阿部誠一郎さんのレビュー一覧
投稿者:阿部誠一郎
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紙の本八月の博物館
2001/03/11 17:43
怪しい書評
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正直、あまり面白くなかった。この作家も、もう限界か。
文学賞狙いの作品のような気がしたが、この作家にはまだ、クーンツのような無節操な世界が似合う(これは、貴志祐介氏が「青の炎」(文学賞受賞作=家族、少年、人間性…の路線)で賞を狙いにいって大失敗したのと同じ)。
ただ、ちょっと↑のY氏の書評は酷すぎると思う。
けなすだけの書評に何の意味があるのだろうか。それで、潜在的読者が愚作を読む時間を節約できる、と考えているならば、それは書評家の大いなる思い上がりである。読者は楽しい時間を求めているのである。だから、金をもらって書評を書いているなら、読むだけで読者を不愉快にさせるような書評など書かず、読者を楽しませてくれる(と書評家が思う)作品をせめて紹介しなさい。
ところで、↓の阿部聖一郎氏って、作家のS氏本人では? 文体が似すぎ。
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