サンシャインさんのレビュー一覧
投稿者:サンシャイン
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紙の本中高年ITライフ自由自在
2000/12/28 21:44
中高年も若者に負けず頑張るぞ
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何とも楽しい題名だ。さすがに評論家が書くと,技術者が述べるIT(情報技術)はまったく視点が異なり、技術的な事柄も砕けて分かり易い。中高年になると,難しい理論などは如何でも良い。要するにこれは何に役立つのか如何操作するのか「一言で知りたい」というのが本心であり実態である。
画家が絵の具の成分を詳細に知る必要はない。絵の具の製作者は「この成分は最先端科学技術を駆使した色褪せない絵の具だ」と幾ら技術説明を強調しても、画家にしてみればそんな事に関心は無い。「色褪せない絵の具」で十分なのである。
さて、現在の3種の神器は「パソコン、ケータイ、デジタルテレビ」である。大変素晴らしい電子機器が登場してきたものだ。これによって生活環境が大きく変わり「IT革命」が起こるだろうと、若者は騒ぎ立てている。だが、50歳以上のインターネット利用者は100人に5人と大変に少ない。
今から30年ほど前,我々中高年が青年なりし頃、3種の神器は生活環境に潤いをもたらす「カー、カラーテレビ、クーラー」だった。我々中高年層はこの新しい「生活革命」を育ててきた。これらはスイッチ一つで動作するではないか。最も難しいオートマチック・カーですらハンドルとアクセルとブレーキと動作は極めて簡単である。
我々中高年といえども、決して現在の新しい技術に無関心ではない。「パソコン、ケータイ、デジタルテレビ」が簡単に操作できる事を願っているだけなのである。ここからコミニケーションを核とした「IT革命」が起ころうとしている事は良く理解している。絵の具の組成と同様に、機械の構造や理屈よりもパソコンやインターネットの簡単な操作や利用方法が知りたいのである。そこからインターネットの面白さをさらに追求したいのだ。
関根 進氏の書かれたこの本は、この中高年層の悩みや要望に従い、難しい現在の3種の神器に付いて実に明快に操作や利用方法などを説明している。この本を読んで、中高年層に方々はモーバイル息子やケータイ娘に負けない様にITライフ設計術を身に付け頑張ろうではないか。
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