中川一郎@サイバー梁山泊さんのレビュー一覧
投稿者:中川一郎@サイバー梁山泊
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じゃがたら
2000/10/08 11:54
何と誠実なアプローチであろう。また、じゃがたらを聴こうと思った。
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ぼくは、絶対零度というバンドに参加していた。
じゃがたらとの接点は、そして、じゃがたらを実際に見たのは、
ただの一度だけであった。奇しくも、大熊亘がインタビューを
受けていて、その接点についても述べている。江戸アケミさんに
組み付いたのは、笹山てるおであった。
その時の印象が強くて、その後、じゃがたらは遠ざけていたの
だけれども、その結果、ぼくがはじめて聴いた音源は、
「西暦2000年分の反省」であった。
陣野さんは、とても誠実に、じゃがたらに向き合った。
バンド。バンドの中の人間関係というものは、これは、
筆舌に尽くしがたいものがあるのだろうが、それを明確に
かつ誠実に真摯に迫ろうとしている。そして少なくとも、
ぼくには、その接点を思い出させ、そして、その接点だけ
でじゃがたらを考えるのはあまりにも偏狭であり、今、
できることといえば、それは、じゃがたらの音に触れる
ことなのだから、音源から精一杯のグルーブを感じ、自分の
身体が反応するのを素直にさせることなのだから。という
アクションを起こしめる。
書くという行為は、誠意を持って真摯に書ける、取材できる。
そういう対象について書くべきなのだということを、陣野
氏のこの著書で改めて認識しなおした。
http://w3.to/crzpk
インターネットは平成の神器か 日本型「e‐Life」の実像 After Internet
2000/07/21 08:54
ネットで何かをしかける人には必須の20の洞察
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日本のマーケティングの大御所がついに動いた。
そんな読後感をいだいた一冊であった。
ネットユーザの使用前、使用直後、なじんでから・・
という時系列の変化、大都市のユーザと地方都市のユーザ
の使い方の違い。しっかりとした統計から得られる20の
洞察は、ネットで何らかのビジネスに関わる人たちにとって
必須の一冊ということとなると思う。ぼくもこの本には、
何度か立ち返ることだろう。
一点、惜しかったなと思うところがあって、それは、
個人ホームページに関する洞察という点である。
誰も彼もがいきなりのっけから、ネットワーキングに
耐えうる内容のホームページを作れるわけでもなく、
最初は、独り言とか物思いということから始まるのだが。
時間の経過とともに、独り言から対話も始まり、それが
何らかのネットワークにつながるだろう。そういう点を
ポジティブに評価するならば、アウトプットを到達点
ととらえれば、「あてなき投稿」と見えるだろうが、
「習作」をも掲示できることにポテンシャルの大きさ
がある。
また、BBS、メルマガ、メーリングリストという道具立て
と個人ホームページは複合的に個人ユーザによって
使われているという点に、もう少し言及があっても良かった
のではないかと思う。
Mary Modahlの「Technographics」という視点と、
生活・・の視点の交わり方。最近、ぼくはこのふたつにふれた
のだけれど、その接点に想いを致したい。
中川一郎@サイバー梁山泊
サイバー梁山泊
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