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ブービンさんのレビュー一覧

投稿者:ブービン

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本天才アラーキー写真ノ方法

2002/01/15 03:00

アラーキーを知る本である

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 ためにはなる。しかし、アラーキーってとっても普通で人間的。「天才」に思わぬ期待をかけてしまって、ギラギラしていると肩透かしをくらいそうだ。

 アラーキーという稀有な物体と、イコールで結びつく写真というものの存在を解きほぐすには格好だし、写真を撮る人やそれを目指す人よりも、そうではない人たちがアラーキーを理解するにはおすすめである。
 それにしてもアラーキーって奴は不思議に気になる。

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紙の本12万円で世界を歩く

2002/01/15 02:11

その旅は、どこから読んでもよい。

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 旅をしたくなる。冒険心はくすぐられる。トイレなんかでこの本を読んで、「旅に出てぇ〜」とか言ってしまう。

 アジア、アメリカ、メキシコ、キューバ、北極圏まで筆者は12万円で挑戦する。読んでる方が心配になるほど、普通に貧乏旅行をしている。「貧しい旅でなければ見えないものもある」と、筆者は語るが、そんなことよりなにより、旅にかりたてるぞこの本は。

 自分が若いと思うなら、こういう本はバイブルになって、年寄りだと思うなら、ノスタルジーやら「もうひと花」な気分が訪れることうけあいである。

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紙の本ヤクザの世界

2002/01/15 01:51

その世界の文化人類学

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 ヤクザといってもいろいろいる。そういう世界を筆者はとてもいい距離感で書く。

 やっぱり僕らは単純にその世界を否定して、見ないようにする。でもその世界は現実にある。そして少しだけ僕らにも関わっている。その世界の人たちとちゃんと関わらないためにも、こういう本は意味があるし、そしてちょっとだけ「知ったかぶり」できる。
 そしてそしてもっと簡単に、読み物として面白い。

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紙の本世界の〈宗教と戦争〉講座

2004/05/19 03:13

ヤツら知るために

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 日本人にとって宗教は遠い存在だ。お祭りやら初詣、お盆だクリスマスだとしっかり宗教行事をこなしてるくせに、「俺は無宗教」なんてことを平気で言う。そんなヤツは外国で軽蔑されたまえ。

 ヤツらを知るためには、まずヤツらの宗教を知れと元彦は言う。しかも、例によって無知な我々に響く言葉で伝えてくれるのだ。頭のいい馬鹿は難しい言葉でしか難しいことしか語れないので、宗教系の入門本は簡単だけどつまんない、簡単だけど書いてる奴が宗教にどっぷりと浸かっている場合が多い。あなたが宗教に何か救いを求めているのなら、この本は手に取るべきではないのかもしれない。しかし、もしあなたが世界の人たちをもっと理解したいと思うなら、まずはこういう本から始めてみてはいかがだろうか。

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祭りのあと

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大きな大戦ももうずいぶん前のことになって、
バブルもはじけて、それといっしょに豊かさもいっしょにはじけてしまった。

廃墟に眠る記憶の破片。
祭りの次の朝、誰もいない神社にぽっかりと記憶の穴があくように、廃墟の中の見えない記憶を拾い集める。

新世紀はとっくに迎えたのに、気持ちはまだまだ廃墟に引っ張られていく。90年代後半この写真集が発売されたことは必然といえるかもしれない。

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紙の本交通事故鑑定人S氏の事件簿

2002/01/15 02:30

名探偵はやっぱりカッコイイ!

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 現実のドラマチックは、非現実のドラマなんて一掃する。

 交通事故鑑定人S氏のところに依頼される事件は、もう結果があるような事件である。そんな事件をS氏は、職人的執着と科学的な視点でひっくり返す。それはもう痛快である。なんせ世界一質が高いとされる日本の警察を、たった一人のオッサンがやっつけてしまうのだ。もちろんそこには警察の検証システムに問題があるからだけれども。

 名探偵が現実の世界にいるのだから、もう憧れないわけにはいかないのだ。

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紙の本やっぱりおおかみ

2002/01/15 01:27

傑作とはこの絵本のことを言う。

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 子供向きじゃないのかもしれない。と、今読むと思う。

 でも子供のころの私のベスト1だったことは確かで、この絵本ほど、後々まで印象に残っている作品はない。だって、だらしない性格の私が、20数年たった今でも大切に持っている唯一の絵本だから、きっとこの絵本はすごいんだ。

 この絵本には、子供に大人が決して与えようとしない気持ちがある。どこに行ったって一人ぼちで、周りはみんな仲良しばかり。オオカミは「オレに似た子」を探すんだけど、「似せよう」とは決してしない。だもんだから、仲良くしてる奴らに「けっ」とか言っちゃう。

 こういう絵本を与えられる親になりたいし、与えてくれた親に感謝したい。

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負けるための写真集

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生きていること、
それ自体の力強さに斎門富士男は敗北してしまう。
決して恵まれたとはいえない偏狭の大地で、レンズを見つめる彼ら、それは農民や炭鉱夫。彼らの目の内に見える自信のようなものに、僕は焦りに似た気持ちを感じた。

豊かな日本にいる僕にはあって、彼らにはないものなんて腐るほどあるだろう。なのに彼らにはあって僕にはないそれは、決定的に大切なものに思う。この敗北には意味がある。そう思わせる。

この写真集は強い。傑作である。若さが風化してしまう前に見ておく必要がある。

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紙の本くいしんぼうのあおむしくん

2001/03/22 02:27

なんだかさびしくて悲しくて泣いちゃうぞ

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 子供のころ、この本で泣いた。なんだか悲しくて悲しくて、ふとんにくるまって泣いたのだ。

 あおむしくんは、今いる僕の世界、父さんや母さんや弟までみんな飲みこんで、どんどん大きくなっていく。当時の僕は子供ながら『自分』というものを強く考えなければならなくなった。たぶん何もなくってしまえば、僕もいなくなっていまうことに気がついたのかもしれない。
 その晩僕は、母さんにしがみついて空っぽになりそうな自分を押さえ込んで眠った。大人になってもずっと心に残る作品だと思う。

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