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はちまんさんのレビュー一覧

投稿者:はちまん

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紙の本ほぼ日刊イトイ新聞の本

2001/06/02 18:45

インターネットの果てしない可能性をキラリと垣間見せてくれる一冊

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 星の数ほどあるホームページの中で不特定多数の読者とこれほどまで勇猛果敢に交流しようとするホームページは初めてだ。フォーラムやチャットコーナーで読者と読者のコミュニケーションの架け橋になろうと試み実践しているホームページはたくさんあるが、ホームページの運営母体自らが積極的にリピーターもビギナーも含めた読者と関わりあおうとするホームページはありそうで実際は稀である。
 人間という動物は本質的に飽きやすい。新しい情報に常に触れていなければあっという間に去っていってしまう厄介な動物なのだ。このホームページの主宰者である糸井重里自身もこのことを熟知している。そこまで鋭敏にならなくても、とこちらが心配になるくらい読者の反応をむさぼるようにキャッチし「おもてなし=エンターテイメント」しようと懸命である。
 真剣であるが、楽しそうでもある。このバランスがいい。読者からのリアクションにリアルタイムでリアクションしようとするこそのスタンスこそ「インタラクティブ=相互作用的」と呼べるものだろう。だが「言うはやすし、行うは難し」でもある。
 この理想的なホームページの在り方を実現するための飽くなきチャレンジと七転八倒のストーリーがこの本には見事に描かれている。まるでメイキングフィルムを見ているかのようなスリリングさだ。そして実際にほぼ日のホームページが読者を巻き込んで見せようやろうとしているのは、実際に掲載されるコンテンツだけじゃなく、この舞台裏のドラマという名のコンテンツの方かもしれない。この本を読めばよくわかる。きっと行きつけのスポットのひとつになるだろう。保証します。

○著者が繰り返し口にする「サクセスなき成功」を僕は「ゴールテープのないマラソン」だと勝手に解釈したのですが、蛇足ながら。

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