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machitakaさんのレビュー一覧

投稿者:machitaka

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攻撃計画 ブッシュのイラク戦争

2004/08/05 22:03

これは実践的な経営書です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これは実践的な経営書です。トップとして組織運営はいかにするべきか、トップをサポートする幹部はどのように行動し助言するか、お手本となるでしょう。
 
 アメリカ政府という巨大組織をいかにして運営し、1年以上かけて戦争計画を準備し、勝利に導いたか、というプロセスが生き生きと描かれています。決してブッシュ政権批判の本ではありません。逆に、戦争に賛成・反対、という長官クラスの意見が真っ向からぶつかり合う中で、トップであるブッシュ大統領が苦悩しながらも決断して実行したことが良くわかりました。
 
 10年以上前のイラク戦争とは異なり、今回のイラク戦争が短期間で終わったのも、ラムズフェルトが国防省をまとめあげて、周到な計画を立案したからです。また、最後まで外交努力を続けながらも、いったんトップの方針が決まったらそれに従ったパウエルもみごとでした。チェイニー、ライス、など他の幹部の時々の考え・行動も詳細に記述されています。
 
 ニュース番組で見た数々の出来事:国連でのパウエルの交渉、ブレアの葛藤、ブッシュや閣僚の演説、などの裏事情が明らかにされています。その当時に感じた印象・ニュース番組の解釈と事実とがいかに違うのかに驚かされました。アメリカの政治だけでなく、現代史を理解する上でも、貴重な本です。もちろん、ウッドワードの前著「ブッシュの戦争」をお読みになった方には本書もお勧めします。前著は突然のテロに対する対応が、本著では周到な計画の下に戦争を実行した様、という2つの異なる対応が見て取れます。

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