ちゅらさんのレビュー一覧
投稿者:ちゅら
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紙の本眩暈
2002/11/17 11:31
フォントサイズの力
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小説を読むとき、フォントサイズで随分印象が違うものだが、本書は冒頭から驚かされた。普通の文庫では考えられないサイズの文字と、ひらがなの多さ。しかしそれが後々大切なキーワードとなって、読者を気持ちよく騙してくれるものとなる。呼んでいくにつれ、現実離れしたストーリー展開に、思わずSF小説かと思ってしまう。それほど奇想天外な話なのだ。しかし、最後には御手洗がきちんとネタばらししてくれる。同性愛的な内容が一部入っているが、江戸川乱歩もよくこのようなニュアンスの話を書いていた。推理小説と、背徳的で耽美な世界は、意外にマッチするのだと思った。
2002/11/17 11:07
子供騙しじゃナイ!
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ハリーポッターは本格的なミステリーとしても読むことができる小説です。4作目にあたる本書は特に衝撃的なラストで、思わず涙する場面がありました。読みながら思ったことは、これが映像化されたらすごいだろうな、ということ。特にヴォルデモードが復活するシーンなんてダーク過ぎて想像するだけで怖い! 反対に、ハりー達が成長している姿はとても微笑ましいです。ダンスパーティーのパートナー探しに苦労するハリーやロン、チョウへの片思い、ハーマイオニーを初めて異性として意識する出来事などなど。次作ではもっと彼らの恋愛話がからんでくるのでしょう。今から楽しみです。
紙の本水晶のピラミッド
2002/11/17 11:39
タイタニックにファラオの呪い?
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島田荘司はサービス精神が旺盛過ぎる! 1冊の本に、独立した様々なエピソードが満載されている。時代も違えば国も違う。果てはミステリーではなく、ホラー小説か?と疑うほどジャンル違い、そんな話が交差するはずがない。そう思いながら読み進めるうちに、読者はあっと驚かされる。なんと結果的には全ての話が繋がっていたのだ! どのエピソードもおもしろいが、特にエジプトの恋愛小説は、これだけで1冊書いて欲しいと思った。また、タイタニックの話も事実に忠実で、臨場感があふれていてよかった。島田荘司はエンターティナーだ。
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