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  3. 狩野涼子さんのレビュー一覧

狩野涼子さんのレビュー一覧

投稿者:狩野涼子

25 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本天帝妖狐

2002/06/20 23:30

アナログな怖さ

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『天帝妖狐』にでてくる「こっくりさん」って今も生きてるのかしら? 「エンジェルさん」って名前を変えてしまったりもして、いつのまにか、都市伝説に紛れ込んでしまってる。色褪せることはなくてもアナログな存在として、私は認識していた。
そして、インターネットがかなり普及していても、案外見かけている公衆トイレの落書きたち。『AMASKED BALL ─及びトイレのタバコさんの出現と消失─』において、あえてアナログを選んだ著者。ネット上での掲示板への書き込みや、リアルタイムでのチャットも出来る時代にあえてアナログを選んでいる、って感じたけど、この2つって、今だって存在してるじゃん?とも思う。
デジタルにはない質感があるアナログは、怖さや切なさを倍にしてくれる。だから、この2つの作品のアナログが好き。

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紙の本サンクチュアリ

2002/06/17 22:43

イマドキ

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「イマドキ」とい言葉がチラつく作品だと思う。
著者の作品に共通して感じるのが、この「イマドキ」という感覚である。実際、著者と同い年になる私であるが、彼女の書く「今っぽさ」は、身近ではない。ブラウン管の中から飛び出したような、メディアの作った画一的な「イマドキ」の「若者」の姿が見えてくる作品。但し、作品中ではそれは生々しく在る。洗練された文章を読みなれている人には、まだ拙い文章に思えるだろう。独特な句読点のとり方も、言葉の使い方にもクセがある。このクセのある表現方法が、作品を生臭くしている。

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紙の本恋愛前夜 キレイなキス

2002/06/17 22:31

キレイ・キタナイ

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「キレイなもの」「キタナイもの」
結局は主観で決まってしまうものでしかない。
同じように「楽しい」や「たのしくない」、「ダサい」や「イケテル」なんて言うのも。
作中の人物たちは、結構主観的なようで、案外客観的な人物ばかり。結局、「ミンナオナジ」って言葉にホッとしてしまいそうな「イマドキ」の子達。でも、友だちって言葉だけは案外と重くって。イマの子たちの方が「仲間意識」ってのは強いのかも。

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紙の本少年トレチア

2002/04/19 16:40

「歪み」

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子どもの頃、噂になった「口裂け女」や「赤マント」「トイレの花子さん」などの、いわゆる「都市伝説」。
そんな都市伝説の一つであった「トレチア」という存在は誰が作り出したのか?
子供って本当に無邪気なのかな?
私の子どもの頃の記憶って、今覚えてることって本当に正しいのかな?
そんなことを思った。
私はどう歪ませているのだろうか、私の記憶を…。

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紙の本蘆屋家の崩壊

2002/04/19 16:32

待望の文庫化

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待ちわびていた文庫化でした。ある意味、作者自身を髣髴とさせるような「猿渡」という登場人物。そして彼が巻き込まれた数々の怪奇現象。別の形で発表されていた猿渡の物語、「超鼠記」がこの本に収録された。猿渡の物語が1つに纏まった事が大変嬉しい。

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紙の本少年のカケラ

2002/06/27 20:32

’98年ノベル大賞受賞作家の初文庫。

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帯に書いてある言葉は、著者がノベル大賞を受賞された作品「サカナナ」の選評からの抜粋である。文庫としてはコレが1冊目である。受賞作の「サカナナ」は現代モノ、この文庫以降に出された著者の作品もイマドキの高校生の日常を描いた作品ばかりである。
だが、この作品だけは毛色が異なっている。いわゆるファンタジーテイストなのだ。そう遠くない未来、いわゆる近未来のお話である。
世界観は、イラストとピッタシ。笑いながら人ころしちゃったりする少年とか、負の感情に乏しい娼婦の少女とか、女神と崇められる心と体の弱い女と、女神を護るために自分を儀性にすることに酔っている女とか、人物がいいです。
続きはいつ出るんでしょうかね、シリーズ物っぽい作りなのに、中々続きが出てこないのが残念です。

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紙の本新・香港電影城香港スター伝説

2002/08/17 21:41

香港映画の魅惑のスター。

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チャウ・シンチーの記事が読みたくて買いました。彼の作品については酷評されてますが・苦笑。ニコラス・ジェーやアンディ・ラウについての記事は褒めすぎ、と言ったら失礼ですね。ホントに素晴らしい方々ですもの。
お薦めはアテナ・チュウの記事。可愛すぎます、アテナ。
スナップが綺麗なので、カラーが見やすいです。
香港の新・プレイスポットの案内など、映画関係のスポットの案内もあり。1999年発刊ですので少し古いかもしれませんが、香港の役者さんがたに興味のある方、お薦めします。

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何の未練もないのに。

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なんの未練も無いだろうって、周りの人は言う。
また、死んだ彼自身でさえ、何の心残りすら思い浮かばない。
彼はそんな青年だった。
それなのに、あの世にいけずにいる幽霊の青年。
「終電が過ぎた後、バイオリンを弾く幽霊が出る」
そんな噂の幽霊になってしまった、少年。
そんな2人の触れ合いの話からはじまり、他に2編。

届けたかったのに、届かなかった。
満たされないまま終わってしまった想い達。
そんな絡まりあった糸を解すように、話は進んでいきます。
そんな、お話たちがつまってます。

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重なり合う世界

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最初は大変読みづらかった。
2つの世界の行き来、世界観の違い、難解な聖書解釈等など、私の脳みそのキャパシティはすぐに一杯になってしまったのだ。
だが、読み進めてしまえば、すぐに、世界は私に向かって扉を開けてくれた。ネシャンの地が私に手を伸ばしてくれたのだ。ヨナタンの機知と勇気に溢れた行動や、他の登場人物たちとの友情物語、全てが私を惹きつけて、はなさなくさせた。
読みづらいのは仕方がないのだ。
ジョナサンの生きるイギリスの寄宿学校という言葉も、彼の信じる聖書も私の生活の中では縁のないものであるし、ヨタナンの生きるネシャンはまったくもって、別の世界なのだから。

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紙の本薔薇の埋葬

2002/06/20 22:52

買った理由が。

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本を手に取るのには必ず理由がある。
「好きな作家さんの新作だから」とか「表紙がきれい」とか「題名がミステリアスで読みたいなと思った」等など。千差万別、人それぞれであるが。
実は私がこの本を手に取った理由は「帯に書かれた言葉が面白かったから」である。もちろん、帯に書かれた推薦文から作品を手に取ることは珍しいことではなく、私にとってもありふれた事柄だった。だが、この帯の文はなんとも言えない、ワクワクをくれるのだ。
「気づかい」をしない「(自称)正直者」のフェリックス君と、彼言う所「おせっかいのお人好し」コラリーの物語の最初を飾る、この作品。ものすごく笑わせていただきました。もちろん、笑いだけでないのが、橘香先生のいい所♪

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紙の本エミリー

2002/05/30 21:18

「出会う」ということ

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「貴方と出会うために生まれてきた」。
私が書くとなんとも陳腐なセリフだ。だが、嶽本センセイが書くと違う。この言葉が陳腐ではなく、まるで宝玉のような、そう珠玉の一言となるのだ。
「出会う」のは「人」だけではない。それは、時として「お洋服」との出会いであったり。1枚の「絵画」との出会いであることもある。
この世界で、「出会うために生まれてきた」と言える、そんな素晴らしい出会いをしているのはどれほどの数が居るのだろうか。
著者は独特な世界観を持つ人だと思う。それは、筋の通った生き方…しっかりとしたポリシーを持って生きているからなのだと思う。

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マンガで読むミステリー

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ミステリーは活字で読みに限る。マンガで読むなど邪道だ!!なんて思ってる方、案外多く居るらしい。
ですが、最近は名探偵物と銘打っての雑誌まで出ているほど。マンガで読んだって良いじゃないか。その後で小説の中の名探偵に出会うこともある。
名探偵は儲からない、だから、いくつもアルバイトをこなして生計を立てる探偵。初めてお目にかかりました。たしかに、探偵ってどうやって生活してるのか気になりますよね。南天佑先生の絵も素敵な、文庫とは一味違う名探偵・巫弓彦に会えました。

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紙の本暗いところで待ち合わせ

2002/06/25 18:53

ホラーでもミステリーでもない。

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乙一さんはホラーやミステリーというジャンル分けをする時、どうしたらいいのか迷う作家さんだ。だって、怖いだけではないし、本格的な謎解きがあるわけでもないから。
友だちとは「せつな系」の作家さん、なんて呼んでいる。
どの作品を読んでも、途中で胸が痛くなって、涙腺のゆるい子なら、ポロリと涙が伝ってしまっって、最後にはハンカチかティッシュが必要になってしまうのだ。涙腺の緩くない私だって、胸がキュっと痛くなって、最後にはほっと一息ついて、ぼーっとしてしまう。
特にこの作品からは「せつなさ」が漂ってくる。
秋ではないけれど、せつなさを味わいたい方にお薦めです。

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欲しいものは何?

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坂本家の次男の秋良くんの欲しいものは「美貌」。美形一家の中で、ただ1人だけ平凡な顔だちに生まれてしまったことを悩む秋良くん。でも、友人たちじゃないけど、その明晰な頭脳とか、結構なんでも無難にこなしちゃう運動神経とか、案外「非凡」だったりした秋良くん。私はそんな秋良くんがおススメですね。
また、他の家族の方々のお話もおもしろいです。特に、パパ・ママの出会い話は面白かったです。

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紙の本死にぞこないの青

2002/06/20 23:03

息苦しくなる作品。

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何度も読むのを止めたくなった。
息が苦しくなって、涙が出てきた。
友人も「イタイ。」と一言しか感想をくれなかった。
でも、いい作品だと思った。
学校という閉鎖空間だから、起こるコトが書かれている作品。
実際に、あんな先生が居たから。
実際に、ああいった級友が居たから。
実際に、さらりと流してしまった自分が居たから。
なんとなくで、流れてしまった学校での時間を思い出すから、息苦しくなる作品。
そして、それでも、最後まで読ませてしまうから、乙一先生は、すごい作家さんだな、と思った。

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