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凡 さんのレビュー一覧

投稿者:凡 

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紙の本最強の駒落ち

2004/12/22 17:36

ただの定跡書じゃないぞ!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

将棋や囲碁の面白さは、ハンデをつければ上手(じょうず)な者も下手(へた)な者も〈いい勝負〉ができるところにある。ところが置碁に比べて駒落ち将棋が盛んでないのはどうしたことか。おそらく下手(したて)にとっては、駒を落とされる屈辱(そんなことを思うことはないのにね)に加え、平手定跡でもおぼつかないのに、まして駒落ち定跡をや、という思いがあるのではないだろうか。
そこで本書である。専門誌「将棋世界」に好評連載されていた時から読んでいたが、符号を列挙してこれにて下手よし、と打ち切る従来の定跡書とは一線を画し、上手をいたずらに恐れる下手の心理にまで踏み込んだ解説がなされているのだ。
上手が盤上にくり出すテクニックに、恐れずに立ち向かうことは、将棋の基幹となる〈原則〉につながっていく。この〈原則〉を知らず知らずのうちに身に着けていくことが上達につながる。筆者がこの本の中でくり返しているのは、そのことである。
ちなみに上手の心理についても詳述されている。そう本書は上手に勝ちたいという下手だけではなく、配偶者や子供など初心者に将棋の楽しさを伝えようとする上手にとっても実に有益な本なのである。
先崎先生。
めんどくさがらずに、飛車落ち、角落ち編もぜひ書いて下さい。

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