蔵満逸司さんのレビュー一覧
投稿者:蔵満逸司
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2002/02/24 10:54
学校論としても魅力
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久しぶりに教育論を読んだ気がする。フリースクールの学園長の書いた本だから,公立学校の批判が書いてあるのだろうと敬遠する必要はない。確かに骨太の子育てが書いてある。しかし,子どもの未来を見つめる目は優しい。
いくつもの言葉が印象に残った。
『物分かりの良い親を持って,子どもは本当に幸せなのかな?』
『嫌いなことをしてはじめて好きなことも分かる』
『基礎学力がないとたとえ面白く学べるチャンスがあっても,このチャンスをつかめないし,面白さにも気付かず素通りすることにもなりかねない』
教師になりたてのころには,肯定しなかっただろうなあと思う。今は,上田さんの書かれる骨太がよくわかる。子育てと書名にあるが,骨太の学校教育論として読むことができる。おすすめの一冊である。
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