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ミナさんのレビュー一覧

投稿者:ミナ

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

紙の本秘密の花園

2001/08/27 02:08

ほんわか。

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 名門男子校・私立御園高校に入学した白坂葵は、ある日、図書室でラブレターの返事らしきものを拾う。そこに書かれていたのは辛辣なまで拒否の言葉。中学時代いじめにあっていらことから自分に自信が持てない葵は、顔も知らない手紙の落とし主・三上カイルの男らしい言葉にひかれるが…。
 この作品は作者のあさぎり夕さんご自身が後書で「大仕掛けの事件がおきない普通の学園ラブストーリー」「古きよき少女マンガ」とおっしゃっている通り、本当に特に大きな事件が起きたり大どんでん返しがあったりするわけではないのですが、じんわりとしみるような温かさのある作品です。
 葵ちゃんとカイルの、端から見たら間抜けな勘違いのすれ違いなんですが、当人達は真剣に悩んで苦しんで、その誤解が解けたときの嬉しさや幸福感…。そういう普通の、でも誰もが感じる恋愛の温かさみたいなものが描かれていて、ほんわかとした読後感に浸ることができました。
 また一人一人のキャラクターが魅力的で、特に葵ちゃんの親友・一ノ関潤がとても魅力的。顔良し頭良し家は金持ち、何の不自由もなくて挫折したこともなくて他人にあまり興味もなくて面倒くさがり…。そんな潤君のたった一つの弱みが可愛い可愛い葵ちゃん…。他人のために何にもしたことないくせに葵ちゃんのためなら面倒も引き受けちゃうっ…そうゆうギャップが楽しかったです♪

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紙の本

紙の本太陽と月に抱かれて

2001/08/27 02:05

人間は一人では生きていけない

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 高校1年生の藍川朝陽はバスケ部のエース。そんな彼が恋してるのは売れっ子ヴィジュアル系ロックバンドの兄の恋人・北里美月。あさぎり夕さんの作品には珍しく、主人公の朝陽が攻めで、しかも年下攻めです。
 バスケ部のエースで身体は大人だし、たぶん同世代の子達からしたら大人っぽく見えるんだろうけど、実は兄の恋人の美月に対してすごく子供っぽい独占欲を持ってて、強引に奪って縛り付ける…。どうやっても追いつけないものがあって、だから何でも強引に自分勝手に相手を束縛する…。そんな朝陽の気持ちがよく描かれていて胸が痛くなります。
 朝陽はいつも「美月さえいれば他には何もいらない」と言っていますが、ある時「美月だけだと言いながらも、それだけではやっぱり人間、生きてはいけないんだって、なんとなく実感する。」と思います。この朝陽の独白がこの作品を象徴しているような気がします。恋愛、友情、家族愛、すべての愛について描かれていて、心にしみる作品になっています。

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紙の本

紙の本卒業までの二人

2001/08/27 02:02

すれ違う二人

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 酔った勢いで見知らぬ男と一夜を共にしてしまった南部晶。一夜限りの恋だったはずが、新しい就職先の私立御園高校で、晶はその男・深見大地と再会してしまう。しかも大地は6歳も年下の学生で…。
 主人公の晶の性格がすごく可愛いです。自分では冷静を装ってポーカーフェイスのつもりなんだけど実はバレバレ…。そのくせプライド高い女王様タイプ。わがままで相手を振りまわしてるつもりが、実は自分が振りまわされている…という本当に可愛くて愛らしい性格です。大地も大人ぶっているけど、実は「晶を一人じめしたい離したくない」という子供っぽい(というか高校生らしい)独占欲を持っていて、でも6歳も年上の晶が自分を頼りにしてくれるようになればいい、そんな大人になりたいとも思っていて…。
 二人とも相手のことを大切に思っているのに、その気持ちがかえって邪魔をして、素直に自分の気持ちを伝えられずにすれ違ってしまう。そんな二人の心のすれ違いがすごくよく描かれていて胸がしめつけられます。だからこそ最後の最後に二人が、プライドも自分の立場も相手の立場も全部すっとばして素直になろうと決心し、行動するシーンが際立って、心から二人を祝福してあげたい気持ちになるのだと思います。

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