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forestさんのレビュー一覧

投稿者:forest

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紙の本ささらさや

2004/05/03 14:50

魔法の音を、私も待っているのかもしれない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

せつないけれど、心があたたかくなるミステリ。
何度読み返しても、心の中にふうわりと夕暮れの空気が流れ出す。

実はこの本、ハードカバーでの出版の際にも購入して読んでいる。
文庫まで待とうと思っていたのに買ってしまったのは、
表紙のあたたかな絵とオビに惹かれたからだった。
「ささらさや……。
 逝ってしまったあの人に もう一度会わせてくれる
 哀しくて懐かしい魔法の音。」
夫を亡くしたサヤに降りかかる困難、
愛しくも心配な妻子を残して逝かなければならなかった夫と、
周囲の人々の優しさとあたたかさ。
それは、黄昏時の誰かと別れなくてはならない寂しさと
自分を迎えてくれるように灯っていく家々の灯りへの懐かしさに似ていた。

大切な人との別れは、いつまでも心の中にじわりと染みこむ澱を残す。
もう二度と声を聞けないとわかっていても、聞きたいと思う。
サヤに、「ささら さや」という声が聞こえたように、
私にも魔法の音が聞こえることを少し待ってみたいような
そんな気持ちになった。

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