神谷さんのレビュー一覧
投稿者：神谷
花のあすか組！（コミック版高口里純文庫） 17巻セット
2002/07/27 04:14
あすかみたいになりたかった
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登場人物がほとんど女の子ばかりというのが面白い。
また、とうとうひばりさまの顔が分からなかったのも
いい。
個人的には薔薇の宮がかっこよくてお気に入りだった。
けれど、いちばん魅力なのは、どんなことがあっても
自分の信念を貫く主人公、あすかだ。
学生の時はあすかみたいな人間になりたいと思っていた。
伊藤潤二恐怖博物館（ソノラマコミック文庫） 10巻セット
2002/07/27 04:04
ホラー雑誌「ハロウィン」の生んだ天才
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映画化された「富江」をはじめ、
伊藤潤二が主にハロウィンで執筆していたマンガを集めたもの。
ホラー雑誌「ハロウィン」の最大の功績は
伊藤潤二という天才を生み出したことにあると思う。
ホラーは嫌いという人でも
面白く読めると思うので、この機会にぜひ一読を。
イティハーサ（ハヤカワ文庫 ＪＡ） 7巻セット
2002/07/24 19:26
神と人を描くＳＦ大作
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星雲賞を受賞したＳＦ大作。
神と人、善と悪を古代日本を舞台にして描き、
１５年かけて完結させた。
ラストがきれいにまとまっていて感動させられる。
文庫化の際に何ページか加筆しており、文庫版が完全版と言える。
川本喜八郎 アニメーション＆パペット・マスター
2002/07/16 20:01
川本喜八郎ファン必読！
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人形劇三国志、平家物語などの人形を制作していることで有名な川本喜八郎作品集。
先に挙げた作品はもちろんのこと、デビューから現在にいたるまでのほぼ全ての作品についてもとりあげている。
写真集、作品解説、インタビュー、ビデオ・ＬＤ情報など内容は盛りだくさん。豊富なカラーページで構成された本書はまさにファン必読の書。
ざ・ちぇんじ！（白泉社文庫） 2巻セット
2001/07/20 20:14
新釈『とりかえばや物語』
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氷室冴子の同名小説「ざ・ちぇんじ」（集英社コバルト文庫）を漫画化したもの。
時代は平安時代、権大納言家（後の左大臣家）の見目麗しい二人子供綺羅の秘密…。それは実は兄の若君が女で、妹の姫君が男だということ。おかげで主人公の綺羅君（姉）は親友からせまられたり、意中の主上には、綺羅姫（弟）が初恋の相手だと勘違いされたり…と波乱万丈のラブコメディが展開。
原作小説の新釈『とりかえばや物語』をさらにわかりやすくかみくだいて漫画化させた山内直美の美麗な絵柄も見どころのひとつ。雑誌掲載時から１０年以上経っているけど、その魅力は今でも色あせていない。
平安時代というと堅苦しい印象があって、学生時代は古文で悩まされた人も多いかもしれない。けど、この漫画を読むと、そんなとっつきにくさはふっとんでしまうので、歴史・古典が苦手な人にもおすすめ。
ぬすまれた放課後
2001/07/13 17:20
死者の学園祭の結末は…
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作者は主に講談社のなかよしでホラー・ミステリーを描いており、この作品以外でもいくつか赤川次郎の小説を漫画化している。「盗まれた放課後」は赤川次郎の記念すべき単行本第１作「死者の学園祭」を漫画化したもの。
一見無関係と思われていた親友の自殺と転校先の学園での惨劇。明かされる衝撃の真実。そして、死者の学園祭の結末は。いかにも少女漫画らしい絵柄ではあるが、中身は本格サスペンスの様相で、ミステリ好きにも十分楽しめる。
余談になるが、「死者の学園祭」は2000年夏に映画化されている。またそのときあきよし菜魚によってコミックス化され、角川書店から出版された（こちらのタイトルは原題と同じ「死者の学園」）。原作、映画、二つのコミックス、それぞれ若干設定やや演出が違っているので、読み比べてみるのも面白いかもしれない。
あぐり
2001/07/07 23:32
あぐり−素晴らしき日々へ−
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1997年4〜9月にＮＨＫで放映された連続テレビ小説「あぐり」のノベライズ。ドラマの細かいセリフやコメディの部分は若干はしょっているものの、大筋はほぼ完全に小説化。
ストーリーは、明治生まれの現役美容師吉行あぐり（テレビでは望月あぐり）さんの半生記をもとに、それを脚色したもの。彼女は作家、淳之介・理恵、女優和子の３兄妹の母親でもある。困難にもめげず、いつも前向きに切り開いてきた彼女の人生を描いている。
この小説を読んでいると、当時月〜土に放映されていた同番組がが懐かしく思い出されること間違いなし。あぐりやエイスケにまた会いたいという人には、ぜひ読んでみることをおすすめする。
また「あぐり」をもっと詳しく知りたい人は、この拙作のホームページあぐりcultureもどうぞ。
川尻善昭「バンパイアハンターＤ」絵コンテ集
2001/07/06 16:55
「バンパイアハンターＤ」の絵コンテ集
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2001年4月に劇場公開された「バンパイアハンターＤ」（原作：菊地秀行）の絵コンテ集。その他、各登場人物の設定や背景集などが収録されている。川尻善昭監督の手による絵コンテの絵柄は、劇場版とはまた違った魅力にあふれている。
また、本書を読めば分かるが、絵コンテの段階と実際の映画ではセリフやシーンのいくつかが変わったり、追加・カットされている部分がある。映画では若干未消化だった部分も、これを読めば「バンパイアハンターＤ」の世界をさらに深く理解できると思う。
くたばれ！チープなウェブサイト
2001/05/04 14:36
クールなサイトをめざせ！
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著者の２人が実例をまじえて良いウェブサイト（クールなサイト）と悪いウェブサイト（チープなサイト）を説明してくれる。言葉づかいは一見悪く見えるが、具体的に悪い点を指摘するので、わかりやすい。
この本を読んで、自分のサイトを見直してみると、なぜ自分のサイトに来る人が少ないのかが分かってくる。著者のきつい言葉は愛のムチだと思って、素直に何度も読み返してみよう。そうすれば、きっとあなたもクールなサイトが作れるはずだ。
笑う大天使 ３ （花とゆめＣＯＭＩＣＳ）
2001/04/28 19:20
猫かぶり３人娘の行く末は…？
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川原泉のマンガの中でもっとも人気の高い、「笑う大天使（ミカエル）」。１、２巻では、天下のお嬢様学校、聖ミカエル学園に通う猫かぶり３人娘（和音、柚子、文緒）のお嬢様になりきれない生活ぶりを描いていた。３巻はこの３人をそれぞれ主人公にした短編を収録したオムニバス的作品。どれも川原泉独特のセンスが光っていて笑えるとともに、どこかホロリとさせられる。特に柚子を主人公にした「オペラ座の怪人」を読んだときはは泣いてしまった。でも、ラストページの卒業式の写真と３人のその後を見ると、今まで読んできてよかったと素直に思ってしまう。
まだ川原泉の本を読んでいない、もしくはどれから読めばいいか分からないという方、この３巻がいちばんのおすすめ。
グッドモーニング・ボルネオ キル・ゾーン
2001/04/18 14:15
キル・ゾーンの外伝
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「キル・ゾーン」の外伝的な物語。本編では巻が進むにつれて、物語が重くなっていくように感じるのだが、この話は１巻で終わっているし、雰囲気が暗くないのですいすい読める。「キル・ゾーン」は読んでみたいけど、話が長くてとっつきにくいという人にもおすすめ。
新・カルラ舞う！（ホラーコミックススペシャル） 18巻セット
2002/07/25 20:21
日本の社会に暗躍する呪術者に、双子の姉妹が立ち向かう！
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このマンガはもともとハロウィン（朝日ソノラマ）に
連載されていたが、その雑誌が休刊し、新・カルラ舞う
としてサスペリアに連載されている。
日本の社会に暗躍する呪術を双子の高校生、舞子・翔子が
解決していく。
彼女以外にも闇の死操人（シグルト）や、辰王など魅力的な
キャラが多く登場し、ストーリーを盛り上がらせている。
個人的には、ハロウィン時代の頃のほうが好きだったが、
こちらもけっこう面白い。
帯をギュッとね！ １４ Ｎｅｗ ｗａｖｅ ｊｕｄｏ ｃｏｍｉｃ （少年サンデーコミックス）
2001/07/12 17:56
三度目の対決、決勝リーグで勝つのはどっちだ！？
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１４巻の名シーンはやはり県大会団体戦決勝リーグで宿命のライバル巧と藤田が先鋒で勝負するところでしょう。
１巻では藤田の優勢勝ち。９巻では巧の一本勝ち。１０巻では無効試合。４度目の勝負ではいったいどちらが勝つのでしょうか？
そのほか、松原さん、別所さんなど帯ギュの中でもファンの多い女性キャラが登場することも１４巻の見どころのひとつです。
ちなみに表紙裏の４コママンガのネタは「魔女っ子メグ」と「魔法使いサリー」の替え歌。「魔女っ子メグ」の替え歌の４コママンガは永田ファン必見です。
メールマガジン・メーリングリストで思いきり売上を上げる
2001/06/01 18:28
インターネットで稼ぎたい人のために
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電子メールで届けられる雑誌、メールマガジン。一度に多くの人へメールを送ることができるメーリングリスト。
これらは、画像が少ない分軽いので、ＷＷＷと比べて手軽に見ることができる。本書ではこの利点を生かし、メールマガジン・メーリングリストで売り上げをのばすノウハウを紹介している本。その内容は、メールマガジン・メーリングリストの作り方からマスコミの上手なつきあい方まで、多岐に渡っている。
さらには、ＳＯＨＯで生計を立てたい人のためのアドバイスもあり、メーリングリストとの相乗効果でさらに稼ぎたい人はぜひ一読することをおすすめする。
身近なトラブルを「少額訴訟」で解決する本 わずかな費用、手続きも簡単！
2001/05/21 18:01
小額訴訟で簡単にトラブル解決
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通常の訴訟精度は一般人には複雑で費用がかかりすぎ、また長期化するというリスクもある。しかし平成8年に新設された「小額訴訟制度」によって、裁判はかなり身近なものになった。通常の訴訟と小額訴訟の違いは簡単に言えば次の3点。
（１）手続きが簡単
（２）1日で裁判が終了する
（３）費用が少なくてすむ
筆者は弁護士として活躍している芥川 基。本書ではその小額訴訟についてわかりやすく説明がされている。具体例も豊富。通常の訴訟にしり込みしていたり泣き寝入りしていた人も、小額訴訟を起こしてトラブルを円満解決させよう。
