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カヤコさんのレビュー一覧

投稿者:カヤコ

56 件中 1 件~ 15 件を表示

二重螺旋

2001/07/09 02:03

背徳。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これは、昨今流行りの明るいボーイズラブではなく、重いシリアスジュネ作品という感じです。
 家族を捨て、愛人の元へと走った父親。物語のメインは残された母と4人の子供達の中の、長男雅紀と次男尚人です。
 父親がいなくなってからはじまる、父の代わりを求める母親と雅紀の近親相姦や、その母親の死後、酔った雅紀が理性をなくして弟である尚人を強姦し、その後も続く関係などに救いはなく、長女が家を出て以来健気に家事をこなす尚人が酷い目にあってばかりで可哀想になったりするのですが、長男・雅紀の気持ちもよくわかり、出来るものならば尚人が雅紀を好きになって二人とも幸せになれないものかと思いました。私には「以下続巻」的なラストだったので、是非続きを書いて欲しい作品です。

 読んでいて楽しいボーイズラブもいいのですが、昔からこのジャンルの本を読んでいるものとしては、やはりこういうシリアスな『JUNEもの』もなくならずにいて欲しいと思います。

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ラヴソング

2002/01/21 00:02

甘く、せつない。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 親でさえ間違うことのある双子祐介と瑛介なのに、大津だけは間違わない。その大津に初めての恋心を抱く祐介の気持ちや、大津が自分ではなく瑛介と関係を持っていることを知ったときの悲しみがとても伝わってきて、せつなくなりました。
 義月さんのお話は「痛くてせつない」お話が多いのですが、この作品は他の作品に比べて「甘くせつない」感じになっています。
 雑誌に掲載された「ラヴソング」に、書き下ろしの続編と番外編(?)が入っているので、雑誌掲載時にこの作品が好きだった方にはとてもお薦めです。
 あとがきに、「このお話にはまだ先がある」と書かれていますので、個人的には続巻を希望したい作品です。

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転校生・神野紫 1

2002/08/05 00:33

続巻がまちきれない!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

田中鈴木さんの作品が好きで、作品の内容も知らず予約で購入したのですが…手に取った瞬間表紙・裏表紙を見てホラー漫画かと思いました(注・ホラー漫画ではないです)。

読んでみて、とにかくおもしろかった。
キャラクターは個性的で魅力的。情けなかったりかっこよかったりする神野紫も、陣内みどりの左手の設定もおもしろい。
購入後、何度も何度も読み返しています。続きがとても気になる一冊です。おすすめです。

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One piece 23

2002/04/07 22:40

アラバスタ編完結!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 大人気作品の23巻目で、アラバスタ編の最終巻です。この作品は、この巻に限らず思わず泣いてしまうところがあるのですが、ペルが国を守るシーンと、ビビが広場に向かって何度も「戦いを止めてください」と叫び続けるシーンには何度読んでも泣かされます。おすすめの作品です。
 ちょっとでも興味があるという方には是非読んで欲しいです。絶対はまりますよ。

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19歳の密かな欲望 (Bexboy comics)

2002/02/12 00:10

痛く、せつない。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 雑誌に掲載されたときに好きになってずーっとコミックス化されるのを待っていたリンダシリーズ。
 ずっと林田(リンダ)に憧れ続けていたナオミと、ナオミに一目惚れしたリンダ…と書くと、すぐにでも恋愛になりそうなのですが、ナオミが意地っ張りなので、なかなか前には進めない。雑誌掲載作のほか、この二人のその後についての描きおろしがあるのですが、これがすごくよかった。前の2作とこの描き下ろしで、お話としてはまとまっていると思います。最後、リンダが競泳をやることになって、それもよかった。
 その他の短編も含め、全体的にちょっとせつなかったり痛かったりして、個人的にはとても好きでした。個性的な絵柄で好き嫌いが別れると思うのですが(正直自分も苦手なタイプの絵なので)、痛せつないお話が好きな方にはおすすめです。

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お金がないっ 1

2002/01/14 03:56

人気小説のマンガ化。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 従兄弟の鉄夫の作った借金のカタに競売にかけられた綾瀬雪弥を買い取ったのは、過去に彼に助けられた狩野だった。
 篠崎一夜さん原作・人気のエクリプスノベルズ「お金がないっ」シリーズのマンガ化1冊目です。マンガ化したのは、ノベルズの挿絵を描かれている香坂透さんで、時折小説がマンガ化されたときにみられる違和感はなく、すんなりと読めました。
 小説で読んでいたときから綾瀬の不幸っぷりはわかっていましたが、第1話の強姦シーンはマンガで見るとより可哀想でした。逆に、熱がでた綾瀬の心配をしての狩野の慌て具合も、絵で見ることによって以前文章で読んだとき以上にかわいいと感じました。小説を読んでからのほうがおもしろいとは思いますが、小説本編を読んだことのない方にもお薦めの1冊です。ただ、設定がシビアなので、精神的にイタイ話がダメな方は気をつけてください。

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月は東に日は西に

2002/04/07 22:53

あたたかな世界観

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 美術部の落ちこぼれ達が集まってできた「楽描倶楽部」には部費がない。部長の高橋茗をはじめ、部員達は他の部の雑用のアルバイトをして部費を稼いでいるのだ。
 ほんわかして個性的なキャラクターたちが巻き起こす高校文化部生活が、わかつきさん独特のやさしさで描かれています。この作品が発表されていたのはもう15年以上も前になりますが、年月が経っても弱小文化部生活って大きくは変わらないんじゃないかな?少なくとも、学生時代文化部(美術部)に属していた私は、当時を懐かしく思いだしながら読みました。当時から好きだった作品で、実はコミックス版も持っているのですが(さすがに随分傷んでしまっているので)、文庫化されたことを知りこの本も購入してしまいました。
 読んだことのない人のは、このあたたかな世界観を感じて欲しいと思います。

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ホーム・スウィート・ホーム

2010/12/20 01:47

嫌いじゃないけどオススメできない。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

両親の再婚で兄弟になったとか、実は一人は養子だったというオチなしに、実の兄弟もの。著者義月さんにとっても初の兄弟ものだそう。
この設定の時点で苦手な方もいらっしゃると思うので、駄目な方はこの先は読まないでくださいね。
そんな私も、実の兄弟同士が…な作品は苦手です。(これはBLに限らず、兄妹ものだったり親子ものも苦手。例外は何故か双子ネタ。でも出来れば二卵性希望)


弟・愁は兄が大好きで、高校時代から兄に似た男性と関係を持つようになります。
大好きな兄には決して打ち明けられない想い。
その想いより先に、同性と適当に関係を持っていることを兄・祐瑚に知られてしまうのですが、その事実を知った祐瑚は、自分の信頼を裏切った愁に対して罰を与える為(?)に彼を抱いてしまう。
この辺りの流れは、上の文章だけでは判りづらいかと思いますが、愁は祐瑚が大好きで、対する祐瑚も当初自分では認めようとはしませんが、根底には愁が誰よりも大事だという想いがあるので、それを感じつつ読むとモラル欠如とも思える男同士の近親相姦もそう気にはなりません。

1作目、2作目は祐瑚の身勝手さ、愁の健気さが感じられる作品なのですが、3作目で表題作でもある「ホーム・スウィート・ホーム」は読む人によって大きく反応が分かれる作品だと思います。
祐瑚は愁を大事に想いながらも、偶然再会した高校時代の恋人・和貴に惹かれ、また付き合い始める。祐瑚には相手をひとりに限定しなければならないというという考えはなく、それ故に和貴との付き合いを愁に隠したりはしない。
愁も、祐瑚が自分の側にいてくれれば他の人と関係を持ってもいいと思っているので和貴との関係を邪魔したりしない。
祐瑚の幸せが自分の幸せで、祐瑚が自分を好きじゃなくても、彼が自分にとって大好きな人と幸せになってくれればいいと本気で思っている愁の態度は、心が広いとか健気とかいう以上に卑屈なのではないかとすら思えてきます。

和貴が、自分と愁のどちらかを選べと祐瑚に問いつめた場面でどちらも選べない祐瑚。
ただその祐瑚が過去に和貴と別れたきっかけが、心臓の手術を受けた愁のためだったというところだけが和貴より愁を優先したと判るところなのかなあと。

正直読後感はあまり良くないし、祐瑚はやな奴だし、愁にはいろいろと言ってやりたいことがある(でも、愁は聞いてくれなそうだ)。
他の人には薦め辛い本なのだけど、じゃあ自分はどうかというと実は嫌いじゃない。
この作品に限らず、義月粧子さんの書かれる物語は何故だか好きなのです。

好き嫌いがはっきりと別れる物語を書かれる作家さんだと思います。
甘い展開の夢物語や、「今ちょっと辛いから、幸せな物語が読みたい!」という方は避けた方が無難かな。(時々その手の作品もありますが)

試しに義月さんの作品を読んでみたいと思った方は【まちがいねえな】ぐらいから手を出してみるといいかも。登場人物に対するむかつき度が少なくて読みやすいと思います。

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天使とダイヤモンド

2002/03/24 01:38

奇跡の日々

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 高校時代甲子園の地に立った新人教師加野と、甲子園を目指すかれのイトコ大沢兄妹の物語です。甲子園を目指して野球部を創部し、部員を集めるところからはじまるので、こんな部が甲子園を目指すのは無謀だし、無茶なのですが、なんだか応援したい気持ちになります。雑誌掲載時に本編は読んでいたのですが、「完結編」箱の本で初めて読みました。読んで、せつなくなった。
 創部1年目の高校の野球部「奇跡の2週間」を、昔何かに一生懸命になったことのある人に読んで欲しい。

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タフ! 6 アンラッキー刑事

2002/07/28 00:31

シリーズ初の短編集。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

個人的に、短編集というのは一冊丸ごとひとつの話というのと違いなかなか一気に読み終わることがないのですが、この本は一気に読めました。
ひとつひとつの話が読みやすくて、ひとつの短編を読み終わったあとすぐ次が読みたくなりました。
2人がうまくいってからのお話や学生時代の話など、どれもこのシリーズを今まで読んでいた人なら「読んでみたかった」と思わせる話ばかり。
4本中2本はネットからの再録です。ネットで読んでたけど本になるのを待っていたという人にもおすすめ。
口絵が、収録されている物語とまったく関係ない絵なのですが、企画ものとして読んでみたくなりました。
このシリーズを読んだことがなければ、できれば本編から読んでこの本にたどり着いてほしいのですが、既刊が5冊もあるので「試しに一冊読んでみたい」という人にもいいかな?と思います。

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ダーリン-打令-

2002/06/28 00:10

共有される世界

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

モデルの仁睦(ニチカ)は脩示の「音」に魅せられ、
脩示は仁睦の「指」に惹かれた。
二人は一緒のライブイベントに出演することになったのだが…。

原作付きのコミックスを数冊出されている、藤崎さんの初めてのオリジナルコミックスです。
以前は学園もののバスケ漫画(?)で、この本はバンドもの。
私はどちらも好きなジャンルなので迷わず購入しましたが、同じ方が描いているのに、以前の作品とは印象が全く違います。
個人的にはこちらの方が好きですが、万人受けはしないかも。
絵柄も物語も、好き嫌いの分かれる作風だと思います。

作中に出てくるバンドがかっこよかった。現実にいたら見に行きたいと思わせてくれました。
できればこのキャラであと2、3冊は読みたいところです。

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神経衰弱ぎりぎりの男たち

2001/06/11 00:48

やさしい気持ち

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ある朝目覚めると、隣には見知らぬ裸の男が眠っていた。自分も裸で、尚且つ自分が誰だかわからない。記憶のない自分に、隣で寝ていた男(高槻)は、「自分達は恋人同志」だという。
 記憶をなくしてしまった主人公七瀬が、何もかもわからない状態からもう一度高槻にひかれてゆくところや、大学の仲間達に「高槻コンピュータ」とあだ名されるほど頭のいい高槻が、七瀬の前で見せる不器用なやさしさが、読んでいてとてもよかった。結末についてはここで詳しくは書きませんが、私的には「七瀬ってばこんな子なのね」という感じで、かわいくてよかった。
 この本には表題作と主人公たちの出会い編も入っています。出会い編のほうがちょっとせつなくて痛いお話ですが、どちらもやさしい気持になれます。

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眠り姫症候群

2002/07/06 19:24

起きられない男

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼なじみの持田の声でしか起きられない鏑木は、「誰かが泊まったときは連絡する」という約束を破ってしまって…。
遊び慣れているくせに恋愛初心者の鏑木と、鏑木に対しては純愛を貫いてきた持田の恋愛物語です。
ふゆのさんはいろいろなジャンルの物語を書かれてて、正直好みから外れている話も多いのですが、このお話は面白かった。
表題作「眠り姫症候群」もいいのですが、表題作で脇役だった二人をメインに据えた「優しい罪」もよかった。
恋愛って、上手くいった二人の周りには、その人を思って泣いた人もいるのだという当たり前のことをちゃんと書いてくれた。
「眠り姫〜」ではちょっと邪魔者的だった古雅、それが「優しい罪」ではメインで、逆に鏑木の恋人持田が無神経な奴に見えてしまいました(でも持田は、ちょっと抜けてるいい人だと思うんですが…)。
普通の人の普通の恋愛が収録されています。2本ともおすすめです。

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星祭りの行方 1 (Wings comics)

2002/06/24 21:45

まだまだこれから

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

高校生祈祷師・斎木佳純は、平安時代に生きる陰陽師・弓削大夫に呼び出され、式神として呪術の手伝いをさせられている。そんな佳純の家庭教師・神崎は、ひょんなことから佳純とともに平安時代に時空間移動してしまう…。
 
ボーイズものも描かれる佐久間智代さんの作品で、表紙・裏表紙を見ると一見ボーイズですがそんなことはなく(その要素が全くゼロと言うわけではないんですが…)、時折平安時代が出てきますが、時代物が苦手じゃない人でも十分読めます。まだ第一巻ということで謎だらけなんですが、キャラクターにちゃんと個性があって読みやすいです。
斎木家と弓削の関係とか、それにどんな形で神崎が関わってくるのかとか、佳純の父は何を知っているのかとか、今後が楽しみです。
ただ、この漫画家さんの個性だと思うのですが、危険なシーンでも淡々と進んでいる印象を受けます。そう言う意味ではちょっと盛り上がりに欠けるのですが、個人的には好きな作品です。

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お嫁においでよ!

2002/06/24 21:42

個性豊かな作品集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いろいろな年代の寿さんの作品が入った作品集です。
そのため、表紙のイラストの印象だけで購入した人は、ちょっとびっくりしちゃうかも。
内容も、兄弟・獣姦・外人・自殺(殺人?)などなど、いろいろなジャンルの作品が7本収録されています。本の前半5本はラブコメ、後半2本が痛い話。
 どの作品も寿さんらしい個性的な作りなのですが、おすすめは後半2作品。Hもちょっときついのですが、それ以上に心が痛いお話で、ラブコメな寿作品ファンにも読んで欲しい。

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