ヒラ。さんのレビュー一覧
投稿者:ヒラ。
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紙の本ディアマイン 2
2001/07/21 01:43
小さいけれど…。
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風茉が咲十子に振り向いてもらえるよう頑張って背伸びしている姿と、風茉の想いに前向きに考えて行こうと決めた咲十子の気持ちが顕著に描かれています。
風茉には『子供扱い』されたくないという思いが強くあって、咲十子に対してもそう思っているから、思い通りにならない自分に腹立たしく思う、そういう姿を見ると、とてもいじらしいです。きっと、咲十子も風茉の気持ちを前向きに考えようとしてくれているから、余計に背伸びしちゃうんでしょう。咲十子もそういう風茉をみて、『子供』だから、というのはなしに、考えようと決めたのですから。
新しく登場してくるキャラたちが、これまた個性派ぞろいで、笑いもまた楽しめます。
紙の本ディアマイン 1
2001/07/21 00:46
少女漫画の王道。
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主人公・咲十子は、元お嬢様のちょっとトロめな女子高生。もう一人の主人公・風茉は、歳の割りに大人びていて、若干10歳にして、大企業和久寺グループの総帥。二人は、親同士が決めた婚約者同士。咲十子は10歳の風茉を恋愛の対象として見れないけれど、風茉の年齢を欠点に思われたくて頑張っている姿が、微笑ましいお話です。
少女漫画の王道設定でありながらも、とろいながらもしっかり者の咲十子、咲十子が大好きだけど素直に優しくできない風茉を始めとする、咲十子のママや風茉の秘書の鋼十郎たちの個性的なキャラクターが生き生きと作品の中で動き回るから、作品に温かみや、面白さが出てるんだと思います。
ほんわかした漫画が読みたい方にオススメです。
紙の本天(そら)は赤い河のほとり(少コミフラワーコミック 28巻セット
2001/02/25 23:54
壮大な歴史の中へ…。
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『ヒッタイト』という国をご存知でしょうか。
この余り耳慣れない国は、アナトリア、今のトルコに位置する、およそ紀元前14世紀ごろに栄えていた国です。この物語は、主人公『ユーリ』がこの『古代ヒッタイト帝国』に連れ去られてきたことから始まっています。
簡単なあらすじを述べてますと。
『ユーリ』は、ヒッタイト帝国皇帝の皇妃『ナキア』によって、ある日突然『ヒッタイト帝国』に連れてこられ、命を狙われることになりますが、ヒッタイト帝国第3皇子『カイル』に助けられ、かりそめの『側室』として、かくまわれます。やがて『ユーリ』と『カイル』は愛し合うようになり、『ユーリ』は、日本に帰りたいジレンマを抱えながら、歴史の流れの中に身を投じて行く…————。
これは、『闇のパープルアイ』で有名な篠原千絵先生が描く大河ドラマです。
主人公の恋愛劇だけでなく、物語の背景に流れる歴史のスケール、個性豊かな登場人物たち、小気味良いストーリ展開が、この漫画のつくる世界の中に読み手を引きこんでいく、そんな夢中になれる漫画です。
この漫画が持つ魅力は、史実と物語を上手く折衷させ、歴史の空白を埋めていくような楽しみを与えてくれるところにもあると思います。
是非本を手に取ってあなた自身でこの漫画の面白さをお確かめください。
2001/02/26 00:38
心を見る目。
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この漫画には泣かせていただきました。
主人公『こころ』は、角膜移植で2年前から目が見えるようになった。『真』は、超能力者で小さい頃から人の心が見えた。かたくなに心を閉ざす『真』に、『こころ』が『真』の心に触れて…——。“君なしでは幸せはあり得ない”。どんなに辛いことがあっても、幸せになろう、そんな二人のお話です。
相手を気遣うばかりで自分を顧みないために起こるすれ違いにとても切なさを感じさせられました。
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