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とむさんのレビュー一覧

投稿者:とむ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

ぼくをさがして! Lost & found

2001/03/18 07:30

楽しい?悲しい?切ない?希望?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「ぼくをさがして!」というタイトルに一瞬「?」となる。気になって手にとってみると、中にはどうやら外国(ニューヨーク?)の張り紙らしき物達の写真集。この作者は何を考えているんだろう?とますます気になり、よっく眺めて見ると…そう、それは「ぼくをさがして!」。LostPet=迷子のペットを探す、飼い主が貼った張り紙だっのだ!
 始めは正直物珍しさで見る、「可愛い絵だなぁ、面白い文句、おお!凄い懸賞金!」なぁんて少し不謹慎な感想。でも、本を閉じた時には、悲しいような、でも暖かい物が胸の真中辺りにある事に気付く。
 何処かで寂しく困っているのか、案外楽しく遊んでいるのか、迷いペット達。それを必死に探す優しい飼い主の感情。その二つがつながる事を、祈らずにいられなくなってしまう自分に気付く。
 ペットと悲しい別れをしたことがある人に、優しさと、希望を。勿論、写真集としても秀逸なのはいわずもがな!

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内なるネコ

2001/05/07 23:35

奇人・バロウズおじいさんの「ネコの本」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 倒錯、混乱した「裸のランチ」とは一転、読み易い(他作と比べると恐いほど読み易い)文章。前知識無しにこの本だけを読むと、ただの猫好きおじいさんの猫日記?と誤解してしまうかもしれません。(そう言った読み方、楽しみ方をしても言いと私は思います)ところがどっこい、このバロウズおじいさんは有名な「奇人」さんなのです。
 「昔はすっごいジャンキーだったんだよ、とか、冷酷な顔のくせにホモの女役なんだよ、とか、奥さんを殺しちゃったんだよ、とか、ゴシップネタには困らない人」と解説の方が書いていらっしゃるそのまま。「奥さんを殺しちゃった」のなんて、頭の上にシャンペングラスを乗せての「ウィリアム・テルごっこ」で失敗して射殺してしまったという…。最近では、CM出演やCD制作に参加したり(!)ともかくハチャメチャな御老人です。
 バロウズの事を知っている。一冊でも読んだ!という方にはもうこういった説明は不要でしょう。しかし、これからバロウズの本を読んで見たいのだけれど…という方、はっきり言ってどの本から手をつければ良いのやらお困りのはず(映画「裸のランチ」を観て、良かったので原作にも…と手を出してみたら、ワケが分からず挫折してしまった。という方も多いのでは?)。
 この本は、バロウズの他の著書とは少し趣の違う、どちらかというと一見平和で、私的な日記・スケッチ的な作品で、彼の愛するネコ達(本物のネコでもあり、その他と深読みも出来る「ネコ」)との生活について、また、ふとした拍子で出てくる過去の思い出や、はたまた主義主張、等が織り交ぜられたバロウズ「晩年」の作品であります。
 ですからその点で、バロウズ世界の「出口」的作品であり、本来はバロウズ著作を数作読んで、その背景なども知った上で読まれるのが適当かもしれない本でもあるのですが…。 しかし!! バロウズの「迷路」世界に入ろうとしても入れない、そんな方には出口も入口も同じ。そもそも「迷路」は出口=入口! どこから入ったって良いのです。ネオンの灯った分かりやすい出口があれば、それが入口。

 既にバロウズ作品の虜で、「バロウズの事がもっと知りたい!」人には勿論。逆に入口さえ分からずに「そもそもバロウズって何なのさ!」と逆ギレしかけている貴方! 裏口からこそっと入ってしまいましょう。そして、「バロウズ迷路」の常連さんから初心者さん、「ネコ」という言葉につられて入ってしまった…アレ? という猫好きさんまで、一緒になってグルグル迷い歩こうではありませんか! 迷い心地満点は保証(注:体調のすぐれない方、妊娠中の…以下、遊園地常套句参照。身長制限無し)。

参考までに、似ている本?→「ノラや」内田百ケン・著

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ぼくたちが大人になれない、12の理由

2002/06/27 18:19

「大人」になる条件とは?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 書題は「大人になれない…」なので、一見、「今流行りの“ピーターパンシンドローム”の本か」と思われてしまいそうだが、ココにはそれよりももっと身近な、「大人になる方法」が描かれている様に思う。
 
 主人公(二人)は、雪崩事故での生き残り。マスコミや、友人の親達、勿論自分たちの両親に、大いに騒がれながらも、誰にも分かってもらえない「子供」故の葛藤を抱えた状態で、物語は始まる。そもそも二人の家庭環境は全くの正反対とも言える立場なのだが、「大人」でない彼らにはその事も無関係。親友であり、唯一お互いの「言葉に出来ない感情」を共有しあえる仲間とも言える。
 「子供」である彼らには、大人達が提案する妥協案や、慰め、挙句にはお説教、等は全くの無意味である。そんな彼らは、彼らなりに心の整理を付ける為に、12の課題を自らにもうける。そして、その課題を果した後で、「死にぞこない」の自分たちの「整理」もつける予定で…。

 文章は読みやすく、映画的でもある…と思っていたら、なんとこの作品。執筆者は役者で、実際映画化もされ、その映画には端役として(本人は出演はしたくなかったそうだが)出演までしていた。映画化名は「ニュー・イヤーズ・デイ」。
 原作、映画も共に、新年から始まった「1年以内に課題を達成し、自分たちのケリもつける」という主人公二人の少年たちの1年を綴った物だ。
 途中で少年たちが決行する「課題」大人達にとっては「問題」は、いささか映画化を意識した様に見うけられても仕方の無い突飛なものだが、その裏にはまさしく「大人になれない」理由が隠されているのだ。

 二人の諍いや、大人達との衝突や和解、そして最後に主人公二人が選ぶ「決着」。そこには、大人になってしまった者には無くなってしまった、現状との和解に慣れてしまえない「少年」の想いが描かれている。
 少年のままでは生きては行けない。大人になるにはこの想いは捨てなくてはならない。二人がどちらを選ぶのか…。
 自分では「大人」になったと思う貴方に読んで欲しい一冊。

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画家猫カーチヤ

2001/03/06 02:16

ボヘミアン(放浪)猫の、断片的なパリ・スケッチ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 熱い情熱ではなく、まさしく猫的なクールさでもって画家になる事を決めた「画家猫カーチヤ」が見た、パリのスケッチ。一貫して猫的視線で見つめられる、夜の、人間は知らない「猫街フランス」。
 勿論作者は実在の人間(到津伸子・東京とパリに拠点を置く東京芸大出身アーティスト)だが、彼女のカーチヤは独立した、粋なパリっ子だ。気の向いた時、気の向いたところで、ふらりと出会った人物…勿論猫。の肖像画を描いて暮らしている。
 この本は、そのカーチヤのスケッチを彼唯一の人間の親友サムが、猫専用の雑貨店「アパラメント」でしか購入できない特殊溶剤「パフティー」により、我々人間に見える様にして発表するものである。
 全編に渡ってコクトーを思わせるラフなスケッチ画と、これまたコクトー的な繊細優美、かつ端的で簡素な文章に彩られた完全な「作品」本である。猫好きな方には勿論の事、一般的な旅行記などでは満足できない方にも、あたかも実在の猫街に連れ去ってくれるトリップ本だ。
 価格と表紙に一瞬「おや、絵本かな?」と思われるかもしれないが、そこには粋なパリジャンの大人世界が広がっている。小説として、画集として。陽だまりのある喫茶店でのカフェオレ気分でついつい何度も読み直してしまう本。
 巷にあふれた「癒し本」には食中り気味、でものんびりしたい、という方には特にお奨め。

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