土門さんのレビュー一覧
投稿者:土門
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紙の本「歴史の終わり」を超えて
2001/08/08 20:54
まるでその場に居合わせたかのように
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浅田氏は京大において正規の講義とは別に、六時限以降に開かれる学生の自主ゼミに自ら駆けつける。そこで浅田氏は<コメンター>であり、学生が<レポーター>である。私の感想としては「その場に居合わせただけでも思考回路がクリアーになる」という感触をおぼえる。これは一種の快感なのだろうか。
本書では古今東西の論客を相手に浅田氏がむしろ同等以上に切り結んでいる。「これがスタイルなのだよ」と言わんばかりの知の洗礼をあなたも受けてみては如何であろうか? まるでその場に居合わせたかのように話に引き込まれ知らず知らずのうちに思考する快感をおぼえていることだろう。
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