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あとりんさんのレビュー一覧

投稿者:あとりん

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本百物語

2001/04/25 10:33

夜中に読んでみませんか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 著者のシンプルな絵柄と、とつとつとした語り口が、現代にはない世界を作り出しています。
 夜の闇だけでなく、昼の光、黄昏の夕闇の中でも、私たちが知っているものとは違う空気が漂っているのです。その中で江戸時代の人々の日常が描かれているのですが、その日常から突然生まれ出る異形までも、さりげなく描かれています。それがすごいのです。
 素朴な不思議話というものもたくさんありますが、その中に鬼気をはらんだものもあるのです。昼間に読んでいても、ぞくっとします。
 未だに夜中に一人で読んでみたことはありませんが、また違う空気を感じられるかもしれません。

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紙の本エクソシストとの対話

2001/02/01 17:19

孤高のエクソシスト

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 エクソシストとはどういう人なのか、どういう職業なのか。普段は映画や小説のイメージが頭の中にあって、改めて考えた事はありませんでした。この本を手に取った時も、そちらのイメージから興味を持ったのですが、内容は実に宗教性の濃いものでした。
 キリスト教世界でのエクソシストは、私たちが普段考えているような存在ではないようです。
 日本人である著者も、私たちとそれほど変わらない感覚で、取材を進めていました。その中で、キリスト教を信仰している人々にとって、エクソシストがどれほど重要な、そして影響力のある存在であるか、次第に明らかになっていきます。
 最後に浮かび上がったエクソシストの姿は孤高と言っても良いものでした。宗教と人々のため、様々なものを捧げたその姿に、静かな感動を覚えました。

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紙の本樹魔・伝説

2001/03/01 12:32

泣けます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 やっぱりすごい。
 「イティハーサ」もそうでしたが、心の底の底の方から揺さぶられるような作品です。
 SFならではのダイナミックな舞台設定はもとより、登場人物の深い愛情に、胸が熱くなります。地球などの星に息吹があり、コマの外にも世界が広がっている。そんな感じです。
 4、5回は繰り返し読んでいますが、読む度に泣けます。色んな方に読んで欲しい作品です。

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紙の本神鳥

2001/02/01 13:20

凄惨な美

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この作品を読んで、久しぶりに圧迫されるような怖さを感じました。
 謎解きとしての面白さもありましたが、それよりも美しさと恐怖の矛盾した魅力があり、それに引き込まれるようにして読みました。美しい朱鷺の細やかな描写と共に、映像であれば目を背けるような凄惨なシーンも丁寧に書き込まれているのです。
 かつ、謎を追う二人の主人公が、読んでいる私たちと等身大のキャラクターであったので、よりリアリティーが増し、恐怖に翻弄される二人の感情が手に取るように感じられました。そのリアリティーによって、かえって美しい朱鷺の非日常性が、深く日常に食い込んで来るようなのです。
 際だった美しさだからこそ、生み出される際だった凄惨さ。そこからじわじわとやってくる恐怖を、心ゆくまで味わえました。

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紙の本ばいばい、アース 上

2001/06/13 11:14

面白かった〜♪

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 久しぶりに一息に読めた作品です。とにかく面白い。
 何よりも驚かされたのは、その世界設定の緻密さと、色の鮮やかさ。私は個人的に色彩の豊かな文章が好きなのですが、この作品はもろに好みでした。私たちの基準では相反するようなものを組み合わせ、世界を構築する様々なものを表現している事も新鮮で美しかったです。少し、宮沢賢治の世界を連想させられました。
 登場人物も個性的で魅力的でした(どんな風に個性的、魅力的なのかは、ネタバレになりますので伏せておきます(笑))。
 上下巻2冊の厚さを見て、一瞬躊躇しましたが、読み始めるとほとんど長さを感じませんでした。異世界ファンタジーがお好きな方にはオススメの作品です。

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紙の本タマスターラー

2001/02/01 12:45

インドの闇と光

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 インドを題材にした作品はたくさんありますが、インドに住んだ事のない作家が、これ程まで深くインド世界をファンタジーという手法で描いた作品は少ないと思います。
 多くの神々が信仰され、その信仰が生活の中に生きているインド。その信仰に基づいたインドの人々の世界を、過去・現在・未来、森林の静寂や町の喧噪など、様々な舞台を用意して、その中で豊かに表現しています。
 ただ美しいだけではなく、インドゆえに現れる人々の心の闇と、それを照らす光、そしてその両方を無情に織りなす運命の視点、それらを巧みに組み上げた幻想小説です。

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