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MSN-04さんのレビュー一覧

投稿者:MSN-04

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本内部観測

2001/06/23 17:39

真実は伝えにくい

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 郡司ペギオ=幸夫の文章を批判するひとは多い。確かに難解である。最近では「ソーカル事件」とくっつけて難解な文章を一掃しようとするひとまでいる。おぞましい。
 しかし彼らは西田幾多郎の文章までは批判しない。デリダやドゥルーズは批判し、それと同列にペギオを扱うことはあっても。
 そんなことはどうでもいい。

 ペギオの文章を読むと、「わからないけど大切なことが書いてある気がする」という人も多い。それでいいじゃないか。
 内部観測とは難しいことである。これを簡単に書けば嘘になるだろう。難しく書けば批判される。でも、重要なことであることには疑う余地はない。アインシュタインは「真実はやさしい」と言ったらしいが、「真実は伝えやすい」とは言っていない。彼だって、相対性理論が難解であることに悩んだだろう。

 内部観測が重要であることが気づいたときには、もう遅いんだよ。いま、このことの大切さに気づける人だけが、次の問題に取り組める。そういう意味で、この本は必読だし、わからなくても恐れるには及ばない。

 私は、読んで内部観測に興味が湧いたので、そこからいろいろな関連する重要なことまで学べた。この本は実にいい入り口だ。必読である。ペギオの文章は。

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