サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 古宮 京人さんのレビュー一覧

古宮 京人さんのレビュー一覧

投稿者:古宮 京人

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本ライディング・ザ・ブレット

2001/06/16 17:02

48時間で50万人がダウンロードした話題作!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人は動物の中で唯一「恐怖」を楽しみ「恐怖」を欲する生き物。一説には、人は恐怖するとき脳からアドレナリンを分泌し、その快楽を得たいが為、脳が更なる恐怖を求めるのだという。

 では、真の恐怖とは何だろう? クリーチャーやゾンビか、はたまたスプラッターや幽霊だろうか? 近年のキングは、単なる「ホラー作家」からすっかり脱皮し、「ホラー&ファンタジー色の強いエンターテイメント作家」を目指しているようだ。

 本書は、キング自身「骨の袋」以降は所謂「幽霊物」は書かないと言ってたように「グリーンマイル」や「ミザリー」、「塀の中のリタ・ヘイワード」や「痩せ行く男」などの作品と同じカテゴリーに入る小説で、約120ページほどのボリュームにも関わらず他の長編に引けを取らないほどの伏線と「全てのピースが収まるべき場所に収まる」仕掛けの正にキング・ワールドを凝縮した作品に仕上げられている。

 ここでストーリーに触れるとネタバレしてしまうのでやめておくが、本文にある「ジェット・コースター(ブレット)へ並ぶ人の列」のくだりや「人間はだれしもさいごにはブレットに乗るのではないだろうか?」というくだりには、本当によく練られた伏線だと改めて感心してしまう。

 唯一惜しいのは、本書があまりにも(ファンにとっては)短い作品ということだ。では、あなたもキングの新しい恐怖の扉を開けてください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本夜を喰らう

2001/05/25 20:28

660円で食えるフランス料理!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 まず、タイトルに引かれた。「夜を喰らう」…やられた!しかし、この小説も「おフランス流理不尽な終わり方」をするのか?

 出だしはご多分に漏れずいい感じ。結構いいテンポで読ませてくれる。90年代初頭までのポップ・アルチャーなんかもテキトーに散りばめられてるし、かなり映画化を意識してないか〜?

 面白いんだけど、結構アリガチな小説なんだよな〜。このままじゃよくあるハリウッド映画だぞ! もっとヒネッテ楽しませてくれー!!

 と思いきや、やってくれるね〜ッ!残り3分の1に突入してからは期待通りのフランス映画調に。う〜ん、いい薫り。やっぱこーでなくっちゃ。

 ストーリーに決着が着いたかに見えてからがよかった! 久々の「フィルム・ノワール」が薫る小説(でもちょっと薄味!?)。

注:フランス小説としては4つ星!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。