じいさん。ちびにちょっかいをだす郵便局員。貫禄のケンヂの母親。いやあ、役者が揃ってますもの。2巻目になってみんなますます飛ばしています。そうそう、普段は厳しいくせにねこのことになると目じりが下がる「巌(いわお)」先生もいい味出しているし、ケンヂの父親も捨てがたいなあ。ごくごくたまにちびが「人間のような思考」をすることがありますが、これはないほうが絶対いいです。第2巻には「親分」が登場しなかったですね。父親の部下(目が星になってる、やる気の若者)もいなかったかな。ホント、このねこマンガはおすすめです。文句なしの5つ星です。

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この巻も傑作でした。最後は大笑いでした。

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いつも思うのですが、じゃりんこチエのストーリー展開は、ほんとに感心します。言うところの「キャラが立っている」こともあるのでしょうが、登場人物の皆さんがうまくからんできます。特に際立っているのは、なんと言ってもヨシ江はんでしょうね。ほんとうになぜテツと結婚したのか。この謎はいつか明らかにされるときが来るのでしょうか。この巻のストーリーの軸は「コケザル一家の家探し」です。これにテツがからむ、当然話がややこしくなる、というわけです。巻末は「大晦日の家族カブ大会」です。もちろんテツが仕掛けるのですが、そこはしっかりものかつやり手の女性ぞろいですから、テツ大苦戦、ということで、最後のクライマックスには笑いました。ほんとおかしいです。よく考え付くなあ。出色の12巻でした。

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200ページ超のフルカラー、読みでがありました。

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懐かしいゲームが出てくる(といってもあまりオリジナルのゲーム内容には関係ない話の方が多いような気もしますが)玉吉さんの代表作といえるのではないでしょうか。なつかしいなあ、これがファミコン通信に連載されていたころ、わたしは海外にいて、日本から船便でファミ通を送ってもらって読んでいた記憶があります。あまりゲームに「即し」すぎると、今子どもらが初めて読んだらなんのことかわからない、ということになるんでしょうね。このマンガについてはまだ子どもらに試してないですが、そこらへんが(うけるかどうか)不安ではあります。パチンコ、ビリアードと地味めやつもありますし、「ファミコンウオーズ」もなつかしいなあ。「マンガ製作途上を描きました」マンガや、「編集者と釣り旅行に行きました」マンガに傾斜していく前の、「ゲームマンガ」の玉吉さんが味わえます。それにしても濃くて、読むのに時間がかかりました。

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相撲大会には泣きました。もちろんチエちゃんの奮戦に、です。

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この巻のタイトルの結婚式は巻末にでてくるのですが、やはりこの巻の「見せ場」は神社の相撲大会でしょう。「女子参加OK」の子供の部でヒラメちゃんとチエちゃんが大活躍、午後は「大人の部」でテツが頑張ります。しかし思わぬ結末から、お話は次の展開に、という流れです。作者も考えたなあ、と思いました。いや、これも面白い。

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紙の本陰陽師 6 貴人

2002/04/27 00:22

博雅、名笛「葉双」をゲット。晴明、妖異の出産を手助け。

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最初は晴明がある貴族の家で発生する怪異を解き明かします。続いて「人生は音楽だ」の博雅が「人でないもの」と笛を交換、「葉双」(はふたつ)をゲットします。最後のお話は「渡ったと思ったのに、気がつくと渡る前に戻されている」不思議な橋の物語です。でもそういう時って下へ飛び降りるかなあ。そうしないと話が先に進まなかったわけですけど。晴明は妖異の方々にも名前が知れているようで、お手伝いに駆り出されるのです。なかなか不思議なお話が続きます。面白いです。

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紙の本陰陽師 4 勾陣

2002/04/27 00:18

この巻では晴明と博雅はタイムスリップ。それから不死身の比丘尼の登場です。

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古の応天門炎上の謀略の真相を見極める為、2人はタイムスリップして行きます。そこで繰り広げられるドラマに入っていく晴明、思わず声を出して亡霊に追いかけられる博雅。しかしここでも謀略の裏に、男女の思いがありました。それから晴明が幼い頃に現れた不死身の比丘尼の始末のお話。人魚の肉を食べたら不死身になるそうです。百鬼夜行もありますし、なかなかに不思議な世界です。やはり、現代には鬼や妖怪はいないのかなあ。此の巻もなかなかよいです。

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紙の本今昔続百鬼−雲 冒険小説

2002/04/20 14:13

新しい趣向の推理本です。荒俣宏かなあ、配役としては。

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新キャラクター「多々良先生」が大活躍する4話の続き物(それぞれでお話は完結しますが)です。「事件に関係ありそうな、妖怪の絵解き謎解きをしてたら、それが犯人のことと一致しちゃって、犯人が白状してしまう」というこれまでにない面白い趣向になっています。多々良先生は妖怪好きで、妖怪の話ばっかりしてたら、「恐れ入りました」と犯人が自白しちゃうのです。面白いです。最後は、なんと拝み屋「京極堂」の登場です。ううむ、安易にキャラを混ぜて登場させてしまうと、今後の自由な展開に支障が出るのでは、と愛読者としては余計な心配をしたりして。例によって「なんでこの人の本はこんなに異様に分厚いんだ」という本ですが、2,3日で読めちゃいます。やたら詳しい妖怪の解説も面白いですし。お薦めです。

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